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多難領主と椿の精  作者: 春紫苑
第九章
274/515

領主の妻

 アギー公爵様への挨拶も済ませぬまま、不敬すら分かっていて逃げ出した。

 サヤの手を引き会場の端の端、露台にまで逃げて、俺は大きく息を吐く。

 バレてないよな……バレてたらどうしよう⁉︎ だけどあそこで俺にできることは、あれが精一杯だった。

 おかしな言動は無かったはずだ。はい、いいえで答えられる質問に関しては、ああするしかなかったし、あれで良かったはず……だから、大丈夫のはず、大丈夫でないと困る!


「レイ、どないしたん? 先程の方、レイに何か、酷いことをした人?」


 ずっと引っ張ってきていたサヤが、露台にしがみついて荒い息を吐く俺を心配して、そんなことを言う。

 それでようやっと、サヤのことを意識した。逃げるのに必死で、彼女のことを全く、考慮していなかった。


「っ! あ、違う! ごめん、違うから、大丈夫。……そういうのじゃなくて……良い、人なんだよ。きっと。

 だけど俺は…………いや、俺が一方的に、あの人を苦手だと、思っているだけなんだ……。

 それと不意打ちすぎて…………ちょっと気持ちの整理が、追いつかなくて……。

 彼の方、異国に遊学されていたはずなんだ。

 まさか戻ってらっしゃるなんて、かけらも、想像してなくて……」


 説明しながら、自分の失態に嫌気がさした。

 あああぁぁ、あれじゃ、何か隠し事してるって絶対バレてる。

 一時帰国しているだけなら良いんだけどな……極力顔を合わせたくない。下手をしたら、獣人のこととかサヤのこととか全部読まれてしまいそうで怖い。


 項垂れて溜息を吐く俺をどう思ったのか、サヤが心配そうに身を寄せてきて、背中をそっと摩ってくれた。

 不安そうな瞳で俺の顔を覗き込んでくるから、大丈夫だよと、なんとか笑顔を作る。

 ……うん。起こってしまったことは、仕方がない。

 それにこんな風にしてたんじゃ、サヤが不安になってしまうよな。

 身を起こして、深く深呼吸して、気持ちを落ち着けることに努めた。冷たい空気が肺に満ちて、混乱していた頭も冷やしてくれる。


「……彼の方は……グラヴィスハイド様は、学舎にいた時に、お世話になっていた方だよ。

 普段は全く関わらないのだけど、姫様の影をした時だけは、姫様役の俺を、補佐してくれる役割で……」


 病弱な兄に付き合わされて、一緒に会に参加させられている弟を演じていたのだ。

 彼の方は、アギーの中でも結構特殊というか、変わった方で……。


「浮世離れしている? そう表現するしかないと思うんだよな……。

 人当たりは良いし、別段荒っぽいわけでもないし……あれだけ異様なのに、これといって目立つ人でもないんだ」

「……異様?」

「あっ、……ご、ごめん…………。

 異様……というか、俺にとっては、そうだったというか……なんかもう、ほんと不思議すぎる人でね……」


 あの方と一緒にいると、俺は言葉を必要とされなかった。

 不安を感じれば、それを口にするまでもなく、的確に処理された。

 あれは誰だろう……と考えれば、どこの家の誰だと教えてくれた。

 こちらに敵意を抱いている人には、俺より先に気付いていたし、俺の感覚や読みが間違ってないことを教えてくれた。

 俺の読みを読んで、それが正しいことを、俺が不安を口にする前に、教えてくれたのだ……。


「全部を、先読みされるんだ……。まるで、心の全てが包み隠さず見られているみたいに。

 気のせいとかじゃなく、本当に全部……。

 マルは、膨大な情報量の中で正解を導き出す。相手の反応すら情報として処理をして、相手の性格とかまで考慮した分析をする。あれはあれで異様なんだけど……だけどあの人は違うんだ。絶対に違う……。

 そういうのじゃない何かで、周りを……そう、空気を、読んでいるとしか、言い表せない……。

 さっきだって、敵意を感じたって言ってたろう?

