表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
火の世界の豪炎  作者: PP
プロローグ
5/147

5:楽しい事が増えました

毎回短いのは仕様です、読者が増えるような事があれば、、、(フラグ)


2015/2/3:文章手直し

2015/3/2:各タイトルにナンバリング記載。

 深浦ミウラ 遊多ユウタという青年と出会い、半日が過ぎようとしていた頃、私は眠りもせず遊多の事を観察しづつけていた。


『一緒になら居てあげてもいいわよ』


 とは、私の言葉。遊多はどうも、この世界で生きぬく術を持ち合わせておらず、この私に生きる為のサポートをお願いしてきたのである。


 本当に面白い。


 この世界に生まれて13年、私は日々に退屈していたこともあり、お肉など皆が普段食べないような食べ物を食べる事により興を満たしていた。実のところ、あの濃い味が気に入っているだけなのだが。


 私は、あのまま放っておくと遊多が死んじゃうと思うと、その事を惜しく感じた。私の生活の刺激スパイスが目の前にあるのだ、手を差し伸べたいと切に思うようになっていた。それに、私はいつの間にかあの拙い火が好きになっていたよようだ。未だに見る度に笑いが込み上げてくるけどね。


「ぐがぁー、、、ぐ、、ぐがぁ」


 先ほどまで寒さを堪え震えていた遊多だが、私が焚火の火力をあげて暖を取り、会話を少しした後すぐに眠りについてしまった。


 私はまだ、この国の情勢くらいしか説明してなかったが、遊多が起きたら生きていく術、火の操作について教えていこうと思っている。


『楽しみだなぁ、早く起きないかなぁ』


 遊多の寝顔を覗きつつ、こんなにも朝が待ち遠しい日は初めてだという事にも気づかない程、私は彼の顔を覗き込みながら起きるのを待ち続けるのであった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