『プレスマンを盗んだイタチ』
村人たちにイタチが捕まりました。村人たちはイタチを水で溺れさせて殺そうとしましたが、イタチがやけに抵抗しますので、王様のもとへ引き出されました。
イタチは、
「王様、私は日ごろ、ネズミや害虫を捕まえて、人間の役になっています。それなのに、この者たちは、私を殺そうとするのです。どうかこの者たちを罰してください」、と言いました。
村人たちは、
「王様、このイタチは、家の中の食べ物や、鶏を食い荒らす悪いやつです。この間は、プレスマンを盗みました。このイタチこそ罰してください」、と言いました。
王様は、最後の、プレスマンを盗んだという部分についてのみ、イタチを罰しました。
教訓:もちろん、ちゃんと調べた上で、である。言い分だけで罰してはけない。