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トレイマスターの日々  作者: 純菜
第2章 メイド喫茶は大変な所でした
14/38

第13話 謎のメイド喫茶へ行きましょう

原作にリンク貼りました

原作もよろしく


第2章開始です


○月×日 (15歳)


最近町で妙な物を見かける様になった

前世で見た物に良く似た物だ

前世で流行った服や道具、料理なんかだ

遊びもそうだ

いつの間にか近所の子供達の遊びに前世の遊びが混じってる


転生者会議で議題に上がった時に、意外な答えが出た

ドリルとメロンの言う事には貧乏だったリンスター家の財政を助けるため、お針子メイド達の作った服を売っているんだそうな

料理の方はシャナ考案と言う事になっているリンスター家の料理が評判となってメイド経由で広まっているんだとか

遊びはシャナが広めたな

服の方は近々リンスターブランドを起ち上げて色々な服を売って行く計画だとか

収入が増えるのは良い事だけどな

あんまり変な奴を出さないでくれよ?


○月×日


休み時間、他愛のない話の中で変なのが出てきた

「メイド喫茶? あるんですか? 王都に?」

何で、そんな物がこっちの世界に?

需要はあるのか?

太股が見たいだけなんじゃないだろうな

「うん。出来たみたい。それで今度、みんなで行ってみない?」

ピコはハリセンに聞いたそうだ

どうせハリセンが面白がってピコに話したに違いない

とはいえどんな物かは気になる

他の奴等も同じみたいで転生者のほとんどが行く事になった

勿論シャナも一緒だ

でもシャナは気が付かないんだろうなぁ


そういえば、皆は前世でメイド喫茶に行った事があるのだろうか?

因みに私は五、六回と言った所か

メロンは数回と言った

お店をハシゴしてメイド服を見に行ったそうだ

コスプレイヤーだったのかも?

ドリ男も数回と言った

友達に誘われて行った様だ

友達はノリノリだったらしい

しーとくろは行った事は無いそうだ

近所に無かったと言っていた

ピコは

「執事喫茶なら行ったよ。でもなかなかイケメンが居なくて」

と言って渋い顔をした

ピコはチャレンジャーな様だ

転生してなきゃホスト通いでもしてそうだ


○月×日


休日の今日は、皆と待ち合わせて例のメイド喫茶へ行く

ピコが聞いてきた場所は学生街の外れで少し寂れた所だ

この辺りは学生向けの喫茶店や食堂、古書店、文具屋などがあり、割合リーズナブルなお店が多いのだ


で、来てみた訳だが……


まあ、何というか外観は一言で言うと奇抜というか変というか下品?

品の無い看板が架かっていた

〈メイド喫茶〉

それは名前と違うぞ!

本当にここに入るのか?

ボッタクリ感満載な店構えにビビり気味な私達だ

ハリセンにはめられた気分だぜ

メロンは気にせず店内に入ろうとする

「メロンちゃんは店の様子が気にならないのですか?」

「ハリセン様の情報であれば危険はないはずです。もし何か有ったとしても、私が皆さんをお守りします」

そう言ってお辞儀をした

そう言われれば私達は突っ込み隊などと呼ばれてたっけ

ならばみんなで入るとするぜ


内装は外観と変わらず奇抜で色々変だ

肝心のメイドさんは一人だけで壁際に立っていて欠伸をしている

しかもメイド服は地味な普通のロングスカートでリアルメイド、ガチメイドだった

テーブルに着いて注文しようとすると店長がやって来た

メイド何してんの?


それぞれ料理やお茶を注文し、奥に引っ込んだ店長が料理を作り、店長が持って来た

本当にメイド働かねぇ

料理は結構ウマかった

店長、これならお店開ける、ってもうやってたか

食事が終わり、私達は店を出た


私達はそこから離れ近くの喫茶店で感想を言い合った

「何と言うか、良く分からなかったねえ。萌はなかった!」

ピコは微妙な表情で感想を漏らした

「そうです! 萌がありませんでした! あんなのはメイド喫茶ではありません!」

萌を期待していたシャナは余りにショックで店内では一言も喋っていなかった

「料理もお茶も美味しかったのに、残念です」

私も素直な感想を述べてみる

「どうしてあのメイドさんは働かないわん?」

くろわんこが決定的な謎を言った

しーはうんうん頷いてる

本当、何でだろ


そこへ、この喫茶店の店長らしき人物が声を掛けて来た

「やあ、君達、あそこへ行ったのかい? あそこの店長とは知り合いで、なかなか良い奴なんだが、はあ…… 騙されたんだろうねぇ」

「騙された? 誰にです?」

「あそこの店はこれまでに何回か閉めてるんだ。開店してすぐは物珍しさで客は来るんだが、すぐに客が来なくなって閉店してしまうんだ。誰に騙されたかは分からないがね。多分出資者じゃないかな」

噂好きの店長が言いたいだけ言うと、話は終わりと言う様に帰ってしまった

「つまり、わざと潰させるために開店してるって事?」

「萌がないです~」

シャナ?

ちょっとは会話しようよ


その日の夜、今日、有った事を父様と兄様に相談した

兄様は第一騎士団に入団していた

第一騎士団の主な仕事は王宮の警備や王国中の治安維持、つまり警視庁やFBIの様な物だ

と言っても兄様は裏方の方に回されていて現場で犯人を追い詰めるとかはしていない

地味な聞き込みとかだ

兄様は裏方に回される事が多く、あちこちに連絡で行くうちに顔が知られる様になっており、いつの間にか地味な人脈が出来ていた


私は犯罪のニオイがするこの話を相談した

「良く話してくれたね。この件は僕の方からも調査してみよう」

兄様は頼もしい笑顔で言ってくれた

これでこの事件は解決するでしょう

でも兄様?

きっと手柄は他の人に取られちゃうんですよね

兄様なら事件が解決したんだから良いじゃないかと言いそうですが

兄様をちゃんと評価してくれる人は現れるんでしょうか?


働かないメイドの謎は次回です

まあ、大した事では有りませんが


兄様に妙な設定が追加されましたw


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