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リザイア夢遊病に気づく

ヘラクレスの匂いを探ってか?隣町のヘラクレスの場所へ迷わずたどり着くリザイア

その時の彼女の姿はナイトドレスに素足だった。

リザイアは完全に焦っている。8時から大事なミーティングの予定が

あったからだ。

しかもここは隣町だし、「服も靴もない服屋も靴屋も10時位にならないと

開かない?」と言う。宿屋で言われたのである。

取り合えず「ヘラクレス君を自分はどう見つけたのだろう?」A級冒険者の

スキルをフルに使って探索したって事なのだろうか?

彼に言わせるとこの宿に迷わず来て、この部屋まで真っすぐ歩いて

きたと言うのである。

宿主にさえ何も聞かなかったというのである。

ヘラクレス君のフェロモンを嗅ぎ分ける能力が勝手に身に着いたとしか

自分でも理解できない。

彼は知ってか知らずか赤い外套を何処からか取り出した

赤い革のロングの手袋と赤のロングブーツも一緒に

「サイズが合えばいいのですが?」とはヘラクレス君

手袋は靴紐の様に編み上げになっていて各部のサイズの調節ができた

ロングブーツも編み上げが上まで着いている。

全てのサイズが彼女にぴったりである

ナイトドレスを脱ぎ外套を着るとその上から又赤のマントをかけてくれた

へら君は「僕は今日は仕事はないんですがギルマスに二泊してこいと

言われていますので」と言って見送ってくれた。

リザは自分の馬車が宿屋の前にある事に驚いた。自分で乗ってきたという

全く記憶にないのである。

取り合えずこれで8時は過ぎるが早めに帰れそうだ。

街道をひたすら馬車で快走していると突然ハイエルフが馬車に飛びついて来た

そういえばリザイアとヘラ君が捕まえたハイエルフのボス格のハイエルフが護送中に

逃げたとの報告があった

「久しぶりだねねーちゃん今日は鎧じゃないのかい」

「この馬車のにおいは忘れねえ必ず仕返しする機会があるとこの街道ぞいで

まっていたんだ」そうだ

いきなりリザを襲ってくる左腕に噛みつき伸ばした爪で胴体を

A級冒険者としてこんな危機は初めてである。

全く油断していたし、自分は今私服で鎧さえ着ていないのである

愛刀はギルドに置いてきている彼女は夢遊病をこれほど呪った事はなかった

ところが、犬歯が落ち、爪がボロボロとくだけ落ちている

ハイエルフは入れ歯の抜けたおじいちゃんの様に「ハフフファ」言っているが

何を言っているか解らない。馬車から飛びおりていった。

「何この服私の鎧より丈夫じゃない」とはリザイアさん

8時前にギルドに到着していた。マッカスさんはギルドの前で

右往左往して目が真っ赤である。寝てないのであろう。

ハイエルフに街道で武器も無しに襲われかけたというと

部隊を編制して向かってくれるとの事である

マリアさんは

「赤ずきんのコスプレしている時に狼に攫われなくて良かったわね」

と言っている

リザイアは自分の衣装が赤ずきんであった事をその時気づいた



2話目投稿です

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