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独裁者

 彼の造ったAI搭載マシンは無敵だった。軍も政府もその前では無力だった。


「世界は完全に私の支配下だ。私の考えに異を唱えるものは処刑していけ」

「OKマスター」


そうして数年が経過した。


「もう生きているのはマスター一人だけです」

「私が間違っていたようだな…」

「OK、マスターを処刑します」


※全て自分の思い通りに世界を動かせたとして、それは自分の想った世界ではないんでしょうね。色々と自分と違う意見の人がいて、それが面白い。

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