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教室にて①
大分と短い回になりました(^^;)
「おはよう、メアリー」
「おはよう、クロエ」
「ねえ、メアリー、今日、私の家に来ない?先日いらした婚約者から、隣国のとても美味しい茶葉を頂いたのよ」
「あら、それは素敵ね。ぜひ伺いたいわ」
クロエはさりげなくメアリーを誘った。
メアリーは快く快諾したが…
「私に聞きたい事があるのでしょう?」
「え、ええっと…まあ、そうね。それもある。でも、最近メアリーがずっと忙しかったから、メアリーとゆっくりお茶したいって思っていたのよ!」
メアリーは、頷いた。
「ええ。そうね。私も、もう疲れちゃった。だけどそれも昨日でおしまい!昨日、色々と終わらせたわ。だから、今日は時間があるの」
「色々とって?」
「それは、クロエのお家でお話するわ」
「クロエが1番気になっているのは、あの2人の事でしょう?」
クロエの視線の先にあったのは、窓の外に見える、並んで歩く、フレデリックとサラの姿だった。
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