episode8~パワハラ~
とある日の事だった。会社の男性社員が男性課長に酷い叱責を受けていた。課長が机を叩き
課長「どういうことだ!」
社員は少し涙目になりながらも謝りながら頭を下げる。課長は立ち上がり
課長「いいか。この取引先は一番社長も気合を入れていた会社なんだ。でもお前は何だ。取引先に抗議の電話だと。そのせいで取引は中止。一体どうしてくれるんだ!」
社員は至って冷静に
社員「ですが、あの会社は我々との契約とは完璧な違反をしたので、こちらから抗議をしただけです」
課長の怒りはヒートアップし
課長「それが余計だと言っているんだ!いいか、お前はたった一個の違反と契約が無くなって会社の危機が及ぶんで、この社員全員に迷惑がかかるのとどっちがいいんだ!」
社員は少し強気になって
社員「それは当然、違反に決まってます!」
課長「なんだと」
すると課長が社員を肩をつかもうとする。するとそれを振りほどいて社員は課長の蹴り上げる。
意外なことに少し驚きながら、痛みに堪える課長。
課長「お前」
課長はまた社員の肩を叩こうとする。
するとまた振りほどかれて、今度はビンタをされる課長。なんのことか分からずに戸惑いながら
課長「ちょっと待て。なんかおかしくないか?」
社員「いや、暴力を振ろうとする課長が悪いんですよ」
課長「それは分かってる。でもただ暴力じゃなくない?」
社員「完璧な暴力です。謝罪してください」
課長「は?」
社員の一言に少し驚きながら動揺するが、あまりにも圧力な目で見る社員に
課長「謝るのか?」
社員「はい」
課長は少しふてくされながら
課長「すいません」
社員はその場を後にする。課長は全員に
課長「これって。俺が悪いんだよな」
頷く全員。課長は泣きそうになる。
課長「田舎に帰ろうかな」
~終~