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詩集をチクチク刺繍する

お腹に煮詰めたひみつ

作者: わだか

いえなかった 秘密があるんだ

そのひみつはね、とても気持ちが悪いんだ

吐き出したいけど みせられないのは

いつもうしろめたさばかり


こころをひらけば受け入れられるの?

分からないまま 薬を一粒

噛みしめるように飲んでみた


終わらない毎日にタイムリミットをセットして

ほんの少しの安心を手に入れる

目覚ましの鳴るまえに 吐き出せなければ

このひみつはだれにも理解されずに

わたしにさえもゆるされないまま

きえてゆくんだ 暗くひとりの夜の底


分かち合ってよ 同じおもいをいだいてほしい

泣き出したいような望みを枕に

気がついてくれたら、と目を閉じながら

ほんの少しの夢をみる

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