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中級者ぐらいの作家が普段意識している、文章のルール

作者: みももも

 少し前に「小説の書き方」みたいなテーマで、エッセイ界が賑わっていましたね。


 今更その話かよ。と思う方もいるでしょう。

 今更、その話なんです。乗り遅れた感じで、申し訳ない。


 言われてたのは、多分こんなこと。

「『・・・』はやめろ! 『……』にしろ!」

「『?』とか『!』を使った後には、全角で1文字空けろ!」

「文頭はとりあえず、全角で1文字空けろ!」

「会話文の末尾に『。』をつけるな!」

「誤字脱字を、するな!」

 書かれていたことは、どれも正しいです。多分。

 だから話の流れが「守ることは義務なのか」みたいな話になったわけですが……

 正味、そのあたりに関しては、私としては、どうでも良いかな……と。


 それよりも、そんな基礎的な話ばかりで、満足しているのだろうか。

 みたいなことが気になったので、いくつか羅列してみます。

 ※わかってると思いますが、これは「守るべきルール」ではありません。


・漢字を開く

 難しい漢字は、むしろひらがなに開きましょう。みたいな話。

 極端にわかりやすい例を挙げると「何故(なぜ)」とか「如何に(いかに)」とか。

 作者的には「所詮(しょせん)」とか「宜しく(よろしく)」とか、そのあたりも開きたい。

 べつに、漢字で書くことが間違っているわけじゃない。

 だけど、ひらがなで書いた方が圧倒的に読みやすい。

 普通に執筆していたら、むしろ一発で変換してしまう。

 だからこそ、あえてひらがなを使うテクニックが求められるのかと。


・同じ単語の使い回しを避ける

 たぶん、文章の上手い人はこれを(読者に意識させないレベルで自然に)やってます。

 お経なら、同じことを繰り返しても問題ないです。でも、私たちが書いているのは娯楽作品のはず。

 だったら、少し工夫してみようぜ!

 ちなみに作者自身は、小説とかエッセイとかを書いているときに「あれ、この言い回し、前にもやったな」って感じることがあるたびに、うんうん唸って言葉をひねり出してます。

 むしろ気づかなかったら基本素通りする。それぐらいの軽い気持ち。

 そんなだから、今すぐ具体例を挙げろといわれても難しいんですが……

 暇なら、そのあたりにある身近な作品の、同意語を、すべて同じ単語に変えてみてください。

 私はそんなことやったことないのでわかりませんが、多分面白いことになりますから。


・文章に個性を出す

 これができれば、誰も苦労しない。

 いや、そりゃそうなんだけど、だからこそ目指したいところではある。

 むしろそのための術を知っている人がいたら教えて欲しい。

 真の理想は、その文章を読んだだけで「あれ、これってもしかしてみもももの?」って、思われるぐらいの文章力を身につけたい。

 それでいて、読みやすいと好評を受けるような。でも多分、これにはゴールが存在しない。

 個人的にいろいろやっているのは、例えば文章をぶらす(・・・)こと。

 例えばわざと、回りくどい言い方に置き換える。

 伝わるか伝わらないか、ギリギリぐらいのたとえ話を出す。

 あえて、ネットスラングとかを交えて書く(やり過ぎ注意)

 多分これは、ビジネス文書でやったらすげー怒られるやつ。

 だけど私たちが書いてるのは、娯楽作品だから。


 結論

 書き方のルールがどうこうよりも、どうにか楽しんでもらえるように気をつける方が大事なんだと思う。

 そしてそのためなら、ルールをあえて無視するのも、それはそれでありなんじゃないかな・・・。


 と、思うのですが、いかがでしょうか。

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― 新着の感想 ―
[一言] > 「会話文の末尾に『。』をつけるな!」 「会話文の末尾に『。』をつけてもつけなくてもよいが、最近はつけないことのほうが多い。出版社によっても異なる。どちらでもお好きな方を。つける場合は文…
2022/08/16 21:42 通りすがり
[良い点] 漢字とひらがなは加減が難しいですね。 私は良くないと思いつつ、同じ単語でも漢字ひらがなブレブレです。 基本はひらがな表記なんですけど、やりすぎて一説全部ひらがなると、句読点があっても目が滑…
[一言] >そんな基礎的な話ばかりで、満足しているのだろうか。 満足してるわけないやーん!最低限これくらいは整えて欲しいってだけ。
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