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リアルな異世界・突然編!  作者: 慣 海桜
異世界転送!?・準備編!
3/22

温かい我が家

 いや待て.....確かこのゲームは相手の称号を見ることは出来ないから....自分から見せない限り俺が【魔王】だって事はまずバレない....


「とりあえず俺の命は安全ってことか.....」


 だが【魔王】を全員倒さない限りこの世界から出られないってことは....俺はもう......現実世界に......帰れないのか.....


「ちょっとそこのお兄さん」


 誰!? 何処から声が!?


「こっちじゃよ、こっち」


 振り向くとそこにはお婆さんが一人立っていた


「そこで何をしておるんじゃ?........というか顔色が悪いな、大丈夫かい?」


「あぁ、顔色は元々だから.....ちょっと道に迷って.....」


「なんじゃ、道に迷ったのか.....それじゃ帰る家はどの街にある?」


家.......


「俺の帰る家なんて...もう...何処にも...」


「なんと!? おぬし家を持ってないのか!?」


うっわ、すっげー驚いてんな.....


「持ってない、だから帰る家も....ない」


婆さんは考え込み、こちらに顔を向けた


「ならばおぬし、私の持ってる物件を貰ってくれないか?」


物件.....貰う.....?


「どういう....」


「まぁまぁ、とりあえず着いて来なさい」


 言われるがまま婆さんの後を着いていく、しばらく歩くとそこには一つの建物があった


「この物件なんじゃが」


え? 貰って.....これを!?


「....って婆さん、これ....お屋敷じゃねーか!」


 目の前にはお城並みに大きな建物が!


こんなの夢の国かUSJでしか見たことない!


「そうじゃよ屋敷じゃよ、50年以上誰も住んでない、勿論掃除も手入れもしていない、そんなアンティークみたいな屋敷で良ければ貰ってくれないか?」


えっ? いいの!? マジでいいの!?


「あ、なぁ婆さん....一様聞くけど....お金は...」

 

 婆さんはキョトンとした顔になり、その後笑顔で「いらない」と言ってくれた


「屋敷も住んでくれた方が嬉しいじゃろうからな...」


「婆さん...」


 婆さんは肩にかけてたバックから一枚の紙とペンを取り出す


「じゃあこの紙に屋敷の所有者としてサインしてくれないか?」


 誓約書みたいだな.....まぁいっか


 サイン....え~と....ここか、『コウスケ』っと


「.......うん。 これでこの屋敷はおぬしの物じゃ。」


 この城みたいにでかい屋敷が.....俺の物!


「マジで! ヤッター!...............そういや婆さんは何でこの屋敷に住まなかったんだ?」


こんなにも立派なのに


「住む訳がないじゃろ、その屋敷呪いみたいな(いわ)く付き物件じゃし」


.........え?


「昼夜問わず奇声や謎の鳴き声が響き渡り.....時には断末魔まで、もうすでに化け物の住み家って噂もあるからのぉ、そんなとこに住むなんて自殺行為じゃろ?」


化け物.....? 自殺行為....?


「建物ってのは住んでこそ意味を成すんじゃ....きっとこの屋敷も喜んどるじゃろうな。 よかったのぉ...」


「よかった? 何が? ...(いわ)く付きって何? 初耳だよ?」


「それじゃお兄さんや....屋敷を大切にな、元気に暮らすんじゃぞ....」


元気に暮らす? 何が....? え....ちょ....え? ぶっ殺すよ?


「すいません、やっぱり屋敷いらな」


「『テレポーテーション!』」


『何か』を叫んだ瞬間、一瞬青白く輝くと婆さんの姿は無くなっていた


「何だ今の...」


 突然の怪奇現象に腰から崩れ落ち、ここがゲームのファンタジー世界であることを思い出す...


「まさか...今の...魔法?」


 魔法使いが存在するこの世界の住人が【化け物】と恐れるこの屋敷には、いったい何が住んでいるのだろう...


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