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最期の言葉

 仕事の都合で帰省していた娘はその日の飛行機で帰る。


 自分の方が家を出るのは早かった。


「じゃあお先」


「いってらっしゃい」の一言ぐらいあってもよさそうなものだが娘は何も返さなかった。


 しかしそれが娘にかけた最後の言葉になってしまった。


 それが分かっていればもう少しましな事を言えただろうか?


※それが最期だって気が付かない事はよくあると思います。後悔の無い人生を生きたいものですね…ま、後悔で溢れているのが人生というものですが^^;。

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