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初の迷宮は危なすぎです。

「ねぇねぇテル。ほんとにこっちであってるの?」

「、、、あってるさ。」

、、、これ。私が調べて先導したほうが早そう。っていか仮にも古着屋でお店やってるんだから人脈って広いんじゃないの!?

「あの、旅のギルドってどこにありますか?」

「ふぉっふぉ君たちは異国の方かな?ここの道をまっすぐいって、広場のところで三回まわってギルドさんっていえば出てくるよ。」

何だそのファンタジーは、

「だってよ、テ、、ル!?」

いないっ跡形もなくふつーに消えてったっえ゙これ私が探さないといけないやつ?

「とりあえず確かめがてら三回まわってみるか。」

えーと?ぐるぐるぐる、

「ギルドさん。」


パァァァァァッ


いやまじかよ、、。だれか嘘だと言ってくれ。こんな魔術っ知らないっ知的好奇心がくすぐられるっ


「あのぉ人を探しているんですけど、、。」

「はっあたしらを馬鹿にしてんのかい?その胡散臭い丁寧語は。」

は、、

「あら、こちらのほうがよろしくて?せっかくこちらが下手にまわったというのに、、。そうやって人の親切を無下にするのがギルドなんでしょうか?」

あ、、、いっちゃったやっちまったこれやばい。テネブルさん助けて。

「まぁマシになったか。てかごめんな丁寧語なんて慣れてないんだ。で人探しだったっけ?そしたらここに記入を__」

「やぁいちおう人探しのクエストを追加してもらってもいいかい?」

、、、あれはあそこで見たことのないタメ口をつかってる人はっテルッ

「「あ、」」

「すみません、ただいま見つけてしまいました。」

「あ〜ごめんねここにいたね。」

「テル。」

「ロゼ。」

なぜっこっちが知らない常識に惑わされているときにっ

「いやぁちゃん来てたとは。まぁいいや、僕とロゼでパーティを組ませてくれないかい?」

「いいが、、そんな歳から冒険者とは父親がやるもんじゃないと思うな。」

ピキッそ、ん、な、と、し、ですってぇぇぇぇぇ?ん、、父親?

「うふふ。これでも成人してるのですけれど、、。」

「そうだよ、ロゼはれっきとした17歳だ。」

「いや、、どう見ても15歳以下、、。」

一発くらいぶん殴っても許されるのでは?生きてきてはや17年。10歳まではちゃんと年相応に言われてきたけど。どんどんどんどん年齢が上がるごとにこうやって勘違いされるのはなんででしょう?

「あぁ、、ちびでごめんなさいね、私、なぜか小さいのですわ。そしてこの間抜け野郎は父親などではない!断じて!」

「あぁ、、ごめん」

「で?パーティー名は何にするんだ?」

どうしよう。きれいな花言葉ってなんだ?愛情とか?いやテルとの関係はそんなんじゃないし。

じゃぁそうだな

「キリサンテーム。」

白菊の花言葉は真実。意外といいのではないでしょうか。

「ほぉロゼにそこまでのネーミングセンスがあるとは思わなかったな」

「じゃぁパーティー名は キリサンテームだな。じゃぁ次、誕生日。」

「12月の11日。テルは?」

「8月の18日。見事に離れてるな。」

確かに。でもなんで誕生日だけ?っていうかテルって8月だったんだ。6月のイメージ。あじさいとかそういう系のやつだと思った。私の好きな花ってことでキリサンテームにしたけど。

「じゃぁ次。使う武器は?」

「むえいsっむぐっ」

「しー。だめだよそれは」

えぇパーティーの質が上がると思ったのに

「魔術と短剣術。ワイヤー。」

「長剣術と槍、少し魔術。くらいかな」

ちなみにここで武芸って言わないのは基礎中の基礎だから。武芸があるからいろんな武器を扱えるし武器があるからこそ武芸ができる。

「ほーで?さっき白髪のお嬢さんがいいかけてたのは?まさか無詠唱魔術じゃないだろうね」

「あら、そんな高度なもの。私のようなちびに使えるわけ無いでしょう。使えたらおかしいでしょ。」

お嬢様語あきた。めんどくせぇふつーに喋りたいわ。侍女にも散々言われたっけ。言葉遣い。

「ふーんじゃぁ歳は?」

「17!」

「24、、」

くっ七歳年上に抱きついたのかっ恥ずかしい、、。

「ふーん結構差があるんだな最初は9つと28くらいに見えたが。」

そっちのほうが差がありありじゃないですか。私だって好きでちびなわけじゃないのにっ

「おっけーじゃぁここに血判じゃなくてふたりとも魔術使えるんだったらサンドマジィで。よろしく」

「「ダコー」」

うわぁ魔術の血判。初めて押すなぁ。



じゅぅぅ


なにこれ!なんか引き出せれる感覚。放出しかしたことなかったから新しい感覚だ。

「よしよし。あとはそうだな。衣装はどうする?」

、、、いしょう。採寸、、、ちょっとえぇ?

