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神の娘 ~外伝~  作者: 藍


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25/60

虐げられし姫は、拉致される(2)*

セトの住まう宮殿では、騒ぎになっていた。


部屋で休んでいる筈のリアが、居なくなっていたからだ。


侍女達は、宮殿をくまなく探したが見つからない。


そうしている内に、ちょうど、宮殿に帰って来たセトの元にもその報告が入った。


「リアが居なくなった?!」


「はい。昼間、少しお休みになられると仰せになって、私達は下がったのですが…その後、夕方にリア様を、起こしに参りましたら、お姿が部屋になく…」


この宮殿は、一応、警備はしているが、元々、身の回りの世話は必要だが、1日中、警備兵に張り付かれ様な、束縛は嫌う、セトの性格もあり警備は以外と甘い。


その気になれば、王宮に出入りしている者なら、誰でも簡単に侵入できた。



(誰かに、拐われた?!いや、もしくは、リアが勝手に王宮を出歩いている?)


セトは、リアの性格を考えてなんと無く、後者だと思った。


(まあ、夕飯までには帰って来るかな??)


そうして、考えてい時、今度は政庁からの使いの者が来た。



今は、リアがいなくなった事の方が重要だが、どうやら神殿の事件で、重要な話があるとの事だった。


仕方なく、政庁に向かった。


だが、政庁で聞いた話は、とんでもない話だった。


「リアと北の国の者達が、神殿の首謀者?!」


そうセトに話をしたのはガクサンだ。


「そうだ」


「そんな事は、ありえない」


そもそも、この神殿の事件を知ったのはリアが、きっかけだ。


そして、リアが姿を、消した直後に、この話。


まるで仕組まれいるとしか思えない。


(リアは、神殿の者が拐った?!危険だ。早く捜さないと)



「話はわかった。僕は、用事が出来たから、まあ、引き続き捜索は、君に任せるよ」


そう言って政庁をさっさと後にする。


そうして、白尾の居る部屋に向かう。


「やあ、白尾。君に頼みたい事が、有るんだけど……」


「なんじゃ?わしは、忙しいんじゃが…」


(王宮内で、リアを拐い、神殿と関わりがあるならトワだろうな…)


白尾にトワの居場所を捜させた。


すでに、トワは、実家に戻ると言って王宮を出た後だった。


◇◇◇◇◇


「う~ん………ここは?」


リアは目を覚ました。


だが、真っ暗で、ここがどこはわからなかった。


その上、体は縛られて、自由も気かず冷たい床の上に寝かせられていた。


その時だ!

誰が部屋に入って来た。


「あら、ようやくお目覚め?リア様」


聞き覚えがある声がした。


「トワ様、これはどういう事ですか?」


リアは、問いかける。


「どういう事も何も無いわ!貴女は、神殿の事件の関係者として、ここで死んで貰うの」



「なっ!!なにを、訳のわからない事を…」


「ふふふ。もう王宮では、貴族達によって、そう言う話になっているの。貴女は、北の国の出身、神殿は、北の国境の街を拠点にしていたから、ちょうど良かったわ。後は貴女を始末するだげ…」


神殿の事件には、貴族達が関係していると事は、リアも知っている。


だが、まさか、自分に罪が擦り付けられるとは、思ってもいなかった。


「そんな……」


トワは、勝ち誇った顔になり、今までのリアの態度を思い返し怨みを晴らすかの様に、リアの着物の衿を掴み頬を平手打ちする。


「今まで、よくも、私をバカにてしてくれたわね!!」


「ウッッ……」


リアは痛みで、顔を歪める。


「私を、どんなに痛め付けてても、例え殺したとしても、陛下の気持ちが、貴女に向くことは絶対無いわよ」


トワは、そう言われ更にカッとなってリアに暴行を加える。


リアは、悲鳴を上げる事もなくひたすら耐えていた。


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