表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の娘 ~外伝~  作者: 藍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/60

虐げられし姫は、拉致される(1)


セトと両想いになって数日が立った。


リアは、新婚の様に、毎日、楽しい日々が続いた。


だが王宮内は例の神殿の事件で連日、騒がしかった。


お茶や食事の時に陛下に、それとなく訪ねても余り教えてもらえない。


そうなると、リアも余計に気になり、神殿の事件を知りたくなった。


リアは、昼過ぎに、再び少し休むと言って侍女達を部屋から遠ざけ、お仕着せを着て窓から抜け出し、王宮を歩く。


(陛下も神殿の事件の事で、少し忙しいから、この時間なら大丈夫)


再び使用人が集まる、休憩室へとやって来た。


「こんにちは」


リアは、お茶をしていた侍女達に声を掛けた。


その侍女はリアが、この王宮に来て、初め洗濯場で声を掛けてくれた人だ。


「リズ、あんたかい。久しぶりだね。元気してたかい?」


「はい。お久しぶりです」


「あんた垢抜けたね。綺麗になった。さては王宮でいい男でも見つけたのかい?」


「エッ?!そんな事は//」


その言葉に、リアは、『ドキッ』とする。


自分が『綺麗になった』なんて、言われる日が来るとは思ってなかった。


「まあ、世の中には悪い男もいるし気を付けるんだよ」


「はい。それより神殿の事件の話は、何か聞いてます?」


「神殿の事件かい、そうだね~。どうやら陛下の隠し子が、なにやら国境の街で、庶民から、金巻き上げ足り、旅人を誘拐したとの噂もあるね」


(陛下の隠し子……)


リアは、神殿の子供がセトの子供では無い事は知っている。

だが、ここでも、どうやらそんな噂が流れているらしい。



「後、噂の中には、王宮に出入り出来る身分の貴族や、なんとあのトワ様の父親が、関わっているって話もあってね。色々厄介な事になってるみたいだよ」



「………」


リアは思っても見ない展開に驚いた。


◇◇◇


トワの部屋。


ここ最近、全てがトワの思い通りになっていなかった。


リアは、花見の宴で転んでも、すぐに陛下が助けた為に、リアには陛下の寵愛があると周囲に知らしめられるだけだった。



また、地味な田舎娘のリアが、予想以上に美しく着飾って、出て来た為に周囲は注目していた。


トワは、リアに負けまいと、陛下に着物を納めている、商人に連絡して、リアよりも豪華な着物を買おうとしたが、法外な値段をふっかけられて、結局、着物を手に入れる事は出来なかった。


その上、国境の街の神殿の事件が起きた。


その神殿には、父親が関わっている事は、薄々分かっていた。


だが、トワには、庶民の生死や貧困等どうでも良く、ただ自分の家に火の粉が飛んで、罪に問われ、今の贅沢な暮らしを失う事を怖れていた。



(あの泥棒猫事だけでも、頭が痛いのに…)


気分転換に、外に散歩に出た時、トワは女の姿を見かけた。


それは、お仕着せを着たリアだ。


(あの女………リア?なぜこんな所を、使用人の格好で……そうだわ…)


トワは、側にいた者に命令をする。


「あそこの使用人を、私の名前は、出さずに誰にも知られ無い様に、私の元に連れて来てちょうだい…」


そう命令すると、トワは部屋に戻っていった。


リアは、突然、見知らぬ男女に声を掛けられて、無理やり知らない宮殿の部屋へと連れて行かれた。



(どうしょう~。困った事になったわ。侍女を部屋から遠ざけているとはいえ、陛下が宮殿に戻る前には、私を呼びに来るでしょし…。私が居なくなってたら大変な騒ぎに……そして、陛下が、帰って来てしまったら……)



部屋の中では、侍女が、部屋の外では、兵士らしき男が、見張って立っていた。


すると、別の侍女が香炉を持って入って来た。


その甘い香りは、神殿で嗅いだ物と同じだ。


「あっ!!……………」


そうして、リアは意識が、朦朧となりとうとう意識を失ってしまった。


話のストックが、無くなりました。


ここからは、不定期更新になります。毎日楽しみに読んでくださった方には、本当に申し訳ありません。


これからも、神の娘~外伝をよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