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16 子供たち

16、子供たち


 さて、この夜はどの家でも大人たちは出払っていた。小さな子供たちは大きな子供たちが面倒を見ているか、大人たちと会合へ連れて行かれた。

 レルとフラーは、レルの家の暖炉の前にいた。フラーの兄弟はまだ小さいので、母親と一緒に出かけていたので、今夜は二人きりだ。フラーの家で温めてきたスープを食べている。娘たち二人は親のいない夜を二人で楽しんでいたが、いつものようにというわけにはいかなかった。今日見たケアールの恐ろしさをまだ生々しく覚えていたし、大人たちが騒然としている今、落ち着かない気持ちになっていた。


トントン


 突然のノックの音で二人は目を見合わせた。レルは、デル(鹿)の感知力にはなんら危険を感じなかったのでドアを開けた。そこにいたのは、パス(足跡)のコルネとジョージョー(いたずら小人)のモンタとセッコ(石と骨)のビアッジョだった。レルは、コルネたちを居間に通した。


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