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第二話・倉庫と二人組

気がつくと俺は変な倉庫みたいなところで倒れていた。


「んーここが異世界ってことでいいのかな?」


そしてあたりを見回した

この倉庫みたいなところには、わらと鍬だけだった。

俺の頭の中であの神がいったことをおもいだしていた。


「じゃあまず、やるべきことは、あいつから貰ったものを確認しないとな」


そういい自分のパーカーのポケット等を探した。


「ん?」


疑問が浮上した


「金がない・・・」


神がくれるといった金がない

「あいつケチったな!」


あのやろう神なのにケチったよ


「まぁいいや」


金なんか冒険者になったら手にはいるだろう


「うーんどうしようかな」


そう考えていると外の方から話し声が聞こえた。


「ここには居ないんじゃないか」


最初に聞こえた声は少々高い声だった


「だがリーダーには隅々まで探せといわれたからな」


次に聞こえてきた声はさっきの奴と真逆で野太くドスの聞いた声だった


「ヤバイ!」


俺は今話してた奴等がこっちに来てることを知り焦った、そして咄嗟にわらの中に入った。

そして倉庫の扉が開いた

俺が予想していたのと殆ど同じであった、予想はドスの聞いた声はゴツくて、声が高い方はヒョロヒョロしていると

そして俺がなぜあいつ等の外見がわかったかは、俺がわらの隙間から見たからだ。


「やっぱりいないじゃん」


「いいや人の気配がする!」


そういってゴツいのが周りを見て回ってる

俺はヤバイと思い見つからないように身体を丸めた


なんか光る物が下に落ちてる

そう思い拾い上げた

暗くて分からないからポケットにしまおうとしたが考えた歩いた時にジャラジャラ五月蝿いとだから、

靴の中敷きの下にいれた。


「おいテルカちょっとこっちこい」


テルカと呼ばれたヒョロヒョロしたのがゴツいのが居るところに走っていった。


「それでなんだいラミー?」


ゴツいのの名前がラミーと言うのか


「あそこ等へん怪しくないか?」


多分ラミーとやらはわらの場所を指したのだろう

ヤバイバレる、焦りで気が狂いそうだ


「いや別にどこも怪しくないじゃん

ただのわらじゃん」


ナイステルカ


「いや私は探すぞ」


ラミーお前!


「ハイハイ頑張ってね」


そういい扉から直線上にある何個かのわらの山の中からラミーは一番奥のわらから探している。

俺は扉の前のわらの中にいるから最後に探されるからまだ猶予はあるがどのみち捕まるんだろうな。

「これが最後だ!」


等々俺の所か

長いようで短い人生だったな俺


わらをかき分け俺を見つけたラミー

がテルカに向かってどうだといわんばかりのどや顔


これが俺の異世界最初の出来事

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