 あれは、あの人がサヤのことを読み解いてしまうのじゃないかって、俺が警戒してしまったんだ。

 何をもってあの人がそれをしているのかが、俺には未だに、全然分からない……だから、サヤに触れさせたくなかった。触れてほしくもなかった。

 でもそう考えることがあの人には見えるって分かってるから、慌ててその思考を止めたのに……それでも見られてた……」


 だから、公爵家の者が、男爵家に挨拶……左手小指への口づけなど、しなくて良いと分かっているにもかかわらず、ああして悪戯を仕掛けてきた。

 俺が、サヤに触れてほしくないと思ったことを、読み取って……。

 俺が、前と違うと、言った……。

 ほんのひと目見ただけで……今の俺と、過去の俺が違うと、言った。


「グラヴィスハイド様とは、彼の方の卒業を最後に、縁が切れていたから、それ以後は全く接点が無くて。

 後で、クリスタ様より異国へ遊学したと聞いたのが、最後だったんだ……」


 それがもう何年前だ? 確か……五年?

 その時間差すら、彼の方の中には無い様子だった。


「あの人は……基本的に、特定の人物への執着を見せない……。人物どころか、政治的なことにも、勉学にも、さして関心が無いかな。

 だのに、どういうわけか俺のことをはじめ、気に入ってくれていて……だけど途中で、多分……他と同じになったんだ。

 別に、怒らせたとかでもなく、嫌われたというわけでもなく……急にそうなったと、感じた。

 俺がそれを認識していることも当然ご存知だよ。

 だけどきっと、それにも興味が無い。会えば態度だって変わらないのだと、分かっていたけど……本当にそうだったな」


 周りがどう思おうが、どうでも良いと思っている。でも、それを外には一切漏らさない。

 人当たりは柔らかく、ああして違和感もなく笑顔を振りまく。冗談も言うし、悪戯もする。

 彼の方の異様さを感じている人はどうやら少ないらしく、きっと俺が感じている違和感は、殆ど誰にも通じないだろう。

 あぁ、こうすれば人との摩擦を招かないのだなと、俺は彼の方を見て学んだようなものだ……。とは言っても……俺は彼の方ほど、上手くできなかったのだけど。


「……多分、これを感じてたり、知ってたりする人も、ほんと少ないのだと思う……。

 サヤだって、なんとも思わなかったろう?」

「……普通の、人としか……」

「うん。そうなんだよな。本当に、普通の人なんだ……」


 リヴィ様も、アギー公爵様も……いや、アギー公爵様は分からないな……彼の方も色々、読めないことが多い人だし……。

 でもそんな感じで、何かを期待されていたであろう俺は、彼の方の期待に応えられなかったのだということだけは、何の説明も無いけれど、理解していたから……いつの間にやら、苦手意識ばかりが育ってしまった。


「……彼の方には、近付かないよう、気を付けよう。ハインのことや、拠点村のこと……色々、見られては困ることが増えてるし。

 だからサヤ、彼の方の音を拾ったら、直ぐに教えてくれる? 極力逃げよう。サヤのことだって、読んでくるかもしれないから……」

「はい……」

「……そんな顔しなくても大丈夫。

 彼の方はもう俺には特に興味無いし、政治的なことにもかかわらないって言ったろう?

