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は?

 

 このダンジョンは現在戦力が増えたことで班を再編成した結果、名付きはツーマンセルを採用しいる。

 組み合わせは、

『六花&水奈』『久遠&刹那』『コクホウ&ナデシコ』『アスラ&ツムギ』

 

 アスラとツムギ以外の組み合わせは前衛と後衛でバランスを取り、どっちか片方は回復が可能なようにしてある。

 そして六花と水奈は水奈が前衛でガードしつつ、水奈が相手を濡らして六花の氷攻撃を効きやすくし、

 久遠と刹那は後衛の久遠の幻術と前衛の刹那の素早い動きで敵を翻弄し、

 コクホウとナデシコはコクホウが敵を一手に引き受けナデシコがそれに対して回復や補助、

 アスラとツムギは前衛で後衛が変幻自在に入れ換わり、片方が敵を引き付け、もう片方が背後から糸で動きを阻害する感じだ。

 とはいえ、2層ボスのコクホウとナデシコは2層に侵入者が来て現在は戦闘してないので、実際にこの戦法をやってるのは遊撃の久遠&刹那と1層のアスラ&ツムギ……それとしばらく3層には来そうにないので野生動物のモンスターが侵入してきた時に戦わせてる六花&水奈だけだ。

 ちなみに水奈は凍死寸前から回復したせいか氷属性に耐性ができたらしく、現在では3層でも生活できるようになっている。 

 コクホウとナデシコは多少模擬戦で鍛えているが……まぁ問題ないだろう。なんかあいつら、妙に仲がよくて息がピッタリだし。……河童と蛇で恋愛って成立なんてしないよな?

 

「ニャァ」

「クォン」

 

 っと、刹那と久遠が帰って来たな

 

「おかえり。久遠早速だが転移法陣にどんな細工を仕掛けられるかおし……」

 

 って、六花か水奈がいないと久遠の言葉わかんないじゃん! だいたいのニュアンスとかはわかるけど、具体的にはわからんぞ。

 

「クゥ?」

「ニャ?」

 

 突然言葉を切ったから久遠と刹那が不思議そうに小首をかしげる……ああ、めっちゃかわいいなぁ……。

 

「いや、な、久遠に聞きたいことがあったんだけど、六花か水奈がいないとな……」

 

「クゥ~ン」

「ウニャァ……」

 

「……あ~、まぁそんなに落ち込むな。すぐに六花も帰って……」

 

 ──ブーブー

 侵入者が1層内部に現れました。

 

 ん? また侵入者か? なんかメッセージが微妙に違ったけど……あっ、さっそく転移して来やがったのか。

 

 1層には六花達が居るから大丈夫か?とりあえず状況を見たいから刹那達を向かわせて見るか。 

「久遠、刹那、帰って来てすぐにとんぼ返りになってすまないが、1層に……」

 

 ──ブーブー

 ヒューマン4体の侵入を確認しました。

 

 久遠と刹那に指示を出そうとしたところで再度メッセージが流れてきた。


 ──詳細

 1層内部:冒険者・ローグレベル13、冒険者・戦士レベル15、冒険者・魔法使いレベル27。

 

 ちっ、二面作戦か。このローグと戦士はさっき追い払った奴だろうが……レベルの高い魔法使い……こいつの転移で来たのか……。

 

 ──1層入り口:放浪者・天馬聖騎士レベル105。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はい?

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