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スティーブ戦記

王子になったアラン。アランの分身体であるアラン(スティーブ)はヘラクレスというあだ名を

つけられて個人ギルドエルメスに所属していた。

アランと12人の生首の続きです

マッカスはリザがおかしくなる原因がスティーブ(あだ名はヘラクレス)に

ある事は解っていた。

なので、隣街で起きた幽霊騒動の解決をヘラクレスに任せ宿代を出すから

2泊してこいと送りだした。

リザの為にも今後ヘラクレスにはこういう泊り込みの任務が増えて行くで

あろうとマッカスは考えていた。

ヘラクレスが調査に行った幽霊屋敷は結局のところ

盗賊団のアジトになっていただけだったのでアッサリ捕まえ門兵に突き出して

終わってしまった。だがしかし折角2泊の費用も貰っているのである。

隣街とは言え立ち寄った事が無かった。

2月の寒い時期で祭りも何もなかったのだが、市場に活気があってみて回る

ものがいっぱいあった。今度革製品でも持ち込んで自分も露天をだそうか

と思える程、人にあふれていた。

宿に戻り今日はゆっくり寝れると思っていると、3時に宿の前に荷馬車が

停止する音がした。

迷う事無くヘラクレスの部屋へまっすぐ向かってきてガタガタドアを開けようと

する。

ヘラクレスは誰が来るか解っていたかの様にドアを開け中に入れる

宿主が「お客さん一人部屋に連れ込みはまずいんです」と言うので

「帰りに二人分宿代払いますので」というと

満足して返っていった。

この幽霊はナイトドレスに素足でここまで来たのである。

桶に生活魔法で40度のお湯を出すと彼女をベットに座らせ足を拭いてあげる

綿で出来たナイトドレスだけでここまできたのだ

彼女が目をつむりながらガクガクふるえている

へら君は抱き枕を抱く様に彼女を抱きしめて布団に入った

まるで氷でも抱いている様な冷たさである。

4時になって動きだそうとしていたが、こんな姿で帰す訳にいかない

がっちり抱きしめて彼女の目が完全に目覚めるまでその状態でガマンした

朝7時になると彼女も完全に目を覚ました。

リザイアは自分の置かれている立場をやっと理解できた

ギルマスが「お前に夢遊病の癖がある」と言われた時は何の事かと

思っていたが初めて理解した。

一話目投稿で宜しくお願い致します。

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