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5. あの言葉を囁いて
僕がどんなに微笑みかけたって どうせ疑うことしか知らない
僕がどんなに弁解しても 君は自分しか信じない
「ごめん」の代わりに
「愛してる」って一言いえばいいじゃないか
それが無理なら二人 切なすぎるよ
正しいことだけ していると思って
間違いを認めていないだけだった
ああ こんな夜に 愛を埋めるだけのことをさせないで
ひとしきり 口ずさんで 眠りにつこう
僕がどんなに優しくしても 物珍しそうにするだけ
僕は何も望んでいないのに 君は僕に何故望むの?
「ごめん」の代わりに
「愛してる」って一言いえばいいじゃないか
それが無理なら二人 切なすぎるよ
花弁の枯れた サボテンが 寂しげに夜を見送るよ
言葉を何度も歪めてしまわずに
心も正直でいられなくなるから
抱きしめられたくないと 強がるあなたの体を
そっと抱きしめるだけ 抱きしめて囁いて欲しい言葉は 「愛してる」