ろにーず いんとろだくしょん その1 『因子編 ~頭脳型・特殊型 & まとめ!』
さ~てそろそろ終わりも近づいてきた所で、ちょっくら巻いていこうかァ~?
《因子》の中で一番少数なのに一番存在感がデッカイのが、お次のババン!
《賢者型》。
これがどういうものなのかというと、これまた単純明快! 脳細胞が活性化されて、めちゃくちゃ賢くなる。
でも、たったそれだけな分、区別はかな~りつけにくい。
なんせ頭が良いってだけだからね。そんなこと言ったら、《因子》が発見される以前にも頭のいい人なんていっぱいいたし、『アインシュタインは《保有者》ですかぁ~?』って話にもなる。
《賢者型》って区別はそもそも、《因子》が発見されてからまもなく、たった三ヶ月で、世界を変えるレベルのとんでもない発明をしてノーベル物理学賞を受賞した伊集院 兼人博士のために作られたものなんだ。
未だかつてない功績を、人間業とは思えない人達が、《因子》の仕業にしたってわけだね。
実をいうと、《保有者》の見分けの付け方は、能力の変化以外にはなにもないの。遺伝子に変なパターンが組み込まれるとか、人間にはない細胞が見つかるとか、そんなことも一切ない。あくまで肉体的には人間そのもの。なのに人間離れしたことをやってのける。それが《保有者》なんだ。
だから、実をいうとこの伊集院博士が本当に《保有者》なのかどうかも、結局ははっきりしてないんだよね。
で、IQ300以上あるとか、後は伊集院博士の功績にならって、三ヶ月以内に研究結果を発表してその後ノーベル賞を受賞した人を《賢者型》にするとか、いろいろ案は出てるんだけど、あーだこーだあって結局明確な基準は決まってない。
けど、だからってこの《賢者型保有者》に含まれてるのが伊集院博士だけかというと、そうでもない。
ホントに彼の功績に倣って、三ヶ月で生物学的にとんでもない発明をしてノーベル医学生理学賞を受賞した大国 八千穂博士も、《賢者型保有者》になってる。
《賢者型》は、その判断のめんどくささもあって、たった……え~っと……5人、ぐらいかな。それぐらいしかいない。
でも、その5人は人類全体の宝とも言えるんだろうね。わたし達にはかんけーないけどさ。
伊集院博士を始めとした《賢者型保有者》のスンバラシイ研究や発明については、また別の機会にお話すると思うよ。
あ、そうそう。そもそも、《保有者》は大体の場合、《騎士型》でも《魔導型》でも脳細胞が活性化されてそれなりに賢くなる奴もいるし、特にそれが強力で、《頭脳型》に勝るとも劣らない天才くんだっている。
《頭脳型》はそういう中でも特に抜きん出た超超超弩級のいい意味で頭おかしい人、って思っておけばいいと思うよ。
※
さ~て、長々とお話してきましたが、これで最後で~す。
はいババン!
