17.鑑定してお昼を食べた
申し訳ありません、内容がとっ散らかっています。
初級ダンジョンIDC出張所の更衣室で着替え、電車で帰りながら弟に攻略の連絡をし、実家に戻ってきた。
攻略した初級ダンジョンから実家までは割と近い。
ダンジョンの退場手続きやら着替えやらをしても家に着いたのはまだ朝の十時頃だ。
「ただいまー」
「おかえりなさい、怪我はない?」
「うん、無傷」と伝えて洗面所へ。
父は今留守の様だ。
手洗いをしてる間に母がお茶を淹れてくれた。
「はぁ……ありがとう。戦闘自体は早く終わったんだけど、ちょっと緊張とかで疲れたかも」
「お疲れ様、お腹は空いてる? まだお昼には早いけど」
「……うん、まだ大丈夫かな。お父さんは?」
「散歩に出てて、ついでに買い物もお願いしたわ」
「そっか」とソファにグダァっと寄りかかり、お茶を啜る。
定年退職後の父は散歩を日課にし、家事も手伝う様になったと母が喜んでいた。
父は父で家事の大変さを知り、「母さん、大変だったんだな」と言いながらやっているとか。
この間、初めて魚を焼いたら焦がしていたと笑って母が話していた。
そんな母も洗濯を干しに外へ出たので、私は今日の獲得アイテムを鑑定する事にした。
「どれどれ……」
リビングのテーブルの上に、アイテムボックスから出した戦利品を並べる。
ついでに後で「テント」も鑑定したいので、「テント」も出しておく。
今日の攻略で手にしたのは、
・銀の延棒
・鑑定鏡
・初級ポーション 五本
まずは「鑑定鏡」を使って銀の延棒を鑑定してみた。
「鑑定鏡」は何度か貸してもらっているから使い方はわかる。
【銀の延棒 一キログラム】
【純度99.9%】
……以上?
まあ、そんなもんか。
そう言えばも魔石も同じ様な感じだったか。
次だ次。ポーションを鑑定してみる。
【初級ポーション】
【外傷用のポーションで、浅い傷・捻挫・打撲など軽度の怪我が治る】
【飲用・塗布可】
ほう、軽度の怪我ならOKね。書いてないけど火傷も怪我だから治るかな?
今度行こうと思ってるダンジョンには火を吹くモンスターがいるって書いてあったから大事だ。
ちなみに赤竜のいる上級ダンジョンへ行くつもりではない。
それにしても初級攻略だとポーションは五本のみなんだなと今更。
上級ポーションは10本だった。
上級は自分に一つ使って、家族に三本あげて手元には残り6本。
早々何回も攻略できる前提でないから本数が多いのかな?
銀の延棒とアイテムの「鑑定鏡」は初回クリア時だけだからそのダンジョンで一度しか手に入らないけど、通常クリア報酬の初級ポーションは同じダンジョンを何度攻略しても手に入る。
だからか、IDCで初級ポーションは普通に購入できた。
一応購入制限があり、一人三本までだったのでMAXの三本購入。
中級のポーションは初級ダンジョンでは販売していなかったので購入できなかったが、何故か私は元々二本持っていた。謎だ。
今回の攻略ではポーション自体使用しなかったから初級は残り八本。
モンスターから傷を受けたら初級ポーションは躊躇わず使おう。
そして最後、「テント」を鑑定してみた。
【テント(上級)】
【内部空間拡張型テント。自動組立(※生命体が室内にいる場合は解体不可)。10部屋選択可。人物入退室管理可能。リセット可。インターホン付。使用者変更可】
【使用方法:付属ボタンの押下により使用者登録開始、間取り選択等各種設定後、魔石投入により使用可能】
【必要魔石:適用間取りに則る】
すごいいっぱい書いてある。
「タワーファン」の時、こんなにいっぱい出てこなかったぞ?
