FAその35 【空の青に足りない。】
【インド人とウニ企画】の投稿作品、つこさん。様へのファンアートとなります。
『空の青に足りない。』
https://ncode.syosetu.com/n9017fp/
■企画作品その35■
【空の青に足りない。】
つこさん。様作
空の青に足りない。そのタイトルだけで素敵な雰囲気をもつこの作品。
足りないものはなんだろうか?その青とは?
気になる方は是非とも作品をご覧になってみてくださいね★
インド人ウニ企画作品へ贈るFAはこちらが最後の作品となります。連載形式のこちらの作品の完結を待ってからFAを考えました。
主人公はネットで知り合った『ダーシャ』というインド人の子に恋心を抱きます。しかし連絡が取れなくなりそれまでの情報からインドのナガランドという場所に赴くことに。
そこで彼女に会いたいという想いを募らせながらストーリーがすすんでいくのですが……。
さて、どのようにFAを描くかにあたって、すでにこちらの作品には素敵なFAが贈られておりましたので、また最後の送付作品という事でもあり一段とハードルが上がっておりましたw
ということで今一度作品を読み返してみて、その時に思った情景を素直に描くことに。やはり最後の辺りのシーンが印象的で切なくて、染みわたるような、でも清々しく抜けるような青色がイメージできました。
ベースとなるのは青空のグラデーション。こちらは普通にクリップスタジオにもとからある青空グラデーションを使用してます。グラデーションマップを使用して色味を変えようかとも思ったのですが、考えた末にそのままに。
昼間の青空にしては深みのある青の部分を多めにしております。昼間の空はその奥に宇宙の大きな広がりを感じられませんが、その青の奥には永遠に広がっていく宇宙があるわけで。その果てしない広がりを描きたいと思いました。けれでも夜のシーンになってしまっては困るので、丁度いいバランスでこのような感じに。
背景のグラデーションを作ったら、線画でそこに主人公の凌を描いていきます。鉛筆ブラシでサラサラと何も考えずに伏し目がちの主人公を。胸を掴んで切ない表情にするとあら不思議。薄幸の美青年にwラフの線画が綺麗にできたので、そのまま色味を変えて覆い焼き(発光)のレイヤー合成にしました。背景の色味と相まって綺麗な青色の発光になりましたね。
後は背景に大きな木の影と二人の人物の影をいれました。ラストシーンの辺りの場面です。木の合間からは木漏れ日のように光がさしております。木漏れ日というワードもこの作品のキーとなっているのですが、温かなイメージの木漏れ日は、私は普段暖色系の色味を使って表現します。しかし今回は青色が重要になってきてますので、暖色系を使うとそこだけ悪目立ちして絵の印象を壊してしまうと考え、青色の発光系で木漏れ日を表現しました。幻想的な雰囲気になったのではないかと思います。
この透き通るような青の美しい作品、ぜひともお読みになってみてくださいね。
これにてインド人とウニ企画作品へのFAは終了となりました。
この企画を通してたくさんの作品、作者様と出会うことができました。どの作品もそれぞれに個性的で面白く、または感動的な作品もあり、どれを読んでもとても楽しむことができます。その発想力、想像力、筆力は素晴らしく、それらの作品へFAを描くことができたのは自分にとってはとてもいい経験となりました。
絵に起こすのが難しい作品もあり、それに挑戦することで作品への読解力、そこから想像力を羽ばたかせ、さらにそれを表現する力が養われたと思います。この企画を通して自信もつき、またこれからの創作活動への大きな糧となったのではないかと思います。
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました<(_ _*)>
ご覧いただきありがとうございました<(_ _*)>
このFAの元となる小説作品のURLはこちらとなります。
『空の青に足りない。』
https://ncode.syosetu.com/n9017fp/
またインド人とウニ企画の参加作品の一覧は下にリンクがございますので、そちらからどうぞお読みに行ってみてくださいね★
それでは最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました!またどこかでお会いしましょう!(*´▽`*)ノシシ
さよなら、さよなら、さよなら!