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一話 そんなことってあるの?破茶滅茶すぎるでしょ。

 わたくしはペティーユ・ロゼリアでしてよ。まぁ引きこもりですけれど。

 今は9歳。もう少し大きくなりたいわ。

「お嬢様。お友だちのジョンティル・ジュレット様がいらっしゃいましたよ。」

 ジュレット⁉️来てくれたのね!

「ロゼリア嬢。こんにちは!」

「ええ。こんにちは。」

 そう、、ジュレットが来るにつれてだんだん思ってしまうのだけれど。頭わるそう。いやね、有一の友達にねこんなこと思うのもやっぱりだめなんだろうけど。おすすめの学問書でも勧めてあげようかしら?

「ジュレット。一緒に学問をやってみない?オススメの物があるのよ。」

 食いついてくれるかしら?

「なぜ学問?ロゼリアは好きなのですか?」

 、、、やらせようじゃないか、、、

「え、、えぇジュレットも好きだといいと思ったのですが、、。もしかして迷惑でしたか?お嫌いでしたか?」

 言うときに少ししょんぼりするのがポイント。って何やってんだか。

「え、、や、、そういうわけではないのですが、、。少し苦手でして。」

ふーんそういう価値観の人もいるわよね。魔術も学問も武道も楽しいと思うのだけれど。

「何がお嫌いなのですか?」

「えっ、、と文章と、創作と魔術と数学と、、、」

多い多い多い多い長い長いっ一つずつ教えるかぁ。こんなふうに思うわたくしは世話焼きなのかもね。

ていうか最初の文章、創作、魔術はわたくしの得意分野じゃないの。これならさくさくと教えられるわ。

「ふふ。そのようなあたりはわたくしにお任せしてください。得意なのですわ。」

「本当ですか!?実は全然わからなくて、、。」

9にもなってわからないっていうのも問題だけどね。まぁ学園に入るのは再来年__11からだし大丈夫か。



時間が立つのってあっという間なのね、、、

「ふふ。楽しい時間をありがとうございました。ジュレット。」

「こちらこそ、では()()

その()()が来る日はいつなんだろう?


その1週間後。また侍女からジュレットが来てくれたという報告を受けたわ。

「ロゼリア!勉強を教えてください!」

前よりも前向きになってより良くなった気がするわ。

「わっすごいですわジュレットこのあたりの表現の仕方。比喩が綺麗に使われていてとても引き込まれますわ。」

「ありがとうございます。ロゼリアが教えてくれたおかげですね。もしロゼリアならばどのような表現をするのですか?」

「_わたくしなら__」



コンコンッ




「どちら様?」

「父さんだ。少し良いか?ロゼリア。」


これは長引くやつね。さきにジュレットを返しておきましょう。

「ジュレット()楽しい時間をありがとうまたいらして。」

「わかりました。また教えてね」


「ロゼリア。ついてこい。」

「ええ。お父様。」

なんだろう?嫌な予感がするのはそうだけど。線が細い父にしては普段よりも威厳がすごいわ。

「話があるんだ。」

そう言われながら進められたのは父の執務室だった。

「ロゼリア。お前は今の暮らしについてどう思う?」 

どういう質問なの⁉️まぁ結構堅苦しすぎる気もするけどなぁ取り繕っておくか。

「とても満足してますわお父様。」

「そうか、、。ならもしくらいが落ちて今までの暮らしが崩れるとしたらどうだ?満足できるのか?」

え、、どういう質問?←二回目

「満足、、、できると思いますわ。」

「ではもし、死ぬか庶民になり生きる道を選べと言われた場合はどちらを選ぶ?」

ん〜?でも死ぬか生きるかでしょ?庶民になったってどうにでもなるでしょ。

「生きる道ですわ」

「そうか。お前は魔術ができて、さらに頭も良いと聞いた。次は武芸を学んでおけ。」

「わかりましたわ。」

新しい目標発見!突き進むのみ!


「本日からお嬢様の武術指導者になりました。アントラといいます。」

ふ〜んなかなかの色男、、ってやつだ。←恋愛小説のマネ

「アントラね!わかったわ」 

「で、お嬢様は使ってみたい武器とかあるのかい?」

「、、、ロゼリアでいいわ!剣!短剣を使いたい!」

短剣!短剣なら衣服の中に隠せるとお父様が言っていたわ。

「ロゼリア様。短剣術は危険ですよ。近距離戦になるのでそれでもいいのですか?」

「もちろん!」

いざというときにできないとだめだもんね。



づがれだ(疲れた)、、。っていうかハードすぎるわ!」

ここ一ヶ月ずぅぅっと!おかげで少しはいろいろできるようになったけどさ。まず短剣を槍のように投げさせられて、対人戦では首元に突きつけられて、しまいにはヒトに見立てたやつの肝臓に命中するまで投げさせられたし。短剣ってこうさ、なんかあるじゃない?

『ロゼリア、ロゼリア。』

誰?

「だれっ」

何っ?だれよ姿を表しなさいよ。

『ロゼリア__助けて、、運命を自身の手で変えて』

「ひゃっ」

「あぁぁぁぁぁっ」

「お嬢様っ!?」


「うあっ」

「旦那様っお嬢様がめを覚めしましたよっ」

「ロゼリア。ロゼリア大丈夫か。ごめんな。」

「お父様?」

なにこれちょっと、お父様老けてない?自分の体に異変はないだ、、ろ、、うし?

ってなにこれ!?でっかくなってない?ちょっとだけど。

「ロゼリア。荷物をまとめなさい。私のことは忘れて自分自身の道を生きなさい。」

「はい。」

「にしても伸びないなぁもう1()7()にもなるというのに。」

、、、え?17!?9の間違いでは!?

「おいペティーユの旦那!早くこいっ」

「お父様!?」

「いいから。荷物をまとめろ早く早くだ。そしてお前にはこれを渡しておこうか。」

え、、え?何が起こってるの?

「お前は民として生きるんだ。」

うぇ?っていうか箱っ箱重いって!

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