 人間観察自体は嫌いじゃないみたいで、こういう人が集まる場にはちょくちょく出てくるけど、それだけだよ。

 こちらから絡まなければ、きっと何もしてこないから」


 そう言うと、サヤは、はい。と、今一度頷いた。

 その途端、ふるりと身を震わせて、耳飾の垂れ下がった部分がぶつかって、チリリと音を立てて……彼女が屋外に出るような格好ではなかったことに、今更気付いてしまった。


「ご、ごめん! 上着貸そうか⁉︎」

「いえ、大丈夫です。それよりも、中に戻りましょう?」

「そ、そうだね。うん……そうだった」


 サヤの肩を抱いて、慌てて中に向かう。

 風邪を引いてしまっては大変だ。せっかくやっと戻ってきた体型が、またガリガリになったら困る。


 だけど……。

 俺が、彼の方の本質を知っているということを、彼の方は理解している。

 それが、妙なところに繋がらなければ良いのだけど……。


 一抹の不安は残っていたものの、俺はそれを、頭から振り払った。



 ◆



 それからほどなくして、父上とヴァイデンフェラー男爵様を見つけた。


「よぅご両人! どこにしけ込んでいたのだ! 全く見かけなかったではないか!」


 しっ、しけ……⁉︎


 禿頭をほの赤く染めたヴァイデンフェラー様が上機嫌で手を振り、こちらだと教えてくれたのだが、言われた言葉に慌てた。

 咄嗟にサヤを見て、彼女にはまだ意味が飲み込めてないと理解したので、慌てて駆け寄る。


「そういうことはしてません!」

「照れるな若人。年頃なのだから仕方がなかろう!」

「あなた、失礼ですからおやめになって?」


 ひゅぉっと、冷気が吹き付けたような気がした。

 奥方様は非の打ち所のない笑顔で、頬に手をやった姿は「困ったわぁ」と、軽い感じなのに、声音は冷えきっていた。

 それを聞いた途端、ヴァイデンフェラー様もウッと、言葉を詰まらせる。


「あ……の、先程、ディート様にお世話になりました。いつもありがとうございます」


 空気を読んだのか、サヤが慌ててそう言い、頭を下げ、間を取り持とうとしたのだけれど……。


「まあ! あの子ったらここに⁉︎」

「? ……あの、……お聞きになって……」

「おりませんわ。あの子はいっつも、なんの連絡もなく好きに行動しますの。

 それもこれも全部、この悪いお手本が原因……」

「ワシはなんもしとらんぞ⁉︎」

「やっと片言喋りだした頃から、あの子を好き勝手前線にまで連れ回していたのはどこの誰ですか」


 ……どう足掻いてもヴァイデンフェラー様が不利であるらしい。


「あ、いや……任務を遂行されておりましたので、職務ですよ。

 それで黙っていらっしゃったのかと……」

「良いのです。今に始まったことではないですから、慣れてますわ。お気遣い痛み入ります、レイシール様」


 ……これは、故郷に戻ったら小言が凄そうだな……それで戻らないのかもしれないが、悪循環を招いてやしないか……。

 心配になったものの、きっとディート殿はそれもさして気にしてなかろうと思った。あの人が動じてる姿は想像できないものな……。


「レイシール、他家との交流は持てたのか?」

「あ、はい。リヴィ様方が懇話会を開いてくださいまして……かなり広く、周知は叶ったかと。ご安心ください」


 父上にそう答えると、少しホッとしたような顔をされた。成人前の二人を手元から離したことを、少し心配させていたのだろう。

 そうして、暫く疎遠であった家々への挨拶はあらかた済ませたと父上からも報告があり、それに付き合ってくださったヴァイデンフェラー様に、今一度礼を述べると。


「なに、この風変わりな車を押しておれば人が集まってくるのだから、手間でもなかったわ!」


 と、豪快に笑われた。良い人だ……ホッとする。


「残りの時間も少なくなってきておるし、もうゆるりと飲もうではないか!」

「さっきから飲み続けているのはどこの誰だ」