「採寸ってする?」

「あぁ。当たり前だ。」

やばいやばいやばい。ってことはあれよね、、ありえないやばい

「ちなみにに採寸師さんは男性ですか?」

「ああ」

やばいおわったロリ設定で行こうと思ったのに。

「じゃぁ先テルでよろしく。」

その間に衣装でも選んでよ。このローブは外せないから下の服をどうするかでしょ。動きやすいのがいい。ハーフのズボンとそうだなトップスは肩出しか。一番マシなの。ほかは全部際どすぎる。

「準備に数分かかるがいいか?」

「はい。」

ふーっていうかだけど。

「ねぇテル。なんか視線を感じません?」

「ロゼもそうか。僕もひしひし感じてたよ。」

やっぱりそうよね。真後ろ中の真後ろらへんか。身長は二メートルくらいの巨人。私の場合めっちゃ見上げないと顔が見れないね。

「どうします?」

事情を聞くか。ふつーに56すか。殺人なんてしたことないけど。

「話し合いで和解しよう。」

「そうだね、テル。」

「みねぇ顔だなぁおめぇらだれだぁ?」

「あぁ私達は本日ギルド登録させていただいた。ロゼとテネブルです。」

さぁこのガタイの良い怖いやつはなんて答えるのか?

「そうかいそうかい俺らぁ新入りにはぁ絶対決闘を申し込むって決めててよぉ」

「やってぇ」

「くれるぅ?」

くっまじか。今はワイヤーと剣しか持ってない。ロッドがないとまじで魔法は使えんあと五回が限界だ。

「あの、君。一つ提案があるんだけど。」

__1週間後にしない?___

「は!?何いってんだよ。いまからやるのが大事だろうよ!」

いやテルありがとう。まじで天才すぎ

「私ら。さっき特大モンスターに遭遇したばっかでめっちゃ辛いんですよね。でも1週間後なら元気maxで望めるけど?」

「むぅ、、それもそうだな。じゃあ1週間後の11の刻までにギルドの広場で待ち合わせな」

「賛成っす親方ぁ。」

「無理強いも良くないっすもんね」

あぁ最悪とまではいかないけどやばいことになっちゃった。まじかよ。じゃあしょうがないこれをっやってみるしかないか。

「テル、、。お願い♡ロッドかって?」

自分が見たら吐き気がしてくるであろう最高の上目遣い&猫なで声。どうだこれは

「しかたないなぁ♡ってなるわけなかろうが。自分で調達しろ。」

やばいやばいやばいやばいただ黒歴史をさらしただけになった。

「ロッドってどこに売ってるの?」

「は?何いってんだよギルドで護衛つけてもらって、まぁ金は払わないといけねぇけど。んで自分で迷宮潜って取らないとロッドは使えないぞ。売ってるものはほとんど低級品。全部ちっこい宝石しかついてない。ロゼの魔力量じゃすぐ壊れるだろ。無詠唱ってやつ使えるんだろ?」

え、、じゃぁハイルお兄様が使ってたのってあのおっきい宝石って、、。自分で採ってたの?

「でも、、テルだって今の私達にそんなお金ないじゃん。」

「だから護衛無しで潜るんだよ。明日行くぞ。」




「ねぇテルなんでこの迷宮にしたの?」

「、、、空いてるとこがここしかなかったから。」

「へ〜」

、、、でかいんですけど初心者二人だけてくるような場所じゃない的なオーラがめっちゃ出てるんですけど何がやりたいの?まぁとりあえず

「「潜るか」」

わぉハモったね

ガラッ

「何!?」

テルったら自分でここ!って選んだくせにふつーにビビってるじゃ、、ん、、。

「テル逃げるよっ」


グオォォォォォォォ


魔物との遭遇率ってこんなに早いもんなの!?逃げ切れないっ

「っ魔術発動!回覧の一!リエ!」

縛れるかな?ここにテルが斬撃を加えれば行けるかもしれんけどあいつ動いてないっ

「、、借りるよ!?」

「ロゼリア流剣術 リュミスラッシュ(軽い斬撃)