《特殊型》
これは、さっき説明した3つのどれにも当てはまらない、特殊な因子なの。
……もうそうとしか説明のしようがないね。ホントにいろんな能力を持ってる人が多いから、こればかりは実際に見て確かめてもらうしかない。
一応能力以外のことを説明しておくと、身体能力も並なら、エネルギーも生み出せないから、パッと見た感じ普通の人にしか見えない。だから、案外《保有者》であることを隠してこっそり生活してる人もいるらしいよ。
それでも、数自体は少なくない。円グラフで『その他』の項目が一番数の少ない項目よりも幅取ってるのと同じだよ。
大体日本に36,000人いるって言われてる。
ついでに、さっき《保有者》はDNAに変化なければ特別な細胞もないと言ったけど、この《特殊型》については例外だと思う。
なんせ、本当になんでもありだからね。元々《因子》っていうのは、存在を持たなかったものが存在するようになったものなんだ。それはつまり、“無”から“有”を生み出すってことでもある。それほどのことができるんだから、世界の常識を歪めて人間を超越した奴だって、いないとは限らないよ。まぁ、そんな実例わたしでも知らないけどね。
でも、どんな能力をもった奴が出てきても、《特殊型》なら『あ、それじゃあしょおがねえかぁ~~っ』ってことになっちゃう。
そういう意味では一番恐ろしいのはこのタイプの《因子》なのかもしれないね。
そうそう余談だけど結構大事な話。《Aランク》の《騎士型》と《魔導型》になると、自分の周囲の物理法則を歪めて、自分達に都合のいい“戦闘空間”を作ることもできる。そこではどんなに暴れまわったって、“相手以外”には大きな被害がでないようにできるんだ。だから、マッハいくらっていう早さで動くことも、何十cmの鉄板をぶち破る威力で殴りあうことも、鉄も焼ける温度を出すことも自由にできるってわけ。まぁ、多少ガラスが割れたりはやむを得ないと思うけど。
この辺は、セーイチが《因子人》相手に実践してくれたと思うよ。
こういうところもまた、《因子》の恐ろしいところだねぇ。
※
とまぁ、今回は《因子》の種類について説明してきたよォン。
説明がごちゃごちゃしててよく分からなかった人と、そもそもめんどくさくて話聞いてない人のために、最後に結論だけぶぁ~っと箇条書きにしておくよ。
1.《騎士型因子》は肉体強化。A~Cまでの三つのランクに分けられる。
・Cランクはあくまでも人間の延長程度の身体能力だけど、充分ヤバい! 数は全部の《保有者》の六割近く。
・Bランクになると、時速200km/hで動けたり1t以上のものを持ち上げたり、いよいよ化け物じみてくる。Cランクに比べて数は少ない。
・Aランクは完全にバケモン! 音速超える、タンカー持ち上げる、核ミサイルもへっちゃら。数は100人程度だけど、世界にとっても日本にとっても超コワイ!
2.《魔導型》は物理的、化学的エネルギーを生み出す。こっちもA~Cランクに分けられる。
・Cランクは生み出すエネルギーが小さいので、立場が結構弱い。数は《Cランク騎士型》の次に多い。
・Bランク以上はサイコキネシスが使える。エネルギーもかなり大量に生み出せるようになる。
・Aランクはやっぱりバケモン。原子力発電機千台でも足りない電力や、鉄を溶かせるほどの熱を生み出せる。しかも核にも平気なバリアーまで張れちゃーう。数はやっぱり少なくて、50人ぐらい。
3.《賢者型は脳細胞が活性化されて超賢くなるけど、分類がややこしくて、5人ぐらいしかいない。ただ、みんなすごい研究や発明をしてる。
・ただ、他の《保有者》もそれなりに賢くなるけど……まぁ、あくまでそれなり。
4.《特殊型は、上の三つに当てはまらない、なんでもありの因子。
5.その他色々説明してきました~。
・《先導会》が作った《因子管理措置法(因子法)》によって、《保有者》による非保有者に対する犯罪が厳しく取り締まられるようになってる。逆もしかり。
・《因子》は基本的に、性別年齢問わず誰にでも後天的に宿るけど、60歳以上になると《保有者》になる確率はグンと低くなる。《保有者》専門の医療機関で身体検査をされた後、正式に《先導会》のデータベースに登録されて《保有者》になる。
・《Aランク》の《騎士型》と《魔導型》は、周囲の物理法則を歪めて、自分達が戦うための戦闘空間を作ることができる。そこでは誰にもメーワクかからなァ~いっ。
とまぁ、こんな具合かな。
さて、これからもまたちょくちょくこういう機会があると思うから、その時はまたよろしくね~っ。
なんか『ウザいからもうやめろ』とか思われてる気がするけど、やるからねわたしは。
そういうわけで、これにてお暇させて頂きます。
ご機嫌麗しゅう。
ということで、いかがだったでしょうか?
子供向けアニメのエンディング後によくある説明コーナーみたいなのやったら面白いかなぁ~、と思ってこんな形にしたんですが……
『説明が分からづらい』とか『鬱陶しい』とか『著者コンクリに詰めたい』とかいう意見がありましたら、また次からは書き方を変えようと思っています。
もしなにもなければ、このままの形で強行させていただきます……w




