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リアルな異世界・突然編!  作者: 慣 海桜
異世界転送!?・準備編!
2/22

事件

目をゆっくり開けるとそこに映るのは非日常の光景、まさにファンタジー


「おぉぉぉ! VRキター!」


周りを見渡してもファンタジー! 興奮が抑え切れず、胸が高鳴る!


「よっしゃー! 冒険だぁ!!」


30分後...


「結構歩いたなぁ、ここどこだ?」


森の中を探検!....と思ったが......まさか....


「迷ったな~」


 探索中にモンスターに遭遇し無かったのは(さいわ)いだったけど、今のところやってること散歩なんだよなぁ…


「..............っ! 看板だ!」


 森の中に看板を見つけ慌てて走る.....看板には『安眠の森』と書かれていた


「この森の名前か?...にしては物騒な名前だな....自殺の名所なのかな?」


 とりあえず森の名前も分かったし、これ以上迷いたくないし、ひとまずここでログアウトして、人が多い時間帯にログインしよう....


明日も学校だしな...


「えっとログアウト...」


あれ? 反応しない


『ヤッホー! 全プレイヤー諸君! 聞こえてるかい?』


姿が見えないけど聞こえる声、これはAI? でも何で?


『自己紹介をするね! ボクはこの世界の管理人、「神」と呼んでくれ!』


神?


『今の君たちの状態を説明するね! まず一つ、君達はこの世界から出られません!』


は?


『二つ! インストールリアリティワールドの名の下に今から君達の体はリアルと同じ感覚を持ちます!』


ちょっ…


『三つ! 今いる全プレイヤーの中に数名【魔王】という称号を与えられた者達が居ます! この世界を出たければ、そのプレイヤー達を一人残らず殺しちゃって下さい!』


何を言ってんだコイツは…


『以上が「神」であるボクから伝言だよ! また何かあったら報告するから! じゃあゲームを楽しんでね~!』


............え?何?ほんとにあのAIどっか行ったの?


「ふざけんな! ふざ....ん? 何だ急に」


メールボックスに一つメッセージが送られてきてる


「え~と…『おめでとう! 君は数居る【魔王】の一人に選ばれた! これからどうするかは君次第だ! 頑張ってね!』って....」


オイ!オイ!オイ!オイ!


「メニューから称号へ...............あ~ざけんな...クソッ!」


あったよ、新しく追加された称号....【魔王】

頑張ります、お願いします

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