前へ目次 次へ 5/999 サンドバッグ 振り返るとサンドバッグの様な人生だった。学生時代も社会に出てからも、容赦なく世界と他者は私を殴り続けた。いや、今も殴り続けている。 そんな世界を見返したくて、女ながらに私はボクシングジムの門を叩いた。 でもそこで、サンドバッグを殴ってみて気がついた。 素手で殴れば拳を痛めてしまうのだ。 ※殴られる方はたまったものではいですが、殴る方も場合によってはダメージを受けているのかもしれないなという話です。人は殴らないに越したことは無いです。