解説

この斬撃方法は魔法のスラッシュと身体の軽さを活かしたロゼリアならではの斬撃方法。

ただ魔術を使うため呪文を口にしなければ力は弱まる。


「テル!?おーいねぇ!」

「はっロゼっじゃないか。」

は〜なんで足がすくんじゃうんだろ。まぁいっか

「もうつかれた。運んで」

「何を?」

何をって一つしかないでしょ。

「私。」

「は?」

「だってロッド型魔術師に魔術と剣術を使わせた挙げ句自分も守らせるなんて図々しいことしかしてないよ。しかも張り切ってでかい迷宮に潜って私に迷惑かけてんのってテルじゃん。」

「はい、すみませんでした。」

「よろしい。」

ん〜、身長高すぎて登りづらいぞテルさんよ

「かがんで」

「はい。すんません。」

よしよし多少は乗りやすくなったか。

「でテル。魔物との遭遇率ってこんな高いものなの?」

「いや。逆にこんなに早く遭遇するなんて珍しいな。運が良かったのか運が悪かったのか。まぁロゼが討伐してくれたでかいやつの魔石は取っといたから後で換金しような。」

へ〜魔石って売れるんだ。っていうかなぜ私一人に倒させたっていうかなんでこんな大きいとこを選んだんだよ、、。まじでさ、、もう少し探したらちょうどいいとこあるだろ。人が多くてもさ。

「テルって意外といやふつーにバカ?」

「は?そんなわけなかろうがってあれなに?」

「そんなの私に聞かれて、、も、、」

「「ギャァァァァァァァァァァァ!!」」

「まっま魔術発動!回覧の二!カノアァァァっ」

「¥@*:+!?」

ドォォン

ビシャァァァ

「はぁスケルトンってこんなにでかいっけ?」

「いや、、そんなことはないかな。」

威圧感やっばまじでビビってカノア出しちゃったじゃん。あぁ貴重な魔力が、、。

「っていうかさぁ魔術師ってロッドなしで魔法使えるっけ?」

「いや、ふつーは使えないけどね、まぁうんそーゆーことや」

テキト−に誤魔化しとけば大丈夫でしょ。テルだし。

「ってかあのドデカスケルトンどうやって倒すん?ひざのとこの関節でも狙ってみる?」

「ん〜そうしてみよ」




_テネブル視点_

すこし遡る__

「ごめん採寸はまた後ででお願いし、よろしく。」

確かに採寸なんてしてる場合じゃないな。さすがロゼ。

「ロゼ〜先ギルド出てて。」

ロゼにそう声をかけて僕はすぐにギルドの人に声をかけた。

「ねぇ明日ロゼ用のロッドを採ろうと思うんだけどどこで採ればいいかな?無難に新人用かな?」

「あの子の魔力量によるな呼び戻してきて_」

「ロゼの魔力量は天神級だ。無詠唱魔術はまだだけどそのうち取っちゃうと思う。」

多分間違ってない。たしか魔術のランクは低いとこから順に 

地低級 ドワーフ級 獣人級 人族級 召喚級 海人級 エルフ級 神級 天神級 天空級 

ってあるんだよな。

最初はわかりやすいように名称で分かれるけどだんだんこんがらがってくるんだよね

「天神級だって!?今すぐ報告しなきゃ!」

「いや、まってくれあの子は知られたくない様子だったから。でどこの迷宮に潜ればいい?」

ぶっちゃけそれしか興味ない。

「ん、、。そうだな【死神の迷宮】か【悪魔の迷宮】レベルでちょうどいいんじゃないか?」

どっちもSSランク冒険者でギリのところじゃないかっん〜ロゼなら大丈夫かなぁ?

ロッドなくても魔術は使えるっぽいしなぁ

「ちなみにロッド無しで魔術って使えるの?」

「何いってんだ?そんなヤバいヤツいるわけない。天空級の魔術師だってきついんだぜ?低レベルの魔術一回こっきりしか使えないんだ。」

えぇ?じゃあもっと上の迷宮もぐんないとすぐ壊れちゃうじゃん。

「ちなみに【死神の迷宮】と【悪魔の迷宮】以上の迷宮ってあったりするの?」

「あるにはあるぞ。そうだな、、【天下一統の迷宮】か。未だにそこのロッドを持って帰ったやつは居ないな。」

「ふぅんそっかありがと〜」

「お前、、行くなよ、、【天下一統の迷宮】は。せめて【死神の迷宮】程度にしときな。そこなら案内を出せるし。」

んーでもすぐ壊れちゃいみないんだよなぁまぁいっかでも提示されたものを選ぶなんて嫌だよねー

ってことで答えは

「じゃぁ悪魔の迷宮に行こっかな?」

「まぁ【天下一統の迷宮】にいかれるよりはましか、、。頑張れよ」


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