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母性と赤い太陽【勇気と傲慢】


 この雑文の最後の話となると思います。


 ……そうですね。人は皆、人を嫌うことを嫌悪します。嫌な気持ちになります。


 たとえば、このような狭いコミュニティの中でさえ(文字で張り巡らされたコミュニティはアクセスが一瞬で出来るからこそ狭いと表現しました。それ以上の意図はありません、上手い表現が見つからず申し訳ない)


 出来るならば、自分が受け入れがたい意見でさえ、こうした考え方をすれば受け入れられるかもしれないよ、と老婆心から、助言を下さる方ばかりです。柔らかな優しいコミュニティの形成は、社会の良心で切望のような気もします。


 ……けれど、私は、時に思います。人と人が衝突もなく上手く会話が出来るように、先回りした老婆心は、失敗の経験を減らしてしまっているのではないだろうか、と


 勇気は、一つ間違えれば、傲慢と紙一重です。失敗を繰り返せば、繰り返すほど、人は慎重さを覚えます。


 母性は、優しさの一つの形ですが、私は、母性の捉え方を狭い視点でとらえていると感じてしまいます。母性は受け入れるだけでなく、その反面の厳しさも含むものだと私は捉えています。


 ※私は、女の為、母性を主に取り上げましたが、同じ考え方で、父性も同じように捉えています。


 私たちは、物事を狭い範囲でほんの一面的に捉えがちです。……それは、私も含めて自戒にしています。


 本当にその方のことを思うのなら、手を放すことも、必要な場合があると私は思います。


 蠟の翼を手にしたイカロスは、あまりにもうれしくて、自らの力を過信し(見事な蠟の翼の可能性を過信し)父の助言を信じずに太陽まで到達出来ると飛び続けた結果、太陽の熱で蠟の翼を溶かしてしまい、墜落死をしてしまいます。私は思うのです。父が助言をしなければ、イカロスは太陽に近づき過ぎなかったのではないだろうか、と。


 時には、助言をせず、その方の失敗を含めて見つめる辛抱強さも時には必要とされる忍耐なのではないでしょうか……?


 ……青二才が生意気を申しました、


 申し訳御座いません、


 失礼致します。

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