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蛇眼破り  作者: 石笛 実乃里


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170/221

第170話 第10章「逃避行」その5

ともに列島世界を旅してくださっているみなさま、いつも本当にありがとうございます。

今日は夏休みスペシャル?で初の2日連続投稿にチャレンジです。

みなさまお読みいただければ幸いです。作者・石笛 実乃里より。

一見北練井にもいそうな常人の町人風な男だった。

それが雪音が初めて意識して見る霧の民であった。

霧の民の男は馬上の小三治(こさんじ)に笑って話しかけた。

「よお、小三治。今日は何だい?後ろの男の子はだいぶ具合が悪そうだが」

「そうなんだ、メイモクさん」

小三治は答えた。

「悪いが今日は何も持ってこれなかった。北練井(ほくねい)のてんやわんやでそれどころじゃなかったのさ」

「まだ俺はなにも聞いてない。あとでゆっくり聞かせてくれ」

メイモクと呼ばれた男は言い、続けた。

「それにしても、その後ろの男の子はだいぶ具合悪そうだな。さてはヨルンバ婆さんに頼るつもりだろ?」

「その通りさ」

小三治は答えた。

「早速だが案内してもらえるかい?ヨルンバさんがいま時間が空いてればいいんだが」

「時間ならたぶん大丈夫だろう。ただあの婆さん、ちと気難しいからな」

そう言いながらもメイモクは集落のさらに奥へ歩き出した。

小三治と意識朦朧なままの蒼馬、雪音、恩御姉が馬に乗ったまま後に続いた。

かれらはすぐに似たような別の小屋の前に着いた。

「婆さん、いまはこの小屋で暮らしてる。朝起きるの遅いからまだ寝てるかもしれん」

メイモクが立ち止まり、かれらに振り返って言った。

「ありがとう。とりあえず相談してみるよ」

小三治と雪音、恩御姉は馬を降り、協力して蒼馬を馬から降ろすと担ぐようにした。

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