事後処理
「誤魔化そうとしても無駄だ。
あれは女性だな。そもそも、前から違和感はあった。
少年であるにしては、所作が綺麗すぎる。
決め手は貸し出したあの衣装。
あれは、女性特有な身体の曲線に沿う様、作られておる代物故、男が身に付けるのは無理だ」
そう言われ、あえてあの衣装が選ばれたのだと知った。
背中を汗が伝う……。
もう、確信を持たれてしまっている……。サヤを少年だと言い張るのは、もはや無理だった。
だが、異界から来た少女である。
なんてことは口に出来ない。
「性別を偽っていた理由は何だ。
政治的利用を、懸念してであろうとは思う。サヤは、その様な立ち位置の者であるのだろう?
念入りに身元を隠すための処置なら、あれの背後が気になるのは仕方あるまい」
「違います。サヤに背後などございません。天涯孤独の、少女ですよ。
性別を偽っていたのは、ここで彼女を保護する上で必要な処置であったというだけです。
俺のセイバーンでの立ち位置が、そうせざるを得なかったというだけなのです」
「其方が保護する理由があったということだろう。
それは何だと聞いておる」
「彼女がそれを望んだというだけです。ギルに託そうとはしたのです」
「……つまり、あの娘には、ここに居なければならない理由がある。ということだな」
追撃の手を緩めてくれる気はない様子だ。
焦る気持ちがジリジリと胸を焼くが、慌てるなと、必死で自分に言い聞かせた。
「聞けば、土嚢もあの娘の発案であるそうだな。
解せぬ……あれだけの知識を持つものを放逐する国というのが、想像出来ん。
この近隣ではないのだろうとは思うが」
「そこは申し上げた通りですよ。海の彼方にある島国です。
潮の流れに翻弄されて、帰り方も分からない、遠い地だ。
ただそれに、政治的な理由はありません。
たまたま、運悪く、そうなってしまっただけです」
「それはあの者が自分でそう申しておるだけであろう?
その言葉を鵜呑みには出来ぬ」
言葉が、胸に突き刺さる。
言っていることは真実で、俺がサヤの手を引かなければ、彼女はきっと、ここに居なかった。
だが、それを信じてもらう手段が無い。
どうすれば良いのか分からず、焦る気持ちと不安が、大きく育っていく……。
「だが……」
そこで姫様は、困ったという風に、大きく息を吐いた。
「あの者の行動理由が、其方並に、読めん」
そう言ってから、長椅子の背もたれに身を任せた。
「私の身代わりを言い出し、身を危険に晒した。自らだ。
高貴な生まれなら、その様には行動すまいよ。自身の身を守ることを優先するはずだ。
普段も普通に、従者として振舞っておるしな……それを苦にする様子もない。まるで知識量と、行動が、合致せぬ。
その知識についてもそうだ。
見返りも求めぬ……甚だ不可解だ。
何か交渉してくるかと隙さえ伺わせても、全く無頓着であるしな。
本気でただ、そうしたくてそうしておる様にしか、見えぬ。意味が分からん」
姫様のお手上げだと言った態度に、他の二人も苦笑を浮かべた。
それで、少しだけ場の空気が緩む。
サヤのことを、政治的に利用する為に、勘ぐっているのではない様子に、俺は姫様が何を聞き出そうとしていたのかが、分からなくなくなる。
正直、どう答えて良いやら困り、眉を寄せた俺に、姫様までしかめっ面になった。まだ分からぬのかこいつは。と、いう時の顔だ。
