表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
柿崎零華のコント新作集 Season5  作者: 柿崎零華
オリジナルコント①
3/27

episode3~オレオレ詐欺~

とある日の事だった。詐欺師の男はとあるご年配の家にオレオレ詐欺を掛けるために、準備をして電話をした。

この男は一回も負けたことも捕まったこともない男で、ほぼ世間を甘く見た状況で電話をかけている部分もある。

相手が電話を出るのを待っている。すると出た音がした。声は完全にご年配の女性の声だ。


女性「もしもし」


詐欺師「あっもしもし。俺なんだけどさ。ちょっと交通事故にあってね」


女性「交通事故?あぁそれは大変だねぇ」


これはいつものパターンだと詐欺師は思い


詐欺師「それでね。相手に賠償金を払わなくちゃいけなくてね」


すると女性は少し動揺しながら


女性「賠償金?いくらなの?」


詐欺師「それが、5000万必要なんだよ」


女性「5000万?!それは大変だね」


詐欺師「そうなんだよ。実は明日にも振り込まなきゃいけなくて。ごめんね報告が遅れて」


女性「そうなんだね。それよりまず私への借金を早く返しておくれ」


詐欺師「ん?え?」


女性は何故かキレ口調な声になり


女性「あんたね。私に1000万借りといて、5000万払っておくれだと。いい加減にしなさいよ」


詐欺師は少し戸惑いながら


詐欺師「ちょっと待ってよ。俺いつそんな借金したっけ?」


女性「あんたが、会社立ち上げて私が1000万払ってあげたら、1週間後に倒産したでしょ。そん時のお金よ」


詐欺師はそいつ馬鹿だなと思いながら、どうすればいいんだと思い


詐欺師「ごめんね。じゃあそのお金どうすればいいの?」


女性「えっとね。明日までに振り込んどいて頂戴。そうしないと民事訴訟起こしますからね」


詐欺師は完全に動揺して


詐欺師「えっと。すいませんでした」


そのまま詐欺師は電話を切った。

その頃、女性は


女性「はぁ。これで詐欺の電話10回目よ。色々パターン変えなきゃね。今度は何にしようかな。息子は死んだ設定にするか。生きてるけど」




~終~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