第31話 憧れのガールズトーク?
また変な設定を捏造してしまいましたw
おかしい所があったらお知らせ下さい
○月×日
先日、アリサの引退式がメイド喫茶で盛大に行われた
常連さん達が沢山集まってくれた
事前に告知して置いたおかげである
これで晴れて普通の女の子に戻った訳だ
○月×日
相変わらずの学園の休み時間
「普通の女の子に戻った感想は?」
「なんだか夢みたい。いろんな事が一杯あったよ。婚約までしちゃったし。今までの人生で一番大変だったかも」
アリサはクスクス笑った
「結婚したらもっと大変になるね。子供が出来たらどうするの」
「授かり物だからねぇ。結婚したらいつ出来るか分からないし。みんなと学年が変わっちゃうかも」
早婚が当たり前の王国では、在学中に結婚するのはよくある事
前世の感覚では馴染めないが、そういう物なんだろう
そして在学中に妊娠する事も
普通は産休を取って復学する
そのまま退学する者もいる
‘寿中退’という奴だ
ただ、魔法の制御を学びに来ているので、卒業しておいた方が良いのは確かだ
結婚したせいで学園に通えなくて、暴走しましたでは貴族として立場がなくなる
なので多くの貴族の嫁達は出産してからも通いなおす者が多い
子供が出来たらアリサも通いなおす事になるのだろう
一方平民の娘は婚活に熱心で玉の輿を狙っている者が多い
子供が出来れば将来は確定、と大変熱心である
卒業するまでに大抵結婚してしまうので、卒業式に一人身だと行き遅れの不名誉な称号を貰ったりする
きっと私もそうなるのだろう
恋って何だろうね?
「アリサは子供、早く欲しい?」
「うん。でもちゃんと育てられるか心配だよ」
アリサが顔を赤くしてクネクネし始めた
余所では乳母が育てる事もあるが、わが家では親が育てるのが習わしだ
何でも卒なくこなすアリサなら、子育てだって大丈夫だろう
「幸せな結婚生活が決まっている人は良いねえ。そこへ行くと私なんか……」
「ピコさん?」
結婚にも、恋愛にも問題を抱えているピコが割り込んできた
「良いなあ、結婚かあ」
「しーちゃんまで」
恋する乙女なしーもやってきた
「トレイさんはどうなのよ」
「どうと言うのは?」
「良い人はいないの?」
「良い人はともかく、男とキスとかはしたくないですね。寒気がします」
「良いじゃない、禁断の愛! 薄い本、見た事無い?」
「読みませんよ、あんな物。それに私とでは禁断の愛になりませんよ。相手は普通の恋愛してるつもりなのに、私だけ一方的に不利じゃないですか」
「えー」
「えー、じゃありませんよ。私で遊ばないで下さい」
元男と暴露したせいか恋愛相談をされる事がよくある
そうは言っても前世で彼女がいた訳でもないので、恋愛に関しては当てにならない
まあ、男の気持ちが知りたいという事なのだろう
そういう話をされると、私のお節介の虫が騒ぎ始め、何とか幸せになれる様色々アドバイスしてしまう
おかげで何組かカップルが誕生した
うちのクラスにはそんな奴はいないが、中には見かけは良くても中身がクズな奴もいて、そんな奴を好きになった娘にはやんわりダメ出しをする
だめんず好きの娘には参ったけどな
本人がそれで良いと言っていたので、気にしないでおこう
余所のクラスでは私に相談するとカップルになれると変な噂が立っている様だ
学園の妖精の姉という事で信憑性が増しているらしい
誰だ、幸運が訪れるなんて言った奴!
我々は撤回を要求する!
「でも実際カップルになった子達、喧嘩別れとかしないでみんなラブラブじゃない。トレイさんのアドバイスが効いてるんじゃないかな」
「そうでしょうか? モテナイ元男のアドバイスに効果があるとは思えませんが」
「それでも意見を聞けるのは貴重だよ」
「そんな物ですか」
あれ?
普通に恋愛の話をしてるぞ、私
これがガールズトーク?
うーん?
ガールズトークっぽくないガールズトークw
トレイさんには荷が重い?
15歳位のピコさんは婚約者問題、解決してるでしょうか?
まだあの婚約者との婚約解消は出来ているでしょうか?
一応、どっちとも取れる表現にしたつもりです
ドリル「むう。あの事件がなければ今ごろは殴り合って友情が芽生えているはずなんだが……」
女の子殴っちゃいけません!




