事件
目をゆっくり開けるとそこに映るのは非日常の光景、まさにファンタジー
「おぉぉぉ! VRキター!」
周りを見渡してもファンタジー! 興奮が抑え切れず、胸が高鳴る!
「よっしゃー! 冒険だぁ!!」
30分後...
「結構歩いたなぁ、ここどこだ?」
森の中を探検!....と思ったが......まさか....
「迷ったな~」
探索中にモンスターに遭遇し無かったのは幸いだったけど、今のところやってること散歩なんだよなぁ…
「..............っ! 看板だ!」
森の中に看板を見つけ慌てて走る.....看板には『安眠の森』と書かれていた
「この森の名前か?...にしては物騒な名前だな....自殺の名所なのかな?」
とりあえず森の名前も分かったし、これ以上迷いたくないし、ひとまずここでログアウトして、人が多い時間帯にログインしよう....
明日も学校だしな...
「えっとログアウト...」
あれ? 反応しない
『ヤッホー! 全プレイヤー諸君! 聞こえてるかい?』
姿が見えないけど聞こえる声、これはAI? でも何で?
『自己紹介をするね! ボクはこの世界の管理人、「神」と呼んでくれ!』
神?
『今の君たちの状態を説明するね! まず一つ、君達はこの世界から出られません!』
は?
『二つ! インストールリアリティワールドの名の下に今から君達の体はリアルと同じ感覚を持ちます!』
ちょっ…
『三つ! 今いる全プレイヤーの中に数名【魔王】という称号を与えられた者達が居ます! この世界を出たければ、そのプレイヤー達を一人残らず殺しちゃって下さい!』
何を言ってんだコイツは…
『以上が「神」であるボクから伝言だよ! また何かあったら報告するから! じゃあゲームを楽しんでね~!』
............え?何?ほんとにあのAIどっか行ったの?
「ふざけんな! ふざ....ん? 何だ急に」
メールボックスに一つメッセージが送られてきてる
「え~と…『おめでとう! 君は数居る【魔王】の一人に選ばれた! これからどうするかは君次第だ! 頑張ってね!』って....」
オイ!オイ!オイ!オイ!
「メニューから称号へ...............あ~ざけんな...クソッ!」
あったよ、新しく追加された称号....【魔王】
頑張ります、お願いします