朝の学園にて
体調不良で更新お休みしておりました。
ようやく復活しましたが、今日は短めです(><)
「フレッド様、おはようございまぁす」
「おはよう、サラ」
朝から甘々な空気を出して、2人は婚約者同士ではない男女としては、おかしな距離感で教室までの道のりを歩いていた。
ああ、今日も始まったな、と周りの者たちは思った。
だが、この学園に通う生徒は貴族の子女なので、顔には出さず、通り過ぎていく。
最初に彼らが並んで登校する姿が見られてから、2週間が過ぎていた。
皆が呆れるほどに、2人は堂々と、そう、あまりにも自然に一緒にいることが当たり前のようになっていた。
その間、フレデリックとメアリーの交流といえば、婚約者以外の女性を侍らす事に苦言を呈すことはあったが、それも婚約者としての体裁を保つためのものだ。
定期的に行われていた2人のお茶会も行われることはなかった。
登校から下校まで、学年も違うのにかなりの頻度で2人は目撃されていた。
メアリーの友人達は見かけるたびに2人に諫言した。
「フレデリック様、サラ嬢、おはようございます。本日も朝から仲がよろしいですわね」
「フレデリック様、婚約者がいらっしゃる身でありながら、別の女性との距離が本日も近すぎるのではありませんか?」
「サラ嬢、婚約者がいらっしゃる方との接し方を、ご両親や先生から習っていらっしゃらないのですか?」
「ふん、君たちはメアリーの取り巻きだな。これはメアリーに言われてそのように毎回毎回言いに来ているのだろう」
「フレッド様、私、最近ではいつも子の方達にいじめられていて。怖いのです」
このような、不毛な会話が繰り広げられるのもいつもの光景となっていた。
ただし、彼女達は絶対に何か話すときには人通りの多い所で始める事にしていた。
目撃者を増やすためだ。
そして、学園にいる間は必ず1人になることはなく、3人だけになることもなく、常に無関係な誰かが近くにいるように心がけた。
【何かあった時】の為に。
それは、メアリーとクロエも同じだった。
特にメアリーは教師や親世代の人間など、強固な証人を得るようにした。
そして、その時は確実に近づいていた。
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