「そもそも、疑われたくないなら、特殊な知識など晒さねば良い。
つまりあえて出したのだ! 王家の病を言い当て、我々に恩を売った理由がある筈ではないか⁉︎
其方も其方で、特別なその知識の出所を簡単に晒しよる……もう少し慎重に行動すべきだぞ⁉︎
一体何を考えておるのだ其方らは! だいたい、この様な企てを……」
「姫様……その様な物言いを致しますと、まるで詰問されているかのようですわ」
言葉を重ねようとした姫様を、リーカ様がやんわりと止めた。
ハッとした姫様が、視線を泳がせてそっぽを向く。唇を尖らせて、何やら不満そうながらも押し黙った。
リーカ様は、そんな様子の姫様を微笑ましく眺めてから、俺に視線をやり、優しくにっこりと微笑みを浮かべて。
「レイシール様、姫様は、サヤを心配なさっておいでなのですよ。
どう解釈しても、明らかに高貴な生まれ……その様な方が、性別まで偽って、従者をされているのです。
まだ、成人前である様子ですし……一人親元を離れるには、いささか早すぎますわ。ならば、何か理由があるはず。
そもそも、供のお一人もいらっしゃらない状態で保護したというのは、不可解すぎます。政治的な陰謀があるのではと考えると、王家で保護した方が良いのではないかと、そう思われたのです」
そんな風に言われ、考え至らなかったことに呆然とした。
あ、ああ……そう、か。そういう風に解釈する場合も、あるよな……。
つい、知識目的な、悪意ある者の懸念にばかり意識がいっていた。
俺の様子に姫様は、手間のかかる奴だと肩をすくめる。
そうしておいてから、もう一度。今度は少しゆっくりと、喋り出した。
「……正直、相当な恩を……借りを作ったと思うておるのだ。
ここに出向いた時、私は……今のこの様な形など、想像だにしておらなんだ。
リカルドのこともだ。
あれは……姉上の死から、人が変わってしまったのだとしか……。は、はじめは、何か考えがあってのことだと、思うておったのだぞ⁉︎ しかしな、十年にも渡って、あの態度を貫かれた。何の説明もなしにだ!
……信じ通すことをしなかった私も、不甲斐なかったのだが……」
居心地悪そうに、そっぽを向いたまま、姫様が言う。
だが、あそこまで徹底して演じられてしまうと、正直信じきれないと思うのだよな。
俺はたまたま、運が良かっただけだ。
「正直少し、自暴自棄になっていた……。
其方を無理矢理、巻き込もうとしておったのも……事実、私の意思だ。
途中まで私は……我欲のために暴走しておった」
ポツポツと語る姫様。
自分の非を認める発言に、俺は少々驚く。
はじめの方の姫様は、どこか演技をされている風であったと、俺も思っていた。
サヤを暗に引き抜こうとされてみたり……俺を無理やり近衛にするといった発言をしてみたり、姫様らしくなかった。
だが途中から、その様子は薄れ、今は、特に違和感も無くなっている。
「気持ちが変わったのは、其方が、ただひたすら昔のまま、お人好しであったからだ。
だんだん、罪悪感が強まっていった……更にあのサヤだ。
其方に輪をかけ、お人好し。二人揃うと危なっかしくて仕方がないわ。
駆け引きも何もなしに、病のことをサラリと言われ、其方は優しいから、心配するなと囁かれ、挙句、私の身代わりまで!
