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トレイマスターの日々  作者: 純菜
第1章 若気の至り 昔はやんちゃしてました
7/38

第7話 私に弟子が出来ました

前話でノルさんが先生なのがおかしいとのご指摘で、原作を調べたら、先生じゃありませんでした(T_T)

修正と共にちょっと加筆してあります

のな様ごめんなさい


○月×日 (10歳)


修行を始めてから四年が経った

私の修行は新たな段階へ来ている

今までは体力を付ける事を兼ねた体操の様な物だ

勿論、足運びは重要だ

この頃スカート捌きも上手くなって来た

下着が見えない様に手で捌きつつ攻撃の動作となる様に、攻撃と防御が同時になる様に工夫した

勿論、極自然に見えるように

元男の私にとって下着を見られる羞恥心に耐えられそうもない

少しでも見られたとなれば体が堅くなりまともに動けなくなる

その弱点があるからこそのトレイ流だ

淑女の護身術に良いかもしれない

今度エミーに教えてみようか?


さて新たな段階とは、魔法である

トレイ格闘術に魔法を交えた、トレイ流魔法闘技として完成させるのだ!

さて具体的に魔法をどう使うか

学園で習う魔法は、今の段階では基礎の基礎位になるだろう

自分はまだ子供なのだ

具体的にはトレイを風の魔法で包んで自在に飛ばしたり、ブーメランの様に帰って来させたり

鏡の様に反射出来ないかとか

まあ、色々だ


ん?

人の気配がするな

私はトレイを鏡代わりにして様子を伺うと、エミーが居た

木の陰に隠れて私のやっていた足運びを真似ている

なかなか様になっている

エミー、そんな所真似なくて良いんだよ

門前の小僧という奴か

気が付かなかった

不覚!


「エミー、そこに居るのは分かっているわ。出てらっしゃい」

木の陰がガサッと一瞬鳴り、エミーか出てきた

「ご免なさいお姉様。一人で何をしているのか知りたくて、つい」

「あまり見られたくなかったんです。恥ずかしいですからね」

「そんな事ないわお姉様、カッコ良かったです。それに素敵でした」

「素敵? そう、ありがとう。こっちへ来て一緒に練習してみる?」

「良いのお姉様?」

「ええ」

「やったぁ」

満面の笑みでこちらにやってくるエミー

目がキラキラしてる

そんな目で見るなよ、まぶしいぜ!

エミーは今年8歳

まだ子供だけど体力作りには良いだろう

さっきの動きからするとかなり才能があるらしい

使い魔はトレイじゃなくてちびドラゴンだけどな

ドラゴンだぜ、ドラゴン

体は黒くて鱗の綺麗なドラゴンだ

いずれ大きくなるらしいが、その時にはエミーの寿命が来てる

つまりエミーが大人になってもちびのまま

あまり役に経つとは思えない

エミーは可愛いと言って気にしてないみたいだ

「今まで覚えてるのをやってみて?」

「うん!」

姉と練習出来るのが楽しいのか、嬉しそうにステップを踏み始めた

トレイ流の足運びである

覚えてるの、と言ったのに結局全ての型をやってしまった

よっぽど前から覗いてたな

それに気付かない私って…… orz

「ああっ! お姉様どうしたの!」

「何でもないの。少し落ち込んでただけ」

「ええっ! どうしてお姉様が落ち込むの!?」

「才能が有るのが羨ましいわ」

「そんな! お姉様の真似してただけです」

模倣は学びの始めとは言うけれど

そう言えばエミーは小さい頃から色々真似してた

それがこの子の才能なんだろうか?

「どう? 本格的にやってみる? 私もまだ技を確立した訳では無いけど」

「いいの、お姉様? 私やりたい」

「ふふ。そうなるとエミーは私の弟子になるのね」

「弟子! なんかカッコいい!」

こうしてエミーはトレイ流の弟子第一号となった

「師匠、がんばります!」


ちょっと成長した仲間達の話を書こうとして、修行の話を冒頭に書いてたら、思わぬボリュームになってしまいましたw

おかげで出てるのが二人だけw

しかも全く予定になかった弟子が出来ましたw


どうなっちゃうんでしょう?


姉様、木の陰から見てないよね! ね!


姉様が見てるw

姉妹の契りを!w

「今日からお姉様と呼びなさい!」

誰!


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