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日本全国鐵輪巡礼 ~駅夫と羅針の珍道中~  作者: 劉白雨
第拾伍話 日本橋駅 (東京都)
159/181

拾伍之拾伍


 日本橋橋梁を見て廻った旅寝駅夫と星路羅針、平櫻佳音の三人は、中央通りを折り返して三越百貨店のある室町方面へと向かって歩き出した。


 目的地であるコレド室町は中央通り沿いにあった。

 建物は、良く見るただの高層ビルだが、入り口などに暖簾が掛かっているのが不思議な感じである。


「このコレド室町は官民一体で再開発された商業施設で、日本橋地区の再振興にと計画された再開発事業らしいね。」

 羅針が説明する。

「へえ、なるほどね。……そもそも、コレドってどういう意味なんだ。」

 駅夫が聞く。

「コレドは、英語のコア(core)と江戸《Edo》を組み合わせて造られた造語らしいよ。江戸時代に商業の中心だった日本橋を、再び商業の核にしたいっていう想いが込められてるらしいね。」

 羅針が説明する。

「なるほど、コアドじゃなくてコレドなんだ。……一頃はこの辺りも閑散としてたからね。再振興という気持ちは分からなくはないけど、そう上手くいくもんなのか。」

 駅夫がこれまで、自分の商売で見てきた日本橋界隈のことを言っているのだろう。

「確かに、そう一朝一夕で賑やかになる訳じゃない。地道な努力が必要なのは確かだね。箱物が上手くいくかどうかは、中身のソフトがどうかってことだろ。

 ソフトが受け入れられなければ、どんなに立派な箱物を造っても、すぐに廃れてしまう。そんなのはこれまでも枚挙に暇がないじゃん。

 ここが果たして上手くいくかどうかは、分からないけど、平日の昼間にこれだけ人がいるんだから、上手くいってる方なんじゃないかな。」

 羅針がそう言って、辺りを見渡す。そこには、日本人だけでなく、外国人の姿も多く見られ、建物の中へと吸い込まれるように入っていく。認知度はそれなりにあるのだろう。

 今回、日本橋のお勧め観光地を検索した時にも、上位に出てきたぐらいであるので、羅針はこの商業施設の本気度のようなものを見た気がしていたが、実際に来てみて、その一端を入り口に立っただけで感じることが出来た。


「そうだな。上手くいってるかどうか、俺たちが確かめてやろうじゃないか。」

 駅夫が偉そうに言う。

「ドンだけ上から目線なんだよ。」

 羅針が呆れたように言う。

「そりゃ、俺様だからな。」

 そう言って駅夫は偉そうに、ガハハハハと笑う。

「それじゃ、お前のお手並みを拝見しようじゃないか。」

 羅針が呆れたように言う。

「おう。任しとけ。」

 そう言って、駅夫が拳で自分の胸を叩く。


 三人は、巨大な暖簾が下がった入り口を抜けて、建物の中に入っていった。

 一歩中に入ると、和風を装った外観とは裏腹に、どこか見慣れた都市型商業施設の空気が広がっていた

 飲食店などのテナントが入り、パッと見た感じデパートや百貨店のレストラン街と言った感じである。中には間口が広く取られていて、そこでは雑貨や洋服、食品などが販売されていたし、全国展開の店もチラホラ見られた。


 三人は一階一階、一棟一棟、物見遊山的に見て廻った。

「結構、色々と揃っているんだな。」

 駅夫が言う。

「ああ、和食や和雑貨ばかりが揃っているのかと思ったら、結構、海外の物も扱ってるしな。」

 羅針が言う。

「そうですね。こんな感じだとは全然思いませんでした。」

 平櫻も話に入る。

「だよね。もっと日本推しを前面に出してくるのかと思ってた。入り口の暖簾と言いさ。」

 駅夫も言う。

「確かにそうですよね。あの暖簾には騙されました。」

 平櫻はそう言って笑う。

「ホントそう。」

 駅夫も応じて笑う。

「四棟もあるからな。和物ばっかりじゃネタ不足なんだろうな。」

 羅針が真剣な顔をして言う。

「そうだな。」

「そうですね。」

 駅夫と平櫻は、真面目に答えた羅針を見て、互いに顔を見合わせた。


 三人はそんなことを熟々話ながら、見て廻る。

 階毎にコンセプトがあるのか分からないが、廊下の内装や調度品、床の模様なども階毎に異なり、そのあたりは普通のデパートや百貨店にはあまり見られないような気がした。


 施設内には、劇場や映画館、全国チェーンの雑貨店や書店に旅行会社、更に郵便局、銀行、証券会社なども入っていた。

「やはり、観光一辺倒ではなくて、こういった店も入ってるんだな。」

 駅夫が言う。

「商業施設としては、そうしないと集客出来ないからだろ。ある程度リピーターは必要だし、こういう店は周囲のビジネスパーソンを取り込む狙いもあるだろうからな。」

 羅針が言う。

「そういう風に考えるんですね。」

 平櫻は感心したように言う。

「結局、商売ってさ、如何に人に受け入れて貰えるかなんだよ。

 いくら良い物揃えたって、誰にも見向きもされなかったら、それは商売失敗なんだよね。それなら、そこそこの物を宣伝力に物言わせて売った方が何倍もマシって話になるんだよ。」