必要魔石は書いてあったけど、使用方法なんて無かったはず。
そりゃ茨城の鮫島さんもびっくりするわな。
確か鮫島さんが「鑑定鏡」はダンジョンアイテムのみ鑑定できるって言ってたっけ。
「鑑定鏡」自体を鑑定できないのは残念だな。
ちなみに念のため自分の手を「鑑定鏡」で見てみたけど何もポップアップされなかった。
「ぎ、銀の延棒?」
「あ、お父さんおかえり」
「鑑定鏡」で遊んでいたら父が散歩から帰ってきた。
そして、リビングの銀の延棒にびっくりした様だ。
普通の家庭にはあまりないものね。
「ああ、ただいま。でなくてだな、それはなんだ?」
「え? 銀の延棒」
「そりゃ見りゃわかるだろう。でなくて、どうしたんだそれは?」
「ああ、ダンジョン攻略で貰えるやつだよ。売ったらいくらになるんだろう?」
「攻略で……値段はさっぱりだ。専門業者にでもみてもらいなさい」
「確かに」
私もいくらぐらいになるのか見当がつかない。
ネットで調べれば大体はわかるだろうけど、今はいいやとアイテムボックスに仕舞った。
弟は既に攻略済みだから、今度この銀をどうしたか聞いてみよう。
そして、母も外から戻ってきたのでお昼にする事に。
母がパスタを作ってくれるそうなので、私はバゲットを焼く事にした。
ただ切ってトースターに入れるだけだけど。焼いたバゲットに塩とオリーブオイルも美味しいし良いだろう。
パスタのソースをつけるのもまた美味しい。
父は手持ち無沙汰にしていたけど、座ってて良いよと言いテレビを見ている。
「じゃ、外のベランダにテント置かせてもらうね」
「あんたの部屋に置けば良いじゃ無い」
「いやあ、流石に居候感強過ぎて申し訳なくてね」
「ベランダも居候に変わり無いと思うけど?」
「……」
「その代わり、たまにお風呂に入らせてね」
ウマウマとお昼を食べながら、私の城をどこに設置するかでの話し合い。
母は「テント」のお風呂が大変気に入った様だ。
キッチンもキラキラした目で見ていたが、冷蔵庫やレンジなどの家電が使えないから残念がっていた。
ポータブル電源などの充電もさせて貰うからと結局元私が使っていた部屋に臨時で住まわせて貰う事に決まった。
流石にずっとではない。
この間の新潟アイテム旅行で味をしめてしまい、各地を巡りたい衝動がより強くなっている。
欲しいアイテムを探していると他県にある事が多かったのもある。
他県に行けば欲しいアイテムが手に入る!
ダンジョン内で過ごせば料金もかからない!
そして、観光もできる!一石三鳥だ。
だから、必要不可欠なアイテムを手に入れたら各地を巡りたいと思っている。
だからそれまでの間借り。
「テント」を持って旅立つまでの。
だけど、父も母もいつでも帰ってきなさいと言ってくれている。
住所も実は実家に移させてもらった。
だから帰る場所がある。
お金もそこそこある。
なら、日本中と言わず海外に行っても良いのでは?
海外のアイテムだってわかっている範囲ならアプリ検索が出来る。
夢が膨らみ過ぎた。
ここのところずっと、ダンジョンの中でさえそんな事を考えていた。
手始めに1番今必要な「コンパクト冷蔵庫」のアイテムを求めにさいたま中級ダンジョンへ行く予定だ。
「トゥクトゥク車」よりも先にこれは必要だろう。
次に「可動掃除機」、「縦型洗濯機」探せば探すだけ欲しいものが出てくる。
もしかしたらどこかのダンジョンで、まだ出会っていないダンジョン内ショップにも出会えるかもしれない。
私が持っている中級ポーションはそこで経験値と引き換えたのか?とも考えた。
中級ポーションは普通には手に入らないし、私自身攻略の記録もないらしいから。
ならばダンジョン内ショップで購入したと思うのが自然だ。
あれは、本当にランダムらしいからアプリやSNSをしっかりチェックした方がいいと弟から教わっている。
千葉市第三初級ダンジョンでは出会えなかった。
出会ったら絶対寄る!
なんて夢ばかり語り、さいたま中級ダンジョンへと言ったが、それよりも先に今週の予定、幼馴染の集まりを終えてからだ。
こんな我儘なこと話したら何言われるかなぁ……
稚拙な文章なのにここまでお読みくださった方々、ありがとうございます!
ブックマークもとても嬉しいです。
明日より1日1話の投稿となります。時間は夜ごろになるかと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。




