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深夜3時の人形怪異

深夜3時の人形怪異

作者: リィズ・ブランディシュカ



 お人形さんを連れて、夜のお散歩。


 とっても楽しい。


 私の名前?


 そんなものなんてどうでも良いでしょう?


 あなたも一緒に歩こうよ。


 どうしてそんな悲しそうな顔をしているの?


 現実世界では辛い事がたくさんあるのね。


 でも大丈夫。


 私は、あなたの味方よ。


 この夜の時間は楽しい事だけをして過ごそうよ。


 だあれもいない夜の公園。


 誰にも邪魔されないから、遊び放題。


 ブランコ、シーソー、滑り台。


 どれから遊ぶ?


 なんでもできるよ。


 お腹いっぱい遊んだら、その後は何をしよう。


 おままごとでもする?


 それとも追いかけっこ?


 楽しい事ばかりしようよ。


 私は退屈だったの。


 今まで、お人形さんしか遊ぶ相手がいなかったから。


 だからこれからは毎日、私と一緒に遊びましょう。


 きっと楽しい夜の時間になるわ。


 どうしたの?


 体が動かないって?


 まるで小さくなったみたい?


 あら?


 もう変化してしまったの?


 残念、あの姿でもう少し遊んでほしかったのに。


 早かったわね。


 でも、小さいあなたも素敵だからいいわ。


 じゃあ、新しいお人形さん。


 これからはその体で私と一緒に、毎日遊んでね。




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