 駅夫が口を挟む。

「宣伝力ですか。」

 平櫻が聞く。

「そう。つまり、商売って結局なんだかんだ言っても宣伝力なんだよ。宣伝力がなければ商売にならないからね。

 たとえば、こういう箱物商売でいえば、誰に訴求するかってのが非常に大事なんだけど、コンセプトに合わないものも清濁併せ持つって気持ちでやらないと、結局息切れしちゃうんだよ。」

「息切れですか。つまり、商売にならないってことですか。」

 平櫻が確認する。

「そういうこと。ここのコンセプトが日本橋を商売の核にってことで、和を中心に据えているんだろうけど、それだけじゃ商売にならないでしょ。だから海外のものを置いたり、日常生活に必要なものを置いたりして、足を運んで貰うようにするんだよね。

 そうすれば、自分たちが売りたい物を目にして貰えるし、もしかしたら購買に繋がるかも知れない。もし、その人が買わなくても、その後ろには、家族、友人、知人、あるいは取引先なんかがあったりするからね。」

「日本橋に勤めてらっしゃる方々なら、その訴求力も計り知れないでしょうね。」

 平櫻はなるほどなと感心する。

「そう、そのとおり。口コミって大きいからね。ましてや日本橋に勤めてます、なんて人の口コミは、そりゃ信用度も爆上がりでしょ。」

「そうですね。確かに、爆上がりですね。」

 なるほど、ヒューマンパスの社長である旅寝は流石だなと思い、平櫻はそう言って感心頻りで、笑顔になる。


 30分以上掛けて四棟を見て廻った三人は、昼飯の算段に漸く移った。

「ざっと見て廻ったけど、結局、どこで食べる。」

 駅夫が言う。

「めぼしい店がなかったからな。」

 羅針が応える。

「日本橋と言ったら何がお勧めなんですか。郷土料理って感じじゃないと思うんですけど。」

 平櫻が尋ねる。

「日本橋が、と言うか、この辺りだと江戸前物って感じでしょうね。」

 羅針が応える。

「江戸前っていうと寿司か。」

 駅夫が言う。

「寿司もそうだけど、蒲焼き、蕎麦、天麩羅なんかも江戸前って付くものがあるし、もっと言えば、おでんも江戸で生まれた物だし、銀座発祥の洋食だって東京の郷土料理と言えば、言えなくもないぞ。」

 羅針が答える。

「結構江戸の食べ物ってあるんですね。」

 平櫻が言う。

「そうですね。一応経済、文化の中心でしたし、街造りを一から始めた江戸は、全国から職人が集まっていたということもあり、単身男性が多いせいか、外食産業が発展したというのも大きいでしょうね。」

 羅針が説明する。

「なるほど。言われてみればそういうことなんですね。」

 平櫻は納得する。


「で、江戸前にするのか。」

 駅夫が痺れを切らしたように聞く。

「そうだな。一応ルールとしては、郷土料理を、だからな。」

 羅針が言う。

「それなら、穴子飯はどうですか。」

 平櫻が提案する。

「穴子か。穴子って江戸前なのか。穴子と言えば広島じゃん。この前広島の穴子弁当食ったし。あれは美味かったな。」

 長崎から新潟の下条駅に向かう途中、広島駅で乗り換えた時に買ったのが穴子飯の弁当で、それを駅夫は言っているのだ。思い出して、今にも涎が垂れそうな表情である。

「ああ、そう言えば広島の穴子飯も食ったな。だけど、江戸前穴子も有名だぞ。栄養豊富で脂の載りも良くて美味いって話だ。」

「そうなのか。広島は綺麗で、豊かな海って感じがするけど、東京湾ってそんなイメージ無いじゃん。確かに今は綺麗になったし、江戸時代はそりゃ綺麗だったかも知れないけど。」

 子供の頃から見ている東京湾は、とても食べられるような魚介類が獲れるイメージがなくて、駅夫は江戸前とは名ばかりのものだと感じていて、思わず首を捻る。


「確かに、広島はほら、牡蠣の養殖が盛んで、その牡蠣が排出する泥が小魚や甲殻類の生息地を支えているから、穴子にとっては良い餌場になっている。餌が豊富だから穴子の身も美味くなるって寸法だ。」

