感想欄を閉じる
【感想についてのエッセイを読み込むうちに】
感想についてのエッセイを読み込む内に私の中に疑問点として膨らんでいったものがあります。
それは、ひどく独善的な考え方でした。
……結論から申し上げれば、私は、折角頂いたご感想やご批評を生かせるほどのものを書けていない、ということです。……今の私にはご感想もご批評も猫に小判。だから、感想欄は、閉じよう。というものでした。
ご感想とは、ご批評とは何でしょうか……?
根本は、ご感想とご批評は、自分ではない、他者のご意見である、
他者の目線で感じたそのまま想いを他者の方の言葉にのせて届けられるもの。
視点が違って当然で意見が全て重なる方が珍しいと言えるもの 読者の方と言う視点の違い。
これは、自らが満足する作品を書き公開しているのか、という問いにも重なる視点だと思います。
……つまり、自らも作品のアラに気づいた上で公開した作品である場合、頂いたご感想やご批評になんと返せば良いのでしょう?言い訳を重ねるのですか?(私が頂いたお言葉の殆どに返信を出来ないのはそういった部分で言葉が出ないところが大きいのだろうと思います)
私は、作品に、肯定的な意見を頂いても否定的な意見を頂いても言葉がなくなってしまい、返信が出来ません。
自分が書いた作品をどのように改善させればもっと良くなるのか、と、考える以前のお話です。
だから、私は、その準備が出来るまで感想欄を閉じようと思います。