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アストリアとアタナーズ〜若き皇帝陛下は、幼い妹殿下を愛する〜  作者: 下菊みこと


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12/22

アストリアの魔力酔い

「アストリア、今日はなんだか元気がないね」


「うん。なんか…」


「どうしたの?」


「頭がふわふわするぅ…」


アタナーズはそういえばと思い出す。たまに、聖魔力の使いすぎで不調を起こす場合もあるらしい。そこまで重い症状にはならないので大丈夫だと聞いてはいるが…。


「アストリア、今日は大事をとってお休みするかい?」


「やだぁ!」


「…お休みいやなの?」


「うん、だってみんな喜んでくれるからぁ…」


「…そっか」


アタナーズは少し考えて、ガビーに言った。


「無理そうだったら、引きずってでも連れ帰ってきてくれるかい?」


「キュルキュル」


「頼んだよ」


そして今日も聖女としての修行兼お仕事に向かうアストリア。アタナーズは心配そうに馬車を見送ったが、その後の仕事はきっちりこなした。


















一方のアストリア。ふわふわした気分になりつつも、きちんと聖女としての仕事をこなしていた。ただ、司教たちもアストリアが魔力酔いしているのに気付いていたので無理はさせずちょくちょく休憩を挟んでくれた。


ガビーはガビーで、アストリアが休憩中に良く休めるように専用のリラックスルームで一生懸命にマッサージしていた。マッサージが心地よくて眠りそうになっては頑張って起きるアストリア。


「えへへ。ガビー、ありがとう。気持ち良くて眠っちゃいそう」


「キュルキュル」


「えー、だめだよ。ちゃんとお仕事しなくちゃ」


「キュルキュル」


「んー、でも大丈夫!まだ頑張れるよ」


そしてまた仕事に戻っていく。ガビーはそんなアストリアの横を決して離れなかった。


そしてアストリアは司教たちやガビーのおかげもあって、頑張ってお仕事を完遂した。帰ってからお夕食を食べた後速攻で寝てしまい、お風呂に入るのが深夜になってしまったのはご愛嬌である。

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