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愛するというコト




好きになるというコト



それは誰かの方を向くというコト



愛するというコト



それは何かを与えるというコト





あんなことがあった今でも


俺は本気でそう想っている







愛されるというコト


与えられるというコト



愛されたいというコト


与えて欲しいというコト






俺は何も与えてはいなかった


多くのものを 与えて欲しいと希い


与えられなくなるのが怖くて恐くて


夢にもみて






あの頃の俺は勘違いをしていた


何も与えず 多くのものを奪い


想いは簡単には口にしないと格好をつけて


今想えば彼女の気持ちも推し量らずに


強引に唇をかさねた





それでいて愛しているのだと


与えているのだと


馬鹿の一つ覚えのように何度も自分にいいきかせていた




今でも俺は彼女に申し訳なくて 情けなくて 恥ずかしくて 


めをあわせることさえもはばかられる



与えていると想いこみ奪っていた



夢だったなどと


別れ際に自分にいいわけさえしていた



そんな自分が今でも悔しくてたまらない



いくら謝っても謝りきれない









でも





悔やめてよかったともおもっている





後悔のできる自分で・・・








きづけば俺はもう誰も本気で人を愛せなくなっていた









一瞬、好きになっても


何も与えられないかも知れないから、と


向き合うこともできなくなっていた










だけど心に決めているんだ








次に





次に愛する人には



必ず何かを



与えてあげようと。








今の自分を



未来の自分はどうおもうのか



そのときには大人になっているのか



それがとても



とても楽しみです

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