お腹に煮詰めたひみつ
いえなかった 秘密があるんだ
そのひみつはね、とても気持ちが悪いんだ
吐き出したいけど みせられないのは
いつもうしろめたさばかり
こころをひらけば受け入れられるの?
分からないまま 薬を一粒
噛みしめるように飲んでみた
終わらない毎日にタイムリミットをセットして
ほんの少しの安心を手に入れる
目覚ましの鳴るまえに 吐き出せなければ
このひみつはだれにも理解されずに
わたしにさえもゆるされないまま
きえてゆくんだ 暗くひとりの夜の底
分かち合ってよ 同じおもいをいだいてほしい
泣き出したいような望みを枕に
気がついてくれたら、と目を閉じながら
ほんの少しの夢をみる