139/999
気付き
何でもないような風景の、その美しさにふと気が付くことがある。見ているようで、実はよく見えていないものが、この世界にはたくさんあるのだろう。
しかしその美しさに気が付いて、もう一度注視してしまうとその感動は鈍いものへと変わってしまう。
そうして薄れて、それはまた日常の風景となっていく。
※あ、この風景素敵だなとふと思う事があります。今も朝焼けに赤く輝く向かいにあるマンションの壁が美しいです。でも気づいた時の感動は次第に薄れてしまいます。
優れた絵画は見飽きません。絵とは感動を閉じ込めるためにあるのかも知れませんね。風景を見ているようで、書き手の感動を読みとっているのかもしれません。