「だろ、江戸前が美味いって話にならねえじゃん。」

「それが、そうとも言えないんだよ。東京湾が汚くなった原因の一つに、生活排水、工業廃水の垂れ流しがあっただろ、その要因は、多摩川、荒川、江戸川など大小様々な河川が注ぎ込んでいるからなんだ。つまり、川に何かを垂れ流せば、それが東京湾に集まるってことは、当然栄養豊富な水も大量に注ぎ込むってことだ。」

「と言うことは、つまり、栄養豊富な土壌が作られるって訳か。」

「そういうこと。まあ、いつものとおり……。」

「諸説ありだな。」

 駅夫と羅針は声を揃えてそう言って、二人して笑う。


「そういうことなら、一つ味わってみるか。」

 羅針の説明を聞いて、駅夫は乗り気になる。

「じゃ、その穴子屋で良いな。」羅針は二人が頷くのを見て、早速店に連絡を入れて、席の予約をする。「……予約は出来ないけど、今なら席は空いてるって。撮影も大丈夫です。但し他の人は写さないように、ということだそうです。」

 羅針は、駅夫に席があることを伝えると、平櫻が気になっていた撮影のことも聞いていた。

「それじゃ、席が取られないうちに行こうか。」

 駅夫がそう言って、穴子屋に向けて歩き始めた。


 どこか老舗感漂う店構えの穴子飯屋に着き、羅針が先程電話した者だと伝え、対応の礼を言うと、四人掛けのテーブル席に通された。

 狭い店内で席数は限られているためか、カウンター席はほぼ埋まっていた。テイクアウトを店の前の椅子で食べている人もいて、人気の程が窺える。


 早速、メニューを開くと〔箱めし〕とあり、これが穴子飯のことで大中小と揃っていた。重箱に入ってるから箱飯なのかと結論づけ、三人とも大箱を注文した。

 箱めしには煮上げと焼き上げの二種類あって、三人とも両方楽しめる合い載せを注文した。

 更に、平櫻は追加で穴子ちらしも注文していた。

「すみません。いつも自分だけ。」

 平櫻はすまなそうに言う。

「良いんだよ。そんなこと気にしないで。沢山食べる女の子はおじさんたちの好物なんだから。」

 駅夫が冗談めかして言う。

「だから、それセクハラだからな。」

 羅針が駅夫を窘める。

「良いんですよ。そう言って貰えると嬉しいですし。」

 そう言って平櫻は微笑んでいる。

「それなら、良いんですが。なんか梯子を外された気分です。」

 羅針が振り上げた拳を降ろすように、窘めるのを止めた。

「そんなつもりはないですよ。星路さんの気遣いも嬉しいですから。ありがとうございます。」

 平櫻はそう言って羅針にも微笑む。

 羅針は、何かを言いかけたが、気恥ずかしくて、気まずくなって止めた。


「お待たせしました。箱めしの大箱です。ちらしはもう少々お待ちください。すぐにお持ちします。」

 店員がそう言って料理を運んできたところで、話は中断となり、羅針が何を言おうとしたか、平櫻は聞きそびれてしまった。

「ほら、食べようぜ。いただきます。」

 駅夫がそう言って手を合わせ、早速重箱の蓋を開ける。そこには大きな焼き穴子と煮穴子が重箱一杯に仲良く並んでいた。立ち上がる湯気には、香ばしい匂いが纏わり付き、あたりに漂っていった。


「……美味い。」

 駅夫は一口食べると、開口一番唸るように言う。

「ええ、確かに美味しいです。焼き加減も絶妙で、香ばしさと身のふわふわ感が丁度良いですね。」

 平櫻も美味しそうに言う。

「そうですね。この焼き上げの香ばしさは鰻よりあっさりしていてヘルシー感もあるし、こちらの煮上げはふわふわ感が増していて食感が良いですね。脂の載りも良いし、確かに美味しいですね。」