「貴殿が飲まぬからワシが余計に飲んでおるのだ!」

「薬があるのでな。酒は許可が出ておらぬ」

「つまらんなぁ! 少しくらい付き合え!」

「孫を見るまでは死にたくない。他をあたってくれ」


 笑って遇らう父上に、年甲斐もなく頬を膨らませるヴァイデンフェラー様。その様子があまりにおかしくて、俺もつい釣られて笑ってしまった。

 なんというか、こんな風に稚気に富んだ大人のやり取り、見たことがなかったのだ。

 ヴァイデンフェラー様はなんというか、感情がそのまま外に溢れているような感じで、全く裏を感じなくて、そのことにとても心が和む気がした。


「孫かぁ。……三年後に即身篭ったとしても……貴殿は六十くらいか?」

「そうだな。だから無理は禁物だ。

 そういえば、そちらの後継殿はもう?」

「うちもまだだ。それにうちは一子しか嫁を取っておらん! あいつらいつまで一人でフラフラしておるつもりだ!」

「あら、ディート以外はちゃんとお相手を見つけてましてよ」

「……な、なに……⁉︎ 聞いておらんぞ⁉︎」

「聞かれませんでしたもの」


 大人たちのそんなやり取りに苦笑しつつ、ヴァイデンフェラーの人たちは明るいなぁと、感心するしかない。

 と、それまで俺同様、やり取りを見守っていたヴァイデンフェラーの若奥様がふと、こちらに視線をやった。


「あら。……サヤ様、お加減が、まだ……?」

「あっ、いえ、なんでもないです……!」


 その言葉に、半歩後ろに下がっていたサヤを振り返って……。


「……失礼。ちょっと……」


 そのままサヤの肩に手を回して、その場を離れた。

 震えてはいない……。だから、卑猥な言葉や視線に傷ついたわけでは、ない。

 なら理由はなんだろう……なんて……考えるまでもなかったから、そのまま黙って、足を進める。

 露台に人がいないことは分かっていたけれど、そこはサヤが寒いだろうし……歓談用に仕切られた区画の隅の、窓辺までで我慢した。

 硝子窓の側は冷気を感じるからか、ここも人が少ない。けれど、寒さは露台の外よりはマシだ。


「……三年待つって決めたのは、俺だよ」


 人の視線が無いことは確認してから、サヤを腕の中に収めた。そうしてから、耳元に小さく囁く。


「サヤが気に病む必要はないし、たとえご両親に承諾を得られたとしても、俺は同じ選択をした。

 サヤの国では、十代で結婚なんて、ほとんどしないって話だったろう?」

「違う……」

「違わない。だからサヤはこのことを、気にする必要なんて無いんだよ」

「違うっ。そこやないって、分かってるくせに!」

「違わないよ。その先のことは、俺だって半分担うことだし、そもそも神の領域だってことも、言ったはずだ。

 サヤは余計なことを考え過ぎてる。それに……授からなかったとしても、他の手段はちゃんとある。準備もする」

「…………お義父様は、悲しまはる……」

「そんなことはない。父上は、サヤが来てくれること、嬉しいと思ってるよ」

「それは、なんも、知らんからや!」


 小さく……でも、酷く心の乱れた声音でサヤは言い、俺の胸を押した。

 力技で身を離そうとするのを、なんとか気合いで堪える。


「サヤだって知らないよ。未来のことは、誰にも分からない」

「種が、違う……それは、どうしようもない事実や」

「違ったからって、その先のことは分からない」

「分かるもん! 私は、知ってる!」

「そうだとしても。サヤにはなんの責任も無い。

 俺が望んだ。サヤしかいらない。そう言ったのは俺だって、皆が分かってる」

「…………そうやない……。

 レイは、無理やり私だけやって、言うてるだけやもん……。

 ちゃんと、他の人とやったら……この世界の人とやったら、普通に……。

 リヴィ様かて、言うたやんか……領主の妻は、子を産むのが一番の仕事やって……一番、やらなあかんことやって…………」


 やっぱりそこから、気にしてたか……。


 溜息は飲み込んだ。