其方も相変わらず……思いもよらぬ手法で、私が王となる為の手段を作り出しよるし……。
……まぁ、なんだその……反省、したのだ。
もっと、信じれば良かったのだと。
何もかも、私が、臣を、信じ切らなかったことに起因している。
リカルドとて、私が本気で信を示しておれば……打ち明けてくれたやもしれぬ」
姫様の告白に、俺はふんわりと、気持ちが和らぐのを感じていた。
ああ、やはり姫様は、素晴らしい方だ。有耶無耶に、誤魔化しておけば良いものを、こうして晒し、認めているのだから。
「それでだな……その……何かの形で、其方らに褒美を与えたいと思うておる。
とはいえ、其方はまだ成人前であるし、其方の希望もある。
それでとりあえず、其方にとっては重荷であろう、サヤのことを、こちらで引き受けようかと思い至ったわけだ。
悪いようにはせぬ。あの娘は賓客として扱おう。状況報告も送る。
まだ何か問題があるというなら、隠さず申せ、対処する」
そんな風に真摯に言われ、途方にくれた……。
姫様は、本気でサヤを案じて下さっているように思えた。
王となられる方であるから、国のことを優先するお立場だ。今のこの言葉が絶対ではないだろう。
けれどそれでも、どうしようもなくなった時以外は、サヤを守って下さるだろうということは、伝わった。
サヤが、ただの流浪の民であったならば、それで良かった……。
けれど……サヤは異界の民。
この秘密は、流石に、言えない。
姫様であるが故に、言えない。
この娘の知識はこの国を左右する。
土嚢が既にそうだ。湯屋だって、手押しポンプだって、この国を大きく変えるだろう。
それをサヤ本人が、望んで提供するなら、とやかく言うつもりはない。
けれど、こちらの世界の者が、サヤの知識を搾り取ろうとするかもしれないことが、恐ろしかった。
王家に保護して貰えば、サヤの身は安全だろう。
だが、サヤの心を守ってもらえるか……サヤの意に沿わないことを強要したりしないか……。
姫様がどれほど心を砕き、サヤを保護してくれたとしても、ルオード様や、リカルド様が近くにいらっしゃるのだとしても、安心できない。
皆、サヤよりは国を優先するだろうからだ。
俺だってこの国の者だ。その気持ちは分かる。サヤから溢れる知識に、目を眩ませないとは言い切れないと思う。でも……俺はサヤを守りたかった。
サヤは、何の犠牲もなく、知識を晒しているのではない。
彼女はきっと、何も言わない。一人で耐えようとするのだろう。
正しい保証のない知識を、震えながらでも、求める人に、与えようとするのだろう。
王家や、世界を変えてしまう重圧を、一身に背負って……。
そんな健気な娘を、誰かの手に委ねたくない……。俺自身の手で、力で、守りたい。
けれど……。
俺は、剣も握れない。
今回の様に、争いの場に赴くことが出来ない俺が、彼女を守るだなんて……出来るのかと考えると、気持ちが揺らいだ。
姫様なら……公爵家の方々なら、それが出来ると思う。
だがその姫様や、公爵家の方がそれを強いた場合はどうなる?
サヤに知識を晒せと、強要してきた時、俺は、守れるのか?
コンコン……
思考に引っ張られて視線を床に落としていた俺の耳に、扉を叩く、訪の音が聞こえた。
リーカ様がスッと動いて、来訪者の確認に行く。
程なくして、連れて来られたのは……サヤだった。いつもの、男装姿だ。
「私のお話である様に思えましたので、伺いました」
いつもの男装姿。凛とした、騎士の様なサヤだ。
先程の灰色の礼装を腕に抱えて立っていた。
「これを着る時に、覚悟は致しました。
きっと、私の性別のこと……疑ってらっしゃるのだと、思っていましたから」
サヤが毅然と口を開く。
姫様を真っ直ぐ見つめ、揺るがない視線で。
「私の男装は、私の経験に端を発するものです。
強要されているのではありません。私の意思で、行っております。
私は、幼い頃に誘拐されかけました。そのおりに、少々……無体を、働かれた経験がございます……。
それ以外にも、男性に、不埒なことをされた経験が、幾度もございます……。
故に、男性が怖いです。男性の……女性を見る視線が、触れられることが怖い。
だから、男装が楽でした。
男だと思われていれば、あの視線に晒されずに、済むのですから」
そこまで一気に話し、一度大きく息を吐く。
歯を食いしばっている……震えを、必死で押さえ込んでいるのが、傍目からも分かった。
焦りが、俺を動かす。
サヤを背中に庇う。
ここには、ルオード様がいらっしゃる。
男性がいる場で、無体を働かれたことなど、口にしたくない筈だ。
「あの! これ以上はどうか、お許し下さい。
この娘は、過去を思い出すだけでも、苦痛を感じるのです!
