心の扉~闇~
この扉を開ければ何が見えるのだろう
いくつもある扉の真ん中に僕は立っている
どの扉を開ければいいの?っと問いかけても
誰も教えてくれないし
誰も知らない
ここには、僕しかいないから
暗闇の中いくつもある扉だけがよく見える
不気味に見える扉や変な形をした扉
ふざけて笑っている扉に怒り狂っている扉
何故か開けたくなるような扉は、一つもない
どうしてここにいるのか?
どうすればいいのか?
どうすれば抜け出せるのか?
全くわからない
僕は、怖くなり
暗闇の中必死に走り出した
だが走っても走っても奇妙な扉しか見えてこない
体力が底をつき精神的にも限界になった
僕は崩れ落ちるように倒れて気を失ってしまった
目を覚ますといつものベッドでいつもの景色
奇妙な扉の世界
それはきっと誰にでもある
自分自身の闇の世界
どれか一つでも扉を開けていれば
取り返しの付かない事になっていたと思う
多分僕は遊び半分で闇に支配された
心の扉を開けていたのだろう
読んで頂きありがとうございました