episode5~タイタニックの裏側~
世紀の大事故と言われている「タイタニック号沈没事故」。それに乗船していたジャッジとローリーの恋を描いた話である。
ジャッジは凄い話し上手で気さくな男性である。他の乗客に話をしていた。
ジャッジ「まぁ俺はこの船には、あと70回は乗るだろう。1年に一回のペースで毎回チケットを偽装して乗るのだ。まぁそしたら俺は70年刑務所にいることになるんだけどな」
周りが爆笑し始める。ジャッジがその場を後にする。すると向こうに凄い綺麗な女性が歩いてきた。それがローリーでジャッジは
ジャッジ「ヘイ。一緒に恋の先端に乗らないかい」
ローリー「え?」
少しローリーが戸惑うのも、次第に笑顔になり
ローリー「いいですよ。今は夜ですよね?」
ジャッジ「え、えぇ」
ローリー「では行きましょう」
ローリーに連れられて、ジャッジは船の一番後ろに行くことにした。少しジャッジは戸惑いながらも
ジャッジ「なんで後ろなんかに?」
ローリーは何故か暗い顔になり
ローリー「私ね。もう辛いの。旦那があんな性格だし、私もうどうしていいか分からないの。だからね」
そのままローリーが柵を乗り越ようとする。そのまま飛び降りる気だ。ジャッジが慌てて止めようとする。
ジャッジ「何してるんだよ!馬鹿かあんたは」
ローリー「もう私なんか死んだって誰も悲しまないわ!」
ジャッジが飛び降りないように、服を必死につかんでいた。
ローリー「やめてよ。離してよ!」
ジャッジ「離せるわけないだろ!」
すると遠くから警備員みたいな男性が
男性「こら!何をしている!」
ジャッジ「あっ」
そのまま何故かジャッジは服を離してしまった。そのままローリーは叫び声を上げて落ちてしまった。
ジャッジ「あっどうしよう」
するとローリーは必死に這い上がってきた。
ローリー「な、なんで離すのよ。このバカ!」
ジャッジ「ご、ごめんなさい」
ローリーは柵を超えて怒りながらその場を後にした。ジャッジは呆然と見るしかなかった。
そして警備員みたいな男性が近づいてきて
男性「で、何してるんだ」
ジャッジ「えっと。人助けナンパです」
男性「ちょっと来なさい」
そのままジャッジは連れていかれたのであった。
ジャッジ「俺の何が悪かったのかな。分からんなぁ」
~終~