虐げられし姫は、咎人に襲われる(2)
リアを探す事を頼まれ、セトと共に行動していた白尾は、トワのが、郊外に持つ別宅の屋敷に向かった事を突き止めた。
まずは、トワの側近の侍女に変装して、王宮のトワの居場所を、トワ付きの侍女から聞き出した。
さらに、郊外の屋敷では、リアの監禁されている場所を、屋敷の者に聞き出し屋敷の門を、開けセトを引き入れた。
それで、役目は終わったが、好奇心から、屋敷に留まっていた。
庭では、白尾が悲鳴を上げていた。
「ギャー!!あれは咎人では無いか!!なぜ現れたたんじゃ!!セトー!どこじゃー!」
白尾は、そうしてセトを探し初めた。
白尾にとってリアの存在等どうでも良かったが、セトに探してくれるなら、いなり寿司を好きなだけご馳走すると言われ、協力した。
だが、突然の咎人の出現に関わった事を後悔するのだった。
「わ~ん。やっぱり、さっさと帰れば良かった」
「白尾!!」
そこへ、リアを抱きかかえた、セトが庭に現れた
「おおー!セト!助けてくれ!」
「白尾、ちょうど良かった!リアを頼むよ」
そう言うと、リアをそっと木の下に降ろすと、自分の着ていた外套をリアに掛ける。
「ちょ!それだけかぁー!少しはわしの心配をしてもよかろ!!」
すると、セトは小さな結界をリア達の回りに張った
「……う~ん。ここは?!」
「気が付いたか?!」
「貴女は?!誰?」
白尾はコケた。
「わしは、隠密の白尾じゃ!ここで大人しくしてよ。咎人が出現したのじゃ!!」
「咎人??」
そう言れ白尾の視線の方目をやる。
そこには、おぞましい化け物がいた。
「あれは……何!!」
「咎人じゃ!人間達はあれを、妖怪とか鬼とか幽霊とか言っておる物じゃ!」
白尾は、偉そうに説明するが、リアは、話を聞いて居らずセトの姿を、見つけると急いで向かう。
「って!わしの話を、聞けーー!結界から出るな!!」
リアは、危険を、置かしてセトの元へ向かった。
「陛下!陛下だけでも逃げて下さい!」
「リ、リア?!ダメじゃ無いか、結界空出たりしたら。大丈夫、心配いらないよ」
そう言われても、あの化け物に勝てるとは思えない。
「でも……!!」
「平気だって僕は、誰よりも強いからね」
セトは、リアを、安心させる様に微笑む。
「………絶対、無理はしないで下さいね」
リアは心配だったが、セトは確かに不思議な力を持っている。
彼ならば、本当にあの化け物を倒せるのではと思う。
「うん。分かった」
「リアは、ここで大人しく待ってて、今度こそ、結界から出てはダメだよ」
「はい……」
そう言われて、心配だが白尾がいる場所に戻って行く。
庭では、トワとおぼしき咎人が、唸り声をあげ暴れている。
「大通連」
そうセトが、呼ぶと白い鷹が1羽セトの元に飛んできた。
「神器錬成!!」
更には、一羽の鷹は、体が光り刀へと姿を変えた。
セトは、その刀を手にし抜く!
「やれやれ、随分と怨念や成仏しそこねた魂を、喰らっているね。、最近の咎人は、滅多に本性を表さず、静かに人の振りをしているから、見つけるのがめんどくさいよ」
そう吐き捨てると、咎人に攻撃を開始する。
咎人はセトを潰そうと襲いかかる。
だが、それをひらりと交わし、逆に咎人の手を切り落とす!
その上、切られた部分が、凍結を始め瞬く間に、氷の塊に姿変えていく。
そして、『ピキッ』っと完全に固まると、今度は、霧となって霧散してしまった。
咎人を倒すと、リアの所に戻って来た。
「リア。お待たせ」
まるで、何事もなかった様ないつもの軽い感じて言う。
「陛下、無事で良かった!!」
リアは、やっと安心して、セトの元に行く。
「だから、大丈夫って言ったでしょ。それより、リア、体は大丈夫?早く王宮に戻って手当てしよう」
そう言うと、小さな笛で、天馬を呼んで、リアを乗せ王宮へと向かうのだった。