 羅針もそう言って舌鼓を打つ。


 そうこうしているうちに、すぐにちらしが届いた。

「穴子と他の具材との調和が素晴らしいですね。穴子はもちろん、具材一つ一つが丁寧に仕込みがされていて、本当に美味しいです。」

 平櫻は届いたちらしを一口食べて、感想を述べる。穴子ちらしには魚介や野菜が煮穴子と一緒にちらされたちらし寿司で、見た目にも鮮やかだが、味も良いようだ。


 箱めしは三段階に渡って楽しめる。最初はそのままいただき、次に薬味をのせて味変をし、最後は出汁を掛けてお茶漬け風にしていただく。

 穴子ちらしも同様にお茶漬け風にしていただくことも出来るようだ。


「ひつまぶしにしても、穴子飯にしても、こうやって味変が出来るのが嬉しいし、楽しいよな。」

 駅夫がおろし金にすられていた柚子を載せながら言う。

「だな。このまま全部食べるのも良いけど、折角なら色々と楽しみたいもんな。」

 羅針がそう言って頷く。

「食感も変わりますからね。色々楽しめるのは確かに嬉しいですね。」

 平櫻も同意する。


「ところで、これが江戸前の穴子なのか。おれには広島野と違いが良く分からないな。もちろん美味いは美味いけど。」

 駅夫が首を捻って言う。

「そうだな。江戸前と言っても、天然で獲れるのはごく僅かだろうし、これが江戸前で獲れたものかまでは分からないからな。もしかしたら、広島産だったりしてな。」

 羅針がそう言って笑う。

「なんだよ。それ詐欺じゃん。美味いから良いけどさ。」

 駅夫が羅針を詰る。

「今は日本全国のものがどこでも頂けますからね。ましてや、この建物はそう言う今世部だったんですから、さもありなんですね。」

 そう言って平櫻が笑う。

「そうですよね。」

 羅針も頷いて笑う。

「なんだよ。江戸前だって言うから、穴子にしたのに。それじゃ、次こそ正真正銘江戸前で獲れた穴子を食べに行くからな。忘れるなよ。」

 駅夫がそう言って念を押す。

「分かった分かった。これが江戸前だと思って食べてれば幸せだったのに……。」

 羅針が余計な一言を言う。

「何?」

 耳聡く駅夫が聞く。

「いや、何でもないよ。」

 そう誤魔化して、恍ける。


 結局、最後までペロリと平らげた三人は、満足顔で、出されたお茶をいただいた。席数も少ないので、あまりの長居は迷惑になるので、お茶で口直しをした三人は、会計を済ませ、お礼を言った。

「すみません。この穴子はどこ産のものですか。」

 羅針がついでに尋ねる。

「ウチは全国で一番旬のものを使っているんです。今日のは、江戸前ですね。しば漁港で水揚げされたものを使ってます。小柴の穴子って言って、良い穴子が多いんですよ。」

 店員が丁寧に教えてくれた。

「柴漁港って、神奈川県の金沢区にある漁港ですよね。」

 羅針が確認する。

「そう、そうですね。よくご存知ですね。って有名ですもんね。」

 そう言って店員は照れたように笑う。

「そうですね。美味しい魚介類が獲れることでも有名ですもんね。詳しく教えていただきありがとうございました。ごちそうさまでした。」

 羅針はそう言って、店員にお礼を言い、店を出た。


「駅夫、良かったな。江戸前の穴子だったよ。」

 羅針が店を出るなりそう言って駅夫に言う。

「そうか。なんだ、それなら一安心だ。」

 駅夫が胸を撫で下ろしたように言う。

「一番旬のものを使ってるらしくて、この時期は丁度江戸前なんだって。だから、時期がずれたら、それこそ広島の穴子にあたってたかも知れないな。」

 羅針はそう言って笑う。

「まあ、運が良かったってことで。」

 駅夫もそう言って笑う。


「さて、この後どうする。」

 駅夫が一頻り笑った後、羅針に聞く。

「そうだな。一通り見て廻ったことだし、他を散策しても良いし、喫茶店かどこかでゆっくりするのも良いし。平櫻さんはどうしますか。どこか行きたいところがあれば、そこに向かっても良いですし。」

 羅針が平櫻に聞く。

「日本橋界隈ですよね。主だったところは昨日見て廻ったので、特にはないんですよね。東京タワーとか、スカイツリーなんかは場所が違いますもんね。私が知っている場所は全部日本橋以外ですから。」

 平櫻が提案出来なくてすまなそうにしている。

「平櫻さんは、東京タワーやスカイツリーは登ったことあるの?」

 駅夫が聞く。

「東京タワーは登りました。随分前になりますけど、始めて東京に来た時に、真っ先に行きましたから。ただ、スカイツリーはまだですね。」

 平櫻が答える。

「じゃあさ、行くとこないし、スカイツリー行かないか。」

 駅夫が言う。

「良いのか。ルールは。」

 羅針が聞く。

「良いよ。日本橋は流石に今更って感じだし、折角の機会だし、スカイツリーに行こう。」

 駅夫がそう言ってスカイツリー行きを推す。

「良いんですか?」

 平櫻が念を押すように聞く。

「良いって。俺も登ったことないし。お前は?」

 駅夫はそう言って羅針に聞く。

「俺も登ったことはないな。」

 羅針が答える。

「じゃ、決まりだな。そうと決まったら急ごうぜ。」

 駅夫の一言で、三人は東京スカイツリーへと向けて移動を始めた。




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