第21話 メイドさんが増えました
○月×日
メイド喫茶開店から一ヶ月
忙しすぎて目が回るようだった
授業中、居眠りしなかった私を褒めて上げたい
最初、定休日を特に決めてなかったのだけど、私はともかく店長はフルタイムで働いてるので、休みがないと倒れてしまう
店長はこれ位大丈夫だよと言ってるけど、そんな訳はない
そこで週の真ん中辺りを定休日にした
休日の方が客が入るので、平日にしたのだ
料理人が複数居れば無休で回せるのだが、今は店を軌道に乗せるのが先だ
問題はメイドの方だった
料理が出来る間を繋がなければいけない
ファミレスの様に注文を受けたら後はセルフで、と言う訳にはいかない
ドリンクバーだって無いのだ
メイド喫茶のウリはメイドとの交流だ
看板娘が居なくては話にならない
メイドが足りないのだ
圧倒的に
幸い、連日満席状態だ
スロースタートを予定してメイドが一人で回す事を考えていたのだが、アテが外れた
本当は口コミで徐々に人気が出る店を想定していたのだ
転生者組が連日入り浸ってるせいで評判になったらしい
姉様とエミーも入り浸りだ
姉様は時々ノーラ様も連れてくる
兄様も私が困ってないか毎日顔を出す
王太子も時々顔を出しては周囲を誤解させてる
そんなに暇じゃないはずなんだが
そして私を姉と慕う、後輩や同級生、そして何故かお姉様方の学園生達
それにランチタイムにはご近所の商店会の人や昼食を取りに来た人達が現れる
この人達の目当ては、店長のうまい料理だ
珍しい食材や料理があるので、評判になったらしい
そんな訳で、もう、毎日大変なのだ
そこでエミーとアリサに助っ人を頼む事にした
二人はお店の状態を知っていたので、すぐに快諾してくれた
アリサの家があっさり許してくれたのは私がいるからと言う事らしい
有り難い事だ
メイド服を作って貰い、本日デビューとなった
二人のメイド服はそれぞれ意匠も異なり、それぞれ可愛かった
勿論、リンスターブランドのロゴ入りだ
エミーは銀髪をツーテールに大きめのリボンで結んで可愛らしい印象だ
そんなエミーを見た事がなかった私には新鮮だった
年下のエミーのメイド服は可愛い系で押していた
まだ13歳だ
子供と言って良い
そんなの働かすなよとか言わないで欲しい
中世でファンタジーな世界では普通だ
労働基準法だってないのだ
とは言っても識字率の高いこの国では余り無茶な事は出来ない
契約だってちゃんとしてるのだ
それでも幼児誘拐や人身売買が無くならないのは時代のせいなのだろうか?
王様ちゃんと働け!
それはともかく、エミーの服は小悪魔系というか子供が大人の服を借りて大人の真似をしている感を出していた
デザインは大人っぽいんだけど子供用な感じ
初めてお化粧しました、みたいな
ただしケバくならない様に気を付けた
後何年もしたら、逆に子供っぽい服も似合うだろうか?
ギャップ萌え? で評判になるだろうか?
アリサの髪型は金髪のロングウェーブ
メイドさんと言えばアップが普通なので変えてみた
私も幼い頃からのロングストレートのままだ
女の子らしさに自信がなかったので伸ばし続けている
さらさらで綺麗な自慢の髪だ
おっとそうだった、アリサのメイド服は一見オーソドックスに見える
ミニスカだけどな
ウエストはコルセットではないけれど絞ってありやたらと細い
別にぎゅうぎゅうに絞ってある訳ではなく、そういう体型なのだとか
リアルお嬢様ってスゴイナー
って、私もそうか
でも、そんなスペシャルボディー、持ってないぞ?
服の方は腰の後ろの大きなリボンがアクセントだ
アリサにアホ毛でも生えてたらアニメのキャラクターみたいになるのだが
いつの間にこんな美人さんになったんだろう
恋をすれば変わるのかな
さて、今日から三人体制で営業だ
「お帰りなさいませ、お嬢様方」
きゃー
む、この黄色い声は自称妹ちゃん達だな
今日も頑張ろう
設定回というか説明回になってしまいましたw
誰も喋ってないw
エミー「おーほほほほ。私のもとにひざまずきなさい」
トレイ「エミー、それは子悪魔じゃないわ」
エミー「ばばばばぶー」
トレイ「それは○るぜばぶ」
エミー「いらっしゃいませ、○グロナルドへようこそ」
トレイ「それは魔王」
エミー「現れたな○ケちゃんマン」
トレイ「エミー、貴女いくつ?」