 今は、俺がしっかりしなきゃ話にならないと思ったから。

 だから腕に力を込めて、更にサヤを強く抱きしめた。絶対に離さない……。


「気持ちが無い相手となんて、俺は無理」

「それこそ、分からへんやんか。接してみたら、案外良い人や、気の合う人が……」

「サヤは俺を、侮辱してるのか」


 敢えて。

 キツい言葉を選んだ。

 当然腕の中のサヤが、身体を強張らせる。

 だけどこれは、俺だって怒って良いことだと思う。


「俺が、サヤだけだと、もう決めたんだ。

 サヤにだって、それを覆す権利は無いよ。俺の気持ちのあり方を決めて良いのは、俺だけだ」


 そう言い見下ろすと、少し怯えた瞳が、俺を見上げてきた。

 俺の怒りには気付いてる。でもそれでも、ならば自分にできることはと考えている、騎士の顔をしたサヤ。

 必死で責任を、役割を、この世界で自分がやるべきことを探す顔。それでしか、生きる手段が無いだなんて、思ってほしくない。

 サヤがここにいる意味なんて、役割なんて、そんなの本当は、無くったって良いんだ。


 その瞳を覗き込んで、サヤの中の不安や、葛藤を探り出す。


「……一番の責任を果たせないから、それならセイバーンを、離れるって?

 その方が俺が、二人目の妻を娶りやすいとか、そういう、また俺を怒らせるようなことを、考えていたりする?」


 そう問うと、表情が強張った。


「だから、女近衛にだってならなきゃ駄目だって風に、考えた?

 当然俺はそんなの許さないし、子が欲しいからサヤと結ばれたいんじゃないってことだって、散々言ったよね?

 俺は、サヤがいてくれるなら、それで充分なんだ」

「レイは、領主になるんやで」

「そうだよ。サヤがいてくれるから、なるんだ。

 サヤがいないなら、ならないんだよ」

「レイは……そういう人やない。ちゃんと自分の責任とか、大切にする人や。私とか、関係ない」

「でもサヤがいないなら、俺は手段を選ばないよ。最良だと思う手段を、責任のもとで選ぶ」


 自分だって、親だって、切れるものは切る。


 そう言外に言うと、サヤはキッと俺を睨んできた。


「そんな方法選ばんかて、切り抜けられるって、もう知ってるはずや」

「うん。サヤがいてくれるなら、大変でも、他の方法をいくらだって探す。

 サヤと一緒にありたいって思うから、どれだけだって頑張れる。

 サヤとの時間を、少しでも多くしたいから、長生きだってするんだ」

「…………無茶苦茶や……」

「うん。俺は我儘になったんだよ」


 我儘になっても良いって、サヤが許してくれたから、そうなれるんだよ。


「サヤがいれば、俺はもう幸せなんだよ。

 他のことでどれだけ苦労したって良いし、それだって苦労じゃなくなる。サヤとの時間なら全部宝だ。

 サヤがいれば、俺は良い領主になる。子は授からなかったとしても、沢山のものを残すよう、頑張るから。

 どうか俺を、幸せにしてくれないか」


 俺がサヤを、幸せにするから。


 左の耳元でそう囁いて、唇で耳朶を啄む。背中を撫でて、もう一度顔を見て微笑むと、サヤは逆に、泣きそうな顔をした。


「でも……」

「でもじゃない」

「レイが……」

「俺は何も失ってないよ」

「…………バカ」


 顔を伏せたサヤをそのまま抱きしめて、気持ちが落ち着くのをただ待った。

 そうして夜会の残り時間は、二人きり、静かに過ぎていった。

なんか遅刻の常習犯となりつつある……。ごめんなさい。

ら、来週こそは……来週こそはこう……スッキリと時間にアップしたいね!

というわけで今週はここまで。……イラスト間に合わなかった……夜会は一応、お終いとなります。

とはいえ、アギーにはもう少しおりますので、その間に届くと良いなと思いつつ、

来週金曜日も夜八時以降でお会いしましょう! ではでは〜!

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