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No brand agent ~公安部の消耗品たち~  作者: 名も無き通信兵
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在日外国人による武器密輸事案(2)

[公安機動捜査隊本部庁舎内喫煙所]


本松は煙草をくわえるとアニメのキャラクターがプリントされたオイルライターを点火させ火を付け、最初の一口目は一気に肺に煙を送りそして鼻から煙を出す。

本松「映画監督とPMCか・・・一見すればまぁ撮影上の協力出演でしかないように見えるが、反日発言がやたら多い姜洋一だからな、怪しいことこの上ないわ」

古屋「普通のPMCなら協力せんわな。下手するとイメージダウンになる」

宮本「カラス隊なら金さえ貰えりゃ反日思想家だろうと協力するだろ」

本松「カラス隊には前科があるからな。しばき隊に武器供与した疑いは未だにかけられたままだ」

宮本「その姜洋一なんだが、高名な監督なんだろ。そんなのが反日活動のために自らの地位まで捨てるかね」

本松「テレビで堂々と反日発言しているうえに、自分と相対する考えには歴史を語る資格はないとか言ってるぐらいだ。むしろ、地位を利用してやりたい放題してると思うがな」

古屋「カラス隊にテロを起こさせるとは思えんが、カラス隊から撮影名目で武器を供与して。何かしらのアクションを起こすのは考えられるな」


3人が話していると、そこに報告を終えた今城がやってきた。

今城「おう、さっきの件なんだがすでに外2(外事2課)が嗅ぎつけていたわ」

本松「マジか、それでうちらはどうするんだ?」

今城「俺たちの班は特命班として外事そとごとに捜査協力する」

古屋「捜査協力って何するんだ」

今城「普通に街を流すだけだ」

本松「つまり、密行警邏ってわけだな」

今城「そういうことだな。俺たちのコールサインは『公機捜 特命班』になる。指揮は本店の総合警備本部がとることになる。今回の案件は海外要人訪日を前にしたテロ・ゲリラ対策の一環としてやるそうだ。怪しい奴は片っ端から職質をかけろとの本店からお達しもきている」

宮本「カラス隊のしっぽまで掴めりゃ儲けもんだ」

古屋「そんで、今日はどこへ行くんだ?」

今城「本日、神田・秋葉原周辺で在滅会による大規模なデモ行進が予定されている。姜もカウンター側で参戦すると告知がされている。姜のマークは外事がやるから俺たちは周辺を密行する。デモ行進の開始は1030だ」

本松「了解だ。ちゃっちゃと武器用意して出発しようや」

今城・古屋・宮本「そだな」

4人は吸殻を灰皿に捨てると喫煙所を出た。


喫煙所を出た4人は銃器保管庫へ


[銃器保管庫]

各員の拳銃が保管されたロッカーから各々の拳銃を取り出し薬室や弾倉に弾が入っていないことを確認する。

4人「薬室(弾倉)よし」

と喚呼すると、銃弾を装填する。

4人「装填よし」

そして拳銃をホルスターに収める。


各自が装備の準備を終えると、庁舎をあとにした。



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