男性がいる場で、これ以上のことはお許し下さい!」
俺の必死の嘆願に、ルオード様が狼狽える。
自分がこの場にいることが問題なのだと、察した為だ。だが、姫様をお一人にするわけにもいかない。
「だ、大丈夫。平気です」
サヤからは気丈な声が聞こえたが、それが本当だとは思えない。
現に、俺の背に、サヤの手は縋り付いていた。小刻みな震え……それを感じる。
「……サヤよ、レイシールも男であるが、問題は無いのか」
「当初は、苦痛もありました。
けれど……レイシール様は、私が怖いと思うことは、何一つ、なさいません。
私は、こんな自分が嫌でした。過去のことをずっと引きずって、いつまで経っても、恐怖を克服できない。そんな自分が大嫌いでした。
なのにレイシール様は、そんな私を、間違ってるって、叱って下さったんです……。
怖くて当たり前なのだから、自分を責めるな、それは、無体を働いた相手を肯定するのと同じだ。……って、怒って下さったんです……」
背中の手が、ギュッと握られる。そして俺にだけに聞こえる小声で、「そんな私を、好きやって、言うてくらはった……」と、呟いた。
「それに、私がどれほど救われたか、伝わらないのがもどかしい……。
だから私は、ここで、レイシール様のお役に立ちたいって、思いました。
ギルさんの所で、恙無く暮らすようにと言われた時も、拒否しました。
私は、私の意思でここに居ます。
レイシール様のお役に立ちたいんです。
ですからどうか、目を瞑って、頂けませんか。
私をここに居させて下さい……」
震える涙声。背中にとんと触れたのは、多分サヤの額。
どうしようもない愛おしさが胸に広がる。
守りたい。
この、強くて儚い娘を、両手で抱きしめたかった。
「……よし分かった。
ルオード、そしてレイシール。ちと退室しろ。
女だけで話をしたく思う。リーカ、二人を叩き出せ」
不意にそんな風に言われ、慌てた。
だが、ニコニコと笑顔のリーカ様が、有無を言わさず俺たち二人を部屋の外に押しやってしまう。
思いの外、力強かった……。
無情にも、扉は何の躊躇もなく閉められ、ルオード様と二人、立ち尽くすこととなり、暫く途方にくれる。
「……あの、とりあえず、俺の部屋に、いらっしゃいますか?」
ルオード様にお伺いしたいこともあったのでそう声を掛けると、そうだな。と、同意を得ることが出来た。
そのまま俺の部屋へとご案内する。
一階の玄関広間からは、まだ喧騒が聞こえていた。
自室に入り、長椅子を勧めると、ルオード様は静かにそれに従ってから、おもむろに口を開く。
「……無体を働かれたという話は、本当だったのだね」
「え……はい」
「両親の話も? 一人、逸れてしまったということも?」
「そうです……」
異界に関わることは伏せているが、ある意味嘘は、言っていない。サヤはサヤの世界と隔絶した。サヤの大切なものは、全て遠い彼方だ。
俺の知る範囲……誘拐されかけ、無体を働かれたということと、俺が出会ってからの、サヤとの間にあった出来事を、かいつまんで話す。
聴き終えたルオード様は、額に手を当てて、大きく息を吐いた。
「……それを聞くとやはり……男装しておくというのは、あの娘にとって重要なことなのだな……」
「ええ。男だと思われている……と、思うことが、少なからず彼女の気持ちを、落ち着かせているのは事実であると思います」
「レイシールと、ハイン、ギルバート、マルクス……長く接してきたこの四人には、比較的馴染んでいるのだね」
「そうですね、概ねは。
……ただやはり、緊張を見せる瞬間というのは、あります。
自ら触れることは可能となっている様子ですが、急な接触には警戒があるように見受けられます」
「……それは、仕方がないのだろうな……。それだけ過酷な経験をしたのだろうから。
ならば、彼女を王都で預かるというのは、あまり得策ではないように思う。
不特定多数の異性に接する生活となるし、日々護衛も変わる。それでは慣れる余裕など無いだろうから。
だが……あの娘の知識は、野放しにしておくには危険だ。
妙な者に嗅ぎつけられれば、人の扱いをされない可能性すらある」
そう呟いてから、ルオード様は瞳を閉じた。
その懸念は俺も抱いていたことだから、言われたことの意味は、嫌という程分かった。
沈黙が満ちる中、しばし熟考し、視線を俺に向ける。
「仮姿を用意しなさい」
「あ、一応一つ……」
「一つでは足りない。複数用意しなさい。
彼女の知識は多岐に渡る様子だ。だから分野ごとに、用意するくらいの心算で、かりそめの人物を作りなさい。
それと、レイシールにも役職を用意する方が良いな。姫と相談しておこう。
これに関しては、成人を待っていたのでは間に合わぬ。君は好まないかもしれないが、特例となってもらうしかないと思う。
サヤを守る為に、矢面に立つことになるが、受け入れるかい?」
「はい!」
そこに、迷いは何も無かった。
俺が盾になることでサヤを守れるというなら、いくらだって身を捧げる。
だがその様な助言をして下さるルオード様が心配だった。
姫様は、サヤを欲する姿勢を見せていた。自棄になっていたと仰ってはいたが、その気持ちが今はもう無い。ということではないと思う。
俺のその疑念は表情に現れていたのだろう。
ルオード様が、少し困った様子で、けれどどこか晴れ晴れとした笑顔を見せる。
「これは私からのお礼だと思ってくれ」
「……一体何に?」
「決まっている。姫の……王家の先を、救ってくれたことだよ」
そんな風に言われて、ズシンとくる、責任という名の重積に耐える。
その俺の様子に、ルオード様は冷静な表情で、静かに語った。
「良いのだよ。全てが正しくなかったのだとしても。
未来の保証など、神でもなければ出来はしない。
だが、可能性の一つとしては充分な説得力だ。結果がついてくれば、尚良いというだけのことだよ。
少なくとも、姫の未来は開けた。その先は、我々の努力でどうにかすることだ。
君やサヤが背負うことではないから、そんなに思い詰めるな」
この方は、ちゃんと冷静に、物事を受け止めてらっしゃるのだなと、痛感した。
ただ全てを鵜呑みにはしていない。
今の可能性と、その先の可能性を、きちんと冷静に見ている。
姫様を補佐していくに、相応しい人だと、改めて思った。
…………ルオード様は、決心、されたのだろうか?
「あと、姫の関心や問題を程良く処理しなさい。
彼女が協力したいと思っているのは君であって、この国じゃない。
サヤは、君の元にいることに、意味がある。この形でなければならないのだと。
そのことを、私からも言っていくつもりだけれど、姫様に理解してもらう様努めなさい。
彼女を、本当の意味で守れる様に」
最後の助言は、ルオード様の立場からすると、かなり際どい発言の様に思えた。
だから、この方が俺と、サヤに、とても心を砕いて下さっているのだと、痛いほどに伝わる。その心遣いにどうお礼を伝えればいいものかと悩み、結局、深く頭を下げた。
「万が一何かあれば、まず私に報告しなさい。
極力、君たちにとって悪くない結果となる様、尽力すると約束する。
こちらは、私の想いを……救い上げてくれたことへのお礼だよ」
顔を伏せたから、ルオード様の表情を見ることは出来ない。
けれど、優しく微笑んでいるであろうことは、声音で想像できた。
「こんな状況、考えてもいなかったよ……。
だけど……自分の手で、姫をお守りできるなら……これ以上の喜びはない。ありがとう」




