表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/163

現状確認

 

 ブレスレットを拾い上げ、一旦椅子に座る。どう使えばいいかわからないので、じっくり腰を据えて調べた方が良さそうだ。

 

 しかし、なんか急に暑くなったな……。あまり蝋燭には近付きたくないが、光がないとうまく調べられないから我慢だな……。

 

 とりあえずブレスレットを角度を変えながら眺める……前に先にステータス確認しとくか。

 

 

「ステータス確認」

 

 名前:

 レベル:1

 性別:男

 種族:ヒューマン/ダンジョンマスター

 クラス:ヤングヒューマン/見習いダンジョンマスター

 称号:NEW《火を厭う者》 NEW《早とちり》

 スキル:《迷宮運営》 NEW《氷属性吸収》

 ◆能力値

 HP:100/100(+10)

 MP:100/100(+10)

 STR(筋力):10(+10)

 SOL(耐力):10(+10)

 INT(知力):10(+7)

 MIT(魔力):10(+10)

 MIN(精神):10(+10)

 DEX(器用):10(+10)

 AGI(敏捷):10(+13)

 LUK(運勢):10(+10)

 

 なんか何もしてないのに既に早速NEWのマークが付いてて、ステータス補正を受けてるんだが……。

 って言うか、ダンジョンマスターって種族なんだな……。ヒューマンとの二重表記だけど。

 

 ──▽クラス・称号詳細

 《見習い(ノービス)ダンジョンマスター》

 未熟なダンジョンの支配者。ダンジョン内にいる限り全能力に10の追加補正が入り、ダンジョンから出ると全能力が半減する。また未熟なためダンジョンコアへの干渉力が弱く機能使用に制限があり、程度の低い作成しか行えない。

 

 《火を厭う者》

 火を徹底して嫌う者に贈られる称号。自分・配下の火属性攻撃・防御力に5%の減少補正と水・氷属性攻撃・防御力に5%の追加補正が入り自分と氷属性の配下は氷属性攻撃を吸収できる。

 

 《早とちり》

 早とちりするおっちょこちょいに贈られる称号。INTに3の減少補正とAGIに3の追加補正が入る。

 

 ──▽スキル詳細

 《迷宮運営》

 ダンジョンの改築改装、モンスターの作成や改良を行える。

 

 《氷属性吸収》

 氷属性の力を吸収し自身の力に変えるスキル。

 

 

 

 称号は行動によって付くんだな。別に徹底して嫌っているわけではないが《火を厭う者》が付くのはわかるんだが《早とちり》はなんでだ?

 特に早とちりした覚えなんてないし……。

 

 起きてからの行動を思い返し、視線を移しているとさっき感じた違和感の正体に気付いた、それと同時に《早とちり》が付いた理由も。

 

 床が煤けていない。

 

 燃える羊皮紙を落としたのに焦げ痕どころか煤も付いていない……つまりあの火では延焼が起こらず、あわてて火を消す必要はなかった。だから《早とちり》付いたんだな。……早とちりってわかっているのに《火を厭う者》が付いたのは若干納得いかない……。 

 ……ん? もしかして急に部屋が暑く感じるようになったのは《火を厭う者》の所為か?

 火が消えた後から暑く感じ始めたし……まぁ我慢できんことはないからブレスレットを調べるか。

 ブレスレットを眺め、いじり回してみるが特に何も起きない。

 仕方がないので腕に嵌めてみると突然空中にウィンドウが現れる。

 ウィンドウを覗き込むと腕輪の使い方が書かれていたので読んで理解していく。

 どうやらウィンドウに書かれている項目をタッチしながら操作するのが基本だが、音声入力でもいけるようだ。

 音声入力の方は曖昧な指示でもいいらしいが、最初はウィンドウを操作した方が良いらしい。。

 ……ところでウィンドウって何だろうな?

 

 ウィンドウを操作し確認していくとモンスターの項目があり、開くとモンスターの名前と数字が書いてある。

 数字は1~数十……これは消費ポイントかな?

 しばらくページをスクロールして見ていくが、ぶっちゃけショボいモンスターばっかりだ。まぁ、ニュービー仕様だから当たり前……お、西洋的なモンスターだけでなく妖怪もいるのか。

 

 ……やっぱり暑い、部屋の暑さは我慢できても蝋燭の火はキツい。でも離れると見えないしな……光系の何かを召喚するか?

 でも大概光って熱があるしな……ホタルの光は熱がないらしいけど、あんなのじゃ足りないし、ファンタジー世界だとでかいホタルもいるかも知れないけどでかい虫なんて嫌だし。

 この中に何かいい案ないかな……。

 

 ディスプレイを操作していくとちょうど良さそうなモンスターが目に入る。

ステータスのSOLはsolidでMITはmightです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