馬の合う友人
馬の合う友人とは気が合う、性格や考え方、価値観が一致する、相性の良い友人のことである。、、、がそのままの意味で馬が合ってどうするんだぁああ
数時間前
「やぁおはよう。今日も君が一番かわいいねルリエッタ♡」
とう言うと同時に横から
「おはようリアルジェ今日もお前が一番可愛いぞ♡」
と聞こえてきた。
『はぁ"ん??』
戦闘開始のゴングが互いの頭の中に響きわたる。
「うちのルリエッタのほうがカワイイに決まっているだろうが阿呆め。この可愛らしい粉雪のような毛並みを見ろ、お前の目は節穴か?あぁ"ん?」
「なんだとごら。僕のリアルジェのほうが何億倍も可愛いが?見ろこの穢れを知らぬ純粋無垢なそれでいて品位のある金色の瞳を!お前の目こそ節穴だ!なぁリアルジェ、、、、ってリアルジェ!?」
隣の男が慌てだした。何を焦っているんだか、馬鹿らしいと思いそちらの方を見ると、、、
「ル、、ルルル、、ルリエッタ!!??」
なんとうちの可愛い可愛いルリエッタが節穴男の馬といちゃついているではないか。
「辞めるんだリアルジェ!落ち着けもっとかわいい牝馬だっているぞ、というかお前も牝馬だろう。もっとかっこいい僕のような雄馬を見つけるんだ!」
「お、落ち着いておくれルリエッタ、そんな派手な子君には釣り合わないよ。ほらもっと落ち着いた紳士的な俺のような雄馬を探そう。な?」
俺等がそう言うと、二匹の馬はしばらく考えているような素振りを見せると、まるで
「お前らのような男はゴメンだ」
とでも言うように、また二匹で見つめ合いながらイチャイチャしだした。
「あ゛ぁぁ、、終わりだぁ、、僕のリアルジェがぁぁ」
「うぅうう俺の話を聞いてくれなかったことなんてなかったのにぃぃ、、ルリエッタぁぁ」
そういいながら俺等二人は馬小屋のなかでひざから崩れ落ちる。
「ウッウッ僕の名前は高橋馬愛、この黒馬リアルジェの飼い主だ、、もうこの際仕方がない。リアルジェはもう僕のものではなくなったんだぁ」
「ヒックヒックグスン俺は愛馬裕也、このっかわいい白馬ルリエッタの飼い主です、、、いやぁだぁあと数年くらいは俺のルリエッタであってほしかったぁぁあ」
そういってお互い涙が枯れるまで泣き、慰めあい、語り合った。
そうして一緒に馬の世話をしたり、お互い用事があるときは二匹まとめて面倒を見たりしているうちに、いつの間にか馬の合う友人というものになっていった。
そして俺等二人は、互いの飼っている馬同士の相性もとても良い、そのままの言葉の意味でも馬の合う友人となっていったのだ。
ってなんだそれ。




