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神の娘 ~外伝~  作者: 藍


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23/60

虐げられし姫は、両想いになる*

リアが、あれこれと考えていると、セトが、心配して話掛けてきた。


「リア、まだ気分が悪い?」


「あっ!いえ、ちょっと考え事を、あの子供もやはり捕まるんでしょうか?子供ですし、悪い大人に利用されている思うんです。だから心配で…」


「まだなんとも言え無いな……。リア、君の優しい気持ちは分かるけど間違っても、あの神殿に、また行ったりしたらだめだよ」


リアは、『ギクッ』とする。


あの神殿の事が、気になって、再び行こうと思っていたからだ。


「えっと…はい。わかりました」


「約束だよ。それより、これで子供の誤解も解けたし、あの時、貰いそびれた、お礼を貰いたいな…」


突然の話にリアは固まる!


だが、セトは遠慮なくリアの隣に座り抱き寄せる。


「////あ、あの陛下…//」


「そうやって真っ赤になると、僕は、ますます君を困らせたくなるんだよね。だから、言うけど、リアは、僕の事が、好きなんでしょ?」


「!!!、あの……//聞こえていたんですかー!!」


更に、今ここで、あの時の告白の話を、持ち出されるとは思ってもいなかった。


「うん。でもその後の子供の話が衝撃的だったし、誤解されたままには出来ないからね」


「///あの時は、本当に勘違いして責めてごめんなさい」


「僕も、君に謝らないとね」


「えっ?」


リアはその言葉に、衝撃を受ける。


(やはり、お断りなんだ……)


「あ、あのもういいんです。私、その…」


リアは、そう言って、セトの腕の中から、逃れようとするが離しては、もらえなかった。


「僕の話をちゃんと聞いて欲しい。謝りたいって言ったのは、僕の勝手な都合で、リアの人生を変えてしまった事だよ。

あの時は、君の弱味につけ込んで、偽りの結婚を決めてしまったけど、今は違う。リアと過ごしている内に、このままずっと、リアと共にいたいんだ」



そう言うと、リアを、離して改めてリアの手を取る。


「だから改めて、リア、僕と結婚して欲しい。僕もリアが好きだから」


「///っ/」


「リア、返事は?」


「はい。陛下//あの不束者ですが、よろしくお願いいたします」


そう聞くと再びリアを、抱きしめ口付ける。


(/////)


「////あの、へ、陛下…その、結婚まで手は出さないって…言いましたよね?」


「そうだっけ?でも今のは薬のお礼分。リアは嫌だった?」



熱っぽい目で、見つめられば、リアは否定すら出来ない。


「////そ、そのいやでは…//」


ただリアは、全てが突然で、ドキドキで胸が一杯で、なんて答えていいかわからない。


「じゃあ。問題無いよね」


そうしている内に、再び口づけられる。


「アッ、ふっ、、」


それは、段々と深くなっていく。


リアは気が付くと、寝ていた寝床に、いつのまにか押し倒されていた。


「リア…今日はもう遅いから、泊まっていこう…」


その言葉が、どういう意味かはリアにも分かる。


だけど、どう返事をしていいかわからない。


戸惑っている内に、名前を呼ばれ、再び口づけられる。


「リア、嫌…?」


「///っいえ…」


(まさか、両想いになって、すぐにこんな事に……でも陛下となら……大丈夫…)


その夜、2人は結ばれるのだった。


◇◇◇


翌朝、リアは目を覚ました。


「リア、おはよう。残念。もう少しリアの可愛い寝顔を見ていたかったのに…」


リアの隣に寝ていたセトは、優しいくリア声をかける。


「っ…?!?!陛下、おはようございます!///」


(寝顔を見られていたなんて//)


「よく眠れた?」


「はい。あの……」


身を起こすと、体に痛みが走る。


「ッツ…」


その上、体の紅い痣が目に入り、昨日の夜の事が、頭に浮かび恥ずかしくなり布団に潜ってしまう。


「///もう、全部、陛下が悪いんです……」


「そうかな?リアが可愛いのが悪いと思うけど…そうやって真っ赤になって、僕を煽るから…」


リアは、再び、布団から顔を覗かせながら否定する。


「////そんな…こと///もう知りません…」


「ごめん、ごめん。リア、もう少しのんびりしたら王宮に帰ろ」


「//はい//」


そして、2人は幸せな朝を迎えた。



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