第二の魔王誕生編 1-1 プロローグ
完全素人なので、下手です。稚拙です。
ごめんなさい。
読み辛さや、矛盾を少しでも無くせるように頑張って参ります。
よろしくお願い致します。
突然ですが、皆様、はじめまして。
私はセノンというペンネームで本を書いている者です。
この度、仲間達の協力の下、新作の小説が完成致しましたので発表させて頂きます。
お時間のございますお客様は、少しの間お付き合い頂ければ幸いです。
世界は大きく分けて2つ存在している。
人間と言う生き物が支配している世界、現世。
もうひとつは現世とは文化や生態系が異なる別の世界。
これはその現世とは異なる別の世界の物語である。
現世の者からは『異世界』と呼ばれる世界で、500年もの永き間この世界を支配していた、未だ嘗てない程の強力で凶悪な絶対的支配者の〈邪神・魔王〉率いる魔王軍とそれを討つべく魔王城に向かった〈勇者と5人の選ばれし戦士達〉の熾烈を極めた戦いが行われていた。
勇者は仲間の5人の選ばれし戦士達と力を合わせて魔王軍を壊滅させ、絶対的支配者の邪神・魔王を後一歩のところまで追い詰めた。
しかし、勇者自身も戦いの傷でボロボロになっており、使い慣れているはずの聖剣がやたら重く感じてしまう程であったが、最後の力を振り絞って魔王にトドメを刺そうと勇者が魔王に聖剣を振り上げ斬りかかった瞬間、魔王軍ナンバー2の〈悪魔神官ザギガル〉が物陰から突如として現れ、自身の持つ最強魔法を唱え、戦いで力の弱まっていた魔王、勇者と選ばれし戦士を纏めて吹き飛ばした。
それにより勇者と魔王は同士討ちという形で滅び、それぞれ『聖の神』と『邪の神』として生まれ変わった。
神の役目は『現世』より『後継者探し』を行い、その者をこの異世界に転生させなければならない。
神は後継者を選び、その者が転生されて来るまでただ眠り、転生と同時に神としての役割を終え、別の世界に転生される。
転生された後は『神』と言う存在ではなくなり、他の生物と同じ扱いになる。
転生の際は、善人、悪人関係なく皆『聖命力』という力が必要になる為、どちらかの世界で死亡した後、転生されるまで眠り続け、聖命力が溜まると転生される。
聖命力の溜まる速さには個人差があるが、神はすぐに溜まるため、後継者が転生されたと同時に自身も転生される。
また、転生されると前世の記憶や性格(心)はリセットされるが、神に選ばれた後継者たちの前世の性格(心)だけはそのまま残されている。
それぞれが現世より適任者を探し、
聖の神が、強く、皆に優しく、清く正しい聖の力に満ち溢れている完璧な後継者の善人を見つけ、
邪の神が、悪魔の様な風貌で、強く、皆から恐れられていて邪の力に満ち溢れている凶悪な連続殺人犯の死刑囚を後継者として選んだ。
死刑囚はやがて死刑となり、勇者より先に『魔王の後継者』としてこの異世界に転生された。
勇者となる善人はその輝かしい人生を全うして、魔王に遅れる事52年、『勇者の後継者』として転生され…る…はずだった。
時は遡る事、邪の神がまだ魔王として勇者との戦いの最中、魔王軍ナンバー2の悪魔神官ザギガルの究極魔法により吹き飛ばされる際に、ザギガル本人より彼が長年の研究で作り出したオリジナルスキル【聖邪変換】を授けられていた。
このスキルは凶悪な邪の力を持つ者のみが扱え、発動には膨大な邪の力が必要な為、使用可能回数は一度のみ。聖の力をそのまま邪の力に変換する事が出来るという恐ろしいものである。
転生は現世とこの異世界の間にある転生空間で行われる。
邪の神が死刑囚を転生させ、自らも別の世界に転生する際、聖の神はまだ眠っており、その隙に、今はまだ現世に居る勇者の後継者が異世界に転生される時に聖の力を邪の力に変換させる聖邪スキル変換が発動するように転生空間に細工をしていたのだった。
普通の者は死亡すればすぐに次の世界への転生のために眠りにつく為、転生空間の存在を知っている事や細工など手出しが出来るのは死亡後も自我のある『神』という存在のみである。
その為、なぜザギガルはこのスキルを死にゆく魔王に授けたのか。
作り出したは良いが、発動には膨大な邪の力が必要な為、自分の力では発動さえすることが出来ない為なのか…
勇者が死んでしまって使う相手が居なかった為なのか…
はたまた何か考えがあっての事なのか…
その真意は不明なままである…。
細工を終え、永きに渡り邪の道を歩んだ〈邪神・魔王(邪の神)〉という存在は不敵な笑みを浮かべながら別の世界に転生されて行った…。
それから52年の歳月が流れ、勇者の後継者がこの異世界に転生されて来る瞬間、邪の神が仕掛けた『聖邪変換スキル』が発動した。
あっという間に溢れる程の大量の聖の力はその力を保ったまま邪の力に変換されて行った…。
聖の神は自らも転生されようとしていた時、その様子に驚き、咄嗟に考えた。
そして、自らの持つ聖の力に次の世界に転生して生命として生きていく為に必要な『聖命力』を合わせ、強力で膨大な聖の力を作り出し、後継者にぶつけた。
聖の力が後継者にぶつかった瞬間、邪の力と聖の力が交わり、戦い、凄まじい閃光が辺りを包んだ……。
聖の神は閃光の中、勇者がどうなったのか見届ける前に聖命力を使い果たし、次の世界に転生される事なく消えて行った…。
それからしばらくして、一人の赤ちゃんがこの異世界の外れにあるアリキタリナ祠という所で祠の近くにあるアリキタリナ村に住む村人夫婦に発見された。
祠で発見された赤ちゃんは〈アーク・セイン〉と名付けられ、村人夫婦に大事に育てられ、すくすくと育って行った。
それから12年の歳月が流れた__
稚拙な文章の羅列をご覧頂き本当にありがとうございました。
作品の深さがない為、経験を積んで作品に深みを出せるように精進して参りたいと思います。
よろしくお願い致します。