チラシの裏に書くような140文字の話

雨の日

　梅雨に入って連日雨が降り続く。梅雨冷という言葉があるが今日は朝から蒸し暑い。6ｃｍ防水の靴もクライミングパンツもびしょ濡れだ。

　不快であるはずの通勤路で、雨に運ばれて嗅ぎ慣れない匂いがどこからか漂ってくる。雨の日は街の匂いがいつもと違う。

　仕事場に着いて紅茶を入れる。砂糖はいらない。

※なんで雨の日はいつもと違う匂いがするんでしょうね。湿度も温度も高くて、体はびしょ濡れで不快なはずなんですが、それもまた悪くないなとなぜか思ったりします。