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近くも遠いあの日々  作者: 麦藁菊
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長旅

バイクで旅をしたいと思う今日この頃

楽しんでいただけいるように頑張ります!!

両親の話では僕は未熟児で生まれたらしい

そのせいか分からないが小さいころから体が弱く、体を鍛えようと運動をやってみても喘息のような発作があらわれ途中でやめざるをえなかった

学校の体育は毎時間見学しかできず、休み時間も教室の窓から校庭で遊ぶみんなの姿を眺めることしかできなかった

そんな生活を続け、高校2年生の夏

母の提案で母方の祖父母の実家に行くことになった

祖父母の家はいわゆる田舎で、周りにはゲーセンやカラオケどころかコンビニすらないと言う

しかし、担当医も今の空気があっていないかもしれないというので祖父母の家に行くことを決意した

「いや~、電車が無いから車で来てみたが、なかなか長い旅だったな~」

「ずっと座ってたからケツが痛くてしょうがないよ」

父の言葉に若干の嫌味を混ぜた口調で返す

母がサービスエリアで下りればよかったでしょと言ってきたが

そこは5時間で着くと父に嘘をつかれたと返しておく

父は笑っているが家を出てからすでに8時間を過ぎている

普通の人ならこの3時間はそれほどでもないのかもしれないが、僕は体のせいもあってあまり長いこと同じ体勢をとっているのがつらいのだ

高速道路をおりて田舎の道路を通っているからとシートベルトを外し、横になる

「そんなことしてたら急ブレーキのとき危ないわよ」

「大丈夫だって。ちょっと寝るから着いたら起こして」

母の注意に返事をしつつ寝ようと思ったとき父が笑った

「残念だがそんな暇はないようだぞ。もうすぐ着くぞ」

父の言葉を聞き体を起こして前を見る

そこには古き良き日本家屋がある。パッと見た感じでも自宅の1.5倍は広いのが分かった

「大きいね」

「なんでも昔は豪農だったみたいよ?今はほとんどの土地を売っちゃったみたいだけどね」

母の説明を聞いているうちに門を通り抜け敷地に入る

玄関の前には祖父母が待っていた

「よく来たね~。長旅だったでしょ?ゆっくりしていきなさい」

「ごめんお母さん、私たち明日も仕事なの。悪いけどこのまま帰らせてもらうわ。圭のことよろしくね」

母の言葉に若干がっかりしたような祖母だがすぐに元気になり

「久しぶり圭ちゃん。前会ったときは小さかったから覚えてないかな?ずいぶん大きくなったね~」

と言いながら頭をなでてきた。不思議と懐かしい気がしてちょっと嬉しかった

父と祖父は僕の荷物を運んでいてくれたらしい

父はそのまま「元気になったら迎えにくるな!!」と言って笑いながら車に乗った

母も祖父に簡単に挨拶を済ませ車に乗った。そして出発するときに窓を開けて「圭もあばあちゃんたちの言うこと聞きなさいね。じゃあね」と言ってそのまま行ってしまった

「さあ圭祐、中に入りなさい。長旅で疲れただろう?」

両親を見送り、祖父の言葉で家の中に入ることにした

夏休み初日

今日からここが僕の新しい生活する家になる

(けい)とは主人公のことで圭祐(けいすけ)と言います

容姿などは本編の方で紹介となります

文の構成などで意見などがありましたら教えていただけるとありがたいです

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