虐げられし姫は、両想いになる*
リアが、あれこれと考えていると、セトが、心配して話掛けてきた。
「リア、まだ気分が悪い?」
「あっ!いえ、ちょっと考え事を、あの子供もやはり捕まるんでしょうか?子供ですし、悪い大人に利用されている思うんです。だから心配で…」
「まだなんとも言え無いな……。リア、君の優しい気持ちは分かるけど間違っても、あの神殿に、また行ったりしたらだめだよ」
リアは、『ギクッ』とする。
あの神殿の事が、気になって、再び行こうと思っていたからだ。
「えっと…はい。わかりました」
「約束だよ。それより、これで子供の誤解も解けたし、あの時、貰いそびれた、お礼を貰いたいな…」
突然の話にリアは固まる!
だが、セトは遠慮なくリアの隣に座り抱き寄せる。
「////あ、あの陛下…//」
「そうやって真っ赤になると、僕は、ますます君を困らせたくなるんだよね。だから、言うけど、リアは、僕の事が、好きなんでしょ?」
「!!!、あの……//聞こえていたんですかー!!」
更に、今ここで、あの時の告白の話を、持ち出されるとは思ってもいなかった。
「うん。でもその後の子供の話が衝撃的だったし、誤解されたままには出来ないからね」
「///あの時は、本当に勘違いして責めてごめんなさい」
「僕も、君に謝らないとね」
「えっ?」
リアはその言葉に、衝撃を受ける。
(やはり、お断りなんだ……)
「あ、あのもういいんです。私、その…」
リアは、そう言って、セトの腕の中から、逃れようとするが離しては、もらえなかった。
「僕の話をちゃんと聞いて欲しい。謝りたいって言ったのは、僕の勝手な都合で、リアの人生を変えてしまった事だよ。
あの時は、君の弱味につけ込んで、偽りの結婚を決めてしまったけど、今は違う。リアと過ごしている内に、このままずっと、リアと共にいたいんだ」
そう言うと、リアを、離して改めてリアの手を取る。
「だから改めて、リア、僕と結婚して欲しい。僕もリアが好きだから」
「///っ/」
「リア、返事は?」
「はい。陛下//あの不束者ですが、よろしくお願いいたします」
そう聞くと再びリアを、抱きしめ口付ける。
(/////)
「////あの、へ、陛下…その、結婚まで手は出さないって…言いましたよね?」
「そうだっけ?でも今のは薬のお礼分。リアは嫌だった?」
熱っぽい目で、見つめられば、リアは否定すら出来ない。
「////そ、そのいやでは…//」
ただリアは、全てが突然で、ドキドキで胸が一杯で、なんて答えていいかわからない。
「じゃあ。問題無いよね」
そうしている内に、再び口づけられる。
「アッ、ふっ、、」
それは、段々と深くなっていく。
リアは気が付くと、寝ていた寝床に、いつのまにか押し倒されていた。
「リア…今日はもう遅いから、泊まっていこう…」
その言葉が、どういう意味かはリアにも分かる。
だけど、どう返事をしていいかわからない。
戸惑っている内に、名前を呼ばれ、再び口づけられる。
「リア、嫌…?」
「///っいえ…」
(まさか、両想いになって、すぐにこんな事に……でも陛下となら……大丈夫…)
その夜、2人は結ばれるのだった。
◇◇◇
翌朝、リアは目を覚ました。
「リア、おはよう。残念。もう少しリアの可愛い寝顔を見ていたかったのに…」
リアの隣に寝ていたセトは、優しいくリア声をかける。
「っ…?!?!陛下、おはようございます!///」
(寝顔を見られていたなんて//)
「よく眠れた?」
「はい。あの……」
身を起こすと、体に痛みが走る。
「ッツ…」
その上、体の紅い痣が目に入り、昨日の夜の事が、頭に浮かび恥ずかしくなり布団に潜ってしまう。
「///もう、全部、陛下が悪いんです……」
「そうかな?リアが可愛いのが悪いと思うけど…そうやって真っ赤になって、僕を煽るから…」
リアは、再び、布団から顔を覗かせながら否定する。
「////そんな…こと///もう知りません…」
「ごめん、ごめん。リア、もう少しのんびりしたら王宮に帰ろ」
「//はい//」
そして、2人は幸せな朝を迎えた